断熱・省エネ

【神奈川県川崎市】リフォーム補助金まとめ|2026年版完全ガイド

(初出: 2026/4/1・ 約12分で読めます
【神奈川県川崎市】リフォーム補助金まとめ|2026年版完全ガイド

川崎市のリフォーム、2026年度は最大200万円超の補助も — 30秒でわかる要点

川崎市にお住まいでリフォームをご検討中の方は、2026年度が動きやすい年です。 国の「住宅省エネ2026キャンペーン」(国土交通省・環境省・経済産業省の3省連携事業)が継続され、窓・断熱・給湯設備の入れ替えで1戸あたり合計200万円超の補助が見込めるケースもあります。さらに川崎市独自の太陽光・蓄電池補助(通称「たいせつ補助金」)、木造住宅の耐震改修助成、介護保険による住宅改修など、「国×市×介護保険」の3階建てで活用できるのが川崎市の強みです。

工事内容で迷ったら、まずは補助金診断で30秒チェック。制度の全体像はリフォーム補助金まとめでも整理しています。

この記事でわかること

- 2026年度に川崎市で使える補助金の最新ラインナップ

- 国の「住宅省エネ2026キャンペーン」と川崎市独自制度の違い

- 対象になる人・ならない人をチェックできるリスト

- 国×市×介護保険の併用で実際にいくら戻るのかのシミュレーション

- 申請の正しい順番と、よくあるつまずきポイント


川崎市のリフォーム補助金は「国」「市」「介護保険」の3層構造

川崎市民が活用できる補助金は、大きく3つのレイヤーに分かれます。国の制度は予算規模が大きく、省エネ・断熱に強いのが特徴。川崎市独自の制度は脱炭素(太陽光・蓄電池)と耐震に重点が置かれ、市の登録事業者経由で申請します。そして要介護・要支援認定を受けた方の住まいに対しては、介護保険による住宅改修費が別枠で利用できます。

それぞれ財源が異なるため、重複しない工事項目であれば併用可能です。たとえば「窓は国の窓リノベ事業、太陽光は川崎市のたいせつ補助金、手すりは介護保険」というように、工事項目ごとに使う制度を切り分けるのがコツになります。

以下は、川崎市で2026年度に活用が見込まれる主な制度の比較です。表のあとに、選び方の考え方を続けて解説します。

制度名 管轄 主な対象工事 補助上限(目安) 申請期限の目安
先進的窓リノベ2026事業 環境省 高断熱窓・内窓・玄関ドア 1戸あたり最大200万円 2026年12月31日まで(予算上限到達次第終了)
みらいエコ住宅2026事業 国土交通省 断熱改修・省エネ設備・子育て対応 1戸あたり最大60万円(条件で上振れ) 2026年12月31日まで(同上)
給湯省エネ2026事業 経済産業省 エコキュート・ハイブリッド・エネファーム 1台あたり最大20万円(撤去加算あり) 2026年12月31日まで(同上)
太陽光発電設備等設置費補助金(たいせつ補助金) 川崎市 太陽光・蓄電池・ZEH 蓄電池最大70万円ほか 2026年4月以降の受付開始(令和8年度公表時に確定)
木造住宅耐震改修助成制度 川崎市 1981年5月31日以前の木造の耐震改修 改修費の一部、上限約180万円 通年(予算枠の範囲)
介護保険住宅改修費 厚生労働省/川崎市 手すり・段差解消・滑り止め等 支給限度基準額20万円(原則1割自己負担) 通年(要介護認定者)

選び方は工事の「目的」から逆算すると迷いません。寒さ・暑さ・電気代対策が動機なら国の3事業太陽光・蓄電池で電力自給を進めたいなら川崎市の「たいせつ補助金」昭和56年以前の戸建てで地震が不安なら木造耐震改修助成家族の介護や転倒リスク対策なら介護保険住宅改修、というのが基本の切り分けです。


国の「住宅省エネ2026キャンペーン」— 川崎市民が一番恩恵を受けやすい制度

2026年度の本命は、間違いなく国の住宅省エネ2026キャンペーンです。先進的窓リノベ2026事業・みらいエコ住宅2026事業・給湯省エネ2026事業の3つを中心に、ワンストップ申請で複数の制度を一括で出すことができます。工事着手日は2025年11月28日以降が対象で、申請受付は予算上限に達するまで(遅くとも2026年12月31日まで)です。

ただし、複数事業をまとめて申請する場合でも、申請合計額が1戸あたり5万円以上でなければ申請できない点には注意してください。少額の工事だけでは対象外になるケースがあります。

各事業の主な補助単価をまとめると次のようになります。表のあとに、川崎の住宅事情に当てはめた解説を続けます。

事業名 主な対象 補助単価の目安 1戸あたり上限
先進的窓リノベ2026事業 内窓設置・外窓交換・ガラス交換・玄関ドア 性能区分とサイズ別に1か所数千〜数万円 200万円
みらいエコ住宅2026事業 断熱材・節湯水栓・高効率エアコン・子育て対応 工事項目ごとに定額 子育て・若者夫婦世帯で60万円(条件次第で上乗せ)
給湯省エネ2026事業 エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム 1台あたり6〜20万円(性能加算+撤去加算) 設置可能台数まで

