二重窓(内窓)を設置する場合、先進的窓リノベ2026事業の住宅の上限は1戸100万円です。実際の補助額は対象製品のサイズ・性能を基に計算し、窓リノベ単独で5万円以上必要です。
2026年9月11日に公式資料を確認しました。この記事では二重窓が対象になる条件と、見積もり時の確認方法を説明します。自治体の未確認の助成を足した「総額200万円」や、根拠のない光熱費削減額は受給・効果の目安にしません。

二重窓ならどの製品でも対象になる?

ポイント
- 工事: 外窓の内側に登録された内窓を新設するか、既存の内窓を取り替える工事です。
- 性能: 対象はP(SS)またはS。Aグレードの内窓は、この事業の対象ではありません。
- 設置位置: 外窓の開口面から室内側へ50cm以内に平行に取り付ける必要があります。
- 申請: 登録事業者との契約が必要です。DIYや施主支給は対象になりません。
製品名だけで判定せず、見積もりに記載された型番が補助対象か、サイズ・性能区分が性能証明書と合うかを確認しましょう。公式の内窓の要件と単価が根拠になります。
正しいサイズ区分と金額
内窓の面積を、ガラス交換の面積区分と取り違えないことが大切です。
| 内窓の面積 | P(SS) | S |
|---|---|---|
| 4.0㎡以上 | 140,000円 | 76,000円 |
| 2.8㎡以上4.0㎡未満 | 89,000円 | 52,000円 |
| 1.6㎡以上2.8㎡未満 | 58,000円 | 34,000円 |
| 0.2㎡以上1.6㎡未満 | 36,000円 | 22,000円 |
いずれも1製品あたりです。例えばP(SS)の大2か所と中5か所なら、89,000円×2+58,000円×5=468,000円になります。これは公式単価による仮の計算で、受給実績や工事費の相場ではありません。
Sの小2か所は44,000円で下限未満です。Sの中1か所と小1か所なら56,000円となります。工事費が補助額を下回る場合など、別の対象外条件にも注意します。
住宅・契約の確認事項
公式の対象要件では、既存住宅とは契約時点で建築から1年が経過した住宅、または居住実績のある住宅です。戸建て・マンションだけでなく、賃借人や管理組合等も対象者に含まれます。
ただし、借主であれば自由に窓を変更できるという意味ではありません。所有者の同意や管理規約、原状回復の取扱いを先に確認します。店舗など住宅以外の用途には別の区分・条件があるため、住宅の上限をそのまま当てはめません。
契約工事の着手は2025年11月28日以降が対象で、契約より先に着工した場合は対象外です。工事前写真も必要です。事業者に、申請に必要な写真・書類の担当を確認しておきましょう。
他の工事・自治体補助と組み合わせるとき

同じ窓や同じ開口部で、窓リノベとみらいエコの補助を重複して受けることはできません。内窓と外窓の両方を同じ開口部に施工しても、補助を二重に計上できません。
地方公共団体の制度は、国費が充当されているものを除き併用可能とされていますが、公式が別途認める例外もあります。自治体側の併用条件・対象経費・募集期間も確認が必要です。「自治体の補助だから必ず上乗せできる」とは判断できません。
比較する見積もりでは、次の項目をそろえてください。
- 窓ごとの型番・性能・面積・補助額
- 工事費、追加工事、申請手数料の有無
- 使う制度と、同じ工事への重複がないこと
- 補助金が出なかった場合の負担と、交付後の還元方法
予約と交付申請は別の手続き
公式の申請手順では、対象製品の決定と契約工事の着手後に、任意の予約ができます。見積もりや契約だけでは予約できません。
予約の最終期限は2026年11月16日、交付申請の最終期限は12月31日です。どちらも予算到達時は早まります。通常の予約の有効期限は提出から3か月と12月31日の早い方までで、一括申請には別の扱いがあります。
工事完了・引渡し後に登録事業者が交付申請を行い、交付された補助を契約代金への充当または現金支払いで還元します。工事後の交付申請を「手遅れ」と説明するのは誤りですが、工事前に確認・記録しておくべき条件はあります。
よくある質問
Aグレードは国の補助がすべて使えないのですか?
ここで対象外としているのは窓リノベ2026の内窓です。他事業やガラス・外窓工事では基準が異なるため、一括して対象外とせず、該当工事の要件を確認します。
内窓の性能が高ければ必ず得ですか?
補助額だけでなく、見積総額との差額と必要な性能で判断してください。特定の工事費や光熱費削減額はすべての住宅に当てはまりません。
借主が使えない制度ですか?
公式の対象者には賃借人も含まれます。所有者等との工事の合意を確認し、登録事業者を通じて手続きします。
内窓の補助額の計算ガイド、国の補助金比較、補助金診断を併せて利用してください。