川崎市の住宅は、宮前区・多摩区・麻生区など丘陵部の戸建てと、川崎区・幸区の中高層マンションが混在します。戸建ての場合は窓リノベ+給湯+断熱の組み合わせが王道で、合計100万円超えの補助が現実的に狙えます。一方、マンションの専有部リフォームでも、内窓・玄関ドア・ユニットバス内給湯器の交換は対象になりやすく、戸建てに比べて補助額は小さくなる傾向ですが、それでも30〜80万円規模の補助は十分視野に入ります。

ポイント: 国の3事業は「同一工事項目の重複申請は不可」ですが、「窓は窓リノベ、断熱材はみらいエコ住宅、給湯器は給湯省エネ」と工事項目を分ければ併用OK。窓リノベ事業者・住宅省エネ支援事業者・給湯省エネ事業者の登録を持つ業者を選ぶと、ワンストップ申請でまとめて出してくれます。


川崎市独自の制度 — たいせつ補助金と木造耐震改修

国の制度とは別に、川崎市が独自財源で実施している制度があります。代表的なのが「太陽光発電設備等設置費補助金(愛称:たいせつ補助金)」「木造住宅耐震改修助成制度」です。

たいせつ補助金は、川崎市の脱炭素戦略の柱として令和6年度に始まり、令和7年度は予算が約8億円に大幅拡充されました。令和8年度(2026年度)の詳細は4月以降に川崎市環境局から公表される見込みですが、令和7年度の補助単価をベースに概算しておくと判断しやすくなります。

設備 補助単価(令和7年度実績) 上限の目安 主な要件
太陽光発電(FIT非適用) 7万円/kW パネル容量に応じて算定 2kW以上、登録事業者施工
太陽光発電(FIT適用) 4万円/件 1件単位 同上
蓄電池 10万円/kWh 30〜70万円 太陽光と併設または既設併用
ZEH/ZEH Oriented/ZEH+ 25〜40万円/戸 1戸単位 性能基準を満たす新築・改修

申請は「オンライン手続かわさき(e-KAWASAKI)」から行い、設置工事を始める少なくとも4週間前までに申請書と見積書を提出する必要があります。問い合わせ窓口は川崎市環境局脱炭素戦略推進室(電話:044-200-2178)です。後追いで申請しても対象にならないため、業者と契約したらまず申請、というスケジュール感が大事になります。

もう一つの柱が木造住宅耐震改修助成制度です。1981年5月31日以前に在来工法で建てられた、市内の2階建て以下の木造住宅が対象で、川崎市の登録業者に依頼して耐震診断・耐震改修を行うと、改修費の一部が助成されます。助成上限は工事内容により最大180万円程度で、所有者本人だけでなく所有者から委任を受けた親族でも申請が可能です。市外在住でも、住宅が川崎市内にあれば申請できる点も特徴です。


あなたは対象?— 5項目チェックリスト

「制度はあっても、自分が対象になるのか分からない」という声をよくいただきます。以下の項目で3つ以上当てはまれば、何らかの補助金活用が現実的に視野に入ります。

  • ☑ 川崎市内の住宅(持ち家・戸建て・マンション専有部)を所有している、または同居予定
  • ☑ 工事はまだ契約していない(契約前の申請が必須の制度が多い)
  • ☑ 窓・浴室・給湯器・断熱材・太陽光・蓄電池のいずれかを工事予定
  • ☑ 工事をお願いする業者は登録事業者(または市の登録業者)を選べる
  • ☑ 工事費の合計が10〜20万円以上の規模になりそう

逆に、以下のいずれかに当てはまる方は、対象外または別制度の検討が必要です。

  • ☒ すでに工事契約・着工してしまっている(原則として遡及申請不可)
  • ☒ 投資用・賃貸併用の専用部分のみのリフォーム(対象事業が限られる)
  • ☒ 工事を依頼する業者が登録事業者でない(国の3事業は登録事業者必須)
  • ☒ 申請合計額が5万円に満たない(国の住宅省エネ2026キャンペーンでは申請不可)

国×市×介護保険を併用するとどうなる?— ケース別シミュレーション

実際にいくら戻るのか、川崎市民でよくある3パターンで試算してみます。金額はあくまで目安で、実際の補助額は工事内容・登録事業者の見積・予算消化状況によって変動します。それでも「ざっくりこのくらい」を知っておくと、業者との打ち合わせが格段にスムーズになります。

ケース 想定する世帯と工事内容 工事費 利用制度 補助額の目安 実質負担
ケースA 宮前区の戸建て(築28年)で内窓12か所+断熱材 約180万円 先進的窓リノベ2026+みらいエコ住宅2026 約95万円 約85万円
ケースB 多摩区の戸建て(築40年)で耐震改修+エコキュート 約260万円 木造耐震改修助成+給湯省エネ2026 約120万円 約140万円
ケースC 麻生区の戸建てで太陽光4kW+蓄電池7kWh 約230万円 たいせつ補助金(太陽光+蓄電池) 約56万円 約174万円

ケースAのように窓と断熱を組み合わせると、国の2事業だけで補助率が約50%に達することがあります。ケースBは耐震という命に関わる工事を市の助成でカバーしつつ、給湯器入れ替えで国の補助も取りに行く構成。ケースCは初期投資の重さで二の足を踏みがちな太陽光+蓄電池を、川崎市の手厚い補助で実質負担を3/4程度に圧縮する形です。

ポイント: 介護保険住宅改修(支給限度基準額20万円・自己負担1割)は、要支援・要介護認定を受けたご家族がいる場合の追加レイヤーです。手すりや段差解消は他制度と二重取りはできませんが、別工事項目との組み合わせは可能。ケアマネジャーに相談すると、工事前の理由書作成までスムーズに進みます。


申請の流れ — 6つのステップで失敗しないために

補助金で最も多いトラブルは、「順番を間違えて対象外になる」こと。とくに契約・着工前の申請が必要な制度が多いため、業者選びの段階から補助金前提で動くのが鉄則です。

ステップ1:使える補助金の候補を洗い出す

補助金診断で、お住まいの地域と工事内容から該当しそうな制度を一括チェックします。川崎市民の場合は、国3事業+たいせつ補助金+耐震改修の中から候補が出やすい構成です。

ステップ2:登録事業者の中から複数社に見積もり依頼

国の3事業は登録事業者経由でのみ申請可能、たいせつ補助金は市の登録事業者が対象。「補助金を使いたいので、登録の有無と申請代行の可否を教えてください」と最初に確認するとミスマッチを防げます。無料見積もりも活用してください。

ステップ3:工事契約前に申請(または予約)を済ませる

住宅省エネ2026キャンペーンは登録事業者がオンラインで交付申請を行います。たいせつ補助金は工事着手の4週間前までにe-KAWASAKIから申請。契約・着工後の申請は原則として認められない点に最大限注意してください。

ステップ4:交付決定通知を受け取り、契約・着工

交付決定通知が届いてから、業者と本契約を結び、工事に入ります。通知前に着工した場合、補助金の支給を受けられない可能性があります。

ステップ5:工事完了後に実績報告・完了届

工事写真・領収書・性能証明書などを揃えて、業者経由または自分で実績報告を行います。たいせつ補助金は設置完了届と請求書を別々の期限で提出します。

ステップ6:補助金が口座へ振り込まれる

審査が完了すると、登録口座へ補助金が振り込まれます。申請から振込まで3〜6か月程度かかることが多いので、資金繰りは「いったん全額を立て替える前提」で組んでおくと安心です。


よくある質問

Q1. 国の住宅省エネ2026キャンペーンと川崎市のたいせつ補助金は併用できますか?

A. 工事項目が重複しなければ併用可能です。たとえば「窓は国の窓リノベ、太陽光・蓄電池はたいせつ補助金」という切り分けが代表例。ただし同一の太陽光発電設備に対して二重に補助を受けることはできません

Q2. すでに工事契約をしてしまいました。今から申請できますか?

A. 残念ながら、ほとんどの制度は契約前または着工前の申請が要件です。例外として介護保険住宅改修は事前申請の理由書提出ルートがあるため、ケアマネジャーへの相談を急いでください。

Q3. マンションの専有部リフォームでも補助金は使えますか?

A. 内窓・玄関ドア・給湯器交換・節湯水栓などは対象になります。共用部に関わる工事は管理組合の決議が必要なため、個人で申請できる範囲を業者と確認してから動くのが現実的です。

Q4. 業者が「登録事業者ではない」と言われました。どうすれば?

A. 住宅省エネ2026キャンペーンは登録事業者でなければ申請できません。「窓リノベ事業者」「住宅省エネ支援事業者」「給湯省エネ事業者」の登録は事業ごとに分かれているため、依頼予定の業者に登録一覧へのリンクを共有してもらうか、別業者で相見積もりを取るのが解決策です。

Q5. 予算上限に達したらどうなりますか?

A. 国の住宅省エネ2026キャンペーンは予算消化次第、遅くとも2026年12月31日で受付終了です。過去のキャンペーンでは秋口に予算上限に達した事業もあります。夏前までに申請を済ませるスケジュール感が安全です。たいせつ補助金も予算枠を超えると年度途中で締め切られます。


参考・出典(一次ソース)


免責事項: 本記事は2026年4月時点の公開情報をもとに作成しています。補助金制度の予算枠・補助単価・受付期間・対象要件は年度や予算消化状況によって変更される場合があります。申請にあたっては、必ず各制度の公式サイトおよび川崎市の所管窓口で最新情報をご確認ください。本記事の情報により生じた損害について当サイトは責任を負いかねます。お困りの際は補助金診断から該当制度の絞り込みを、業者選びは無料見積もりもご活用ください。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
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