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マンションリフォームの費用相場|補助金で最大200万円安くなる方法

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マンションリフォームの費用相場|補助金で最大200万円安くなる方法

「マンションのリフォーム、いくらかかるんだろう?」「うちのマンションでも補助金って使えるの?」——そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、マンション(分譲)のリフォーム費用相場は300〜1,500万円。そして、マンションでも補助金は使えます。うまく制度を組み合わせれば、最大200万円以上の負担軽減につながる可能性があります。

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この記事では、工事内容ごとの費用相場から、マンションならではの注意点、補助金の活用法まで、初めてリフォームを検討する方にもわかりやすく解説します。

💡 ポイント: マンションリフォームは戸建てと違い「管理規約」という制約があります。しかし、その制約の中でも使える補助金はたくさんあります。「マンションだから無理」とあきらめる前に、まずはどんな制度があるか確認してみましょう。


📋 この記事でわかること

- マンションリフォームの費用相場【工事別の目安】

- マンションでも使える補助金制度【2026年版】

- マンション特有の注意点【できること・できないこと】

- マンションリフォームの進め方【6ステップ】

マンションリフォームの費用相場【工事別の目安】

マンションリフォームの費用は、工事の規模によって大きく変わります。以下は2026年時点の一般的な相場目安です。

項目 費用相場 工事期間の目安 補助金の対象
水回り4点セット(キッチン・浴室・トイレ・洗面台) 200〜500万円 2〜4週間
内窓(二重窓)設置 5〜15万円/箇所 1〜2日 ◎(最も手厚い)
フローリング張替え 10〜20万円/部屋 2〜3日 △(条件付き)
間取り変更(2LDK→1LDKなど) 100〜300万円 2〜4週間 △(条件付き)
スケルトンリフォーム(全面改装) 500〜1,500万円 1〜3ヶ月
バリアフリー改修(手すり・段差解消) 20〜100万円 3日〜2週間

マンションでも使える補助金制度【2026年版】

「マンションは補助金が使えない」——これはよくある誤解です。分譲マンションの専有部分(自分の部屋の中)のリフォームには、戸建てと同じように補助金を申請できます。

先進的窓リノベ2026事業【最大200万円/戸】

マンションオーナーにとって最も注目すべき制度がこれです。内窓(二重窓)の設置が対象で、1戸あたり最大200万円の補助を受けられる場合があります。

  • 対象工事: 内窓の設置、ガラス交換など
  • 補助額: 工事内容・窓の性能に応じて算定(上限200万円/戸)
  • 申請方法: 登録事業者(施工業者)が代行申請

3LDKマンションで全室(リビング+3部屋+キッチン)に内窓を設置した場合、工事費60〜100万円に対して30〜80万円程度の補助が出るイメージです。

子育てエコホーム支援事業【最大60万円】

水回りの省エネリフォームが対象です。

  • 対象工事: 節水型トイレ、高断熱浴槽、食洗機設置など
  • 補助額: 工事内容の組み合わせにより最大60万円
  • 条件: 省エネ基準を満たす設備の導入

介護保険 住宅改修費【最大20万円】

要支援・要介護認定を受けている方が同居している場合に利用できます。

  • 対象工事: 手すり設置、段差解消、滑り防止の床材変更など
  • 補助額: 工事費の最大9割(上限20万円)
  • 条件: ケアマネジャーの意見書が必要

自治体独自の補助金

国の制度に加えて、お住まいの市区町村が独自に補助金を設けているケースも多くあります。たとえば、省エネリフォームに上乗せ補助を出す自治体や、子育て世帯のリフォームを支援する自治体などがあります。

💡 ポイント: 補助金は併用できる場合があるのが大きなメリット。たとえば「先進的窓リノベ」+「子育てエコホーム支援」+「自治体独自補助」を組み合わせて、合計200万円以上の補助につながった事例もあります。まずは補助金診断で、あなたのマンションで使える制度を確認してみてください。


マンション特有の注意点【できること・できないこと】

マンションリフォームには、戸建てにはない「管理規約」という制約があります。トラブルを防ぐために、事前にしっかり確認しておきましょう。

専有部分と共用部分の違い

マンションには「専有部分(自分のもの)」と「共用部分(みんなのもの)」の区別があります。リフォームできるのは専有部分だけです。

項目 専有部分(リフォーム可) 共用部分(リフォーム不可)
内窓の設置(室内側に新しい窓を追加) 外窓の交換・サッシの変更
間仕切り壁の撤去・新設 コンクリートの構造壁
フローリング張替え(※防音等級の条件あり) 階下への防音性能を下げる変更
水回り 設備の交換・配置の微調整 配管の大幅な移動・変更
玄関ドア 室内側の塗装 ドア本体の交換
バルコニー 使用権はあるがリフォーム不可 バルコニー全体が共用部分

管理組合への届出が必須

マンションでリフォームを行う場合、必ず管理組合への事前届出と承認が必要です。

届出に必要な書類(一般的な例):

  • 工事届出書(工事内容・期間・業者名を記載)
  • 施工業者の会社概要・保険証書
  • 工事図面
  • 近隣住民への挨拶計画

承認までに2週間〜1ヶ月かかることもあるので、スケジュールには余裕を持ちましょう。

工事時間・騒音の制限

多くのマンションでは、工事ができる曜日・時間帯が管理規約で定められています。一般的には「平日9:00〜17:00」「土曜は午前中のみ」「日祝は工事禁止」といったルールがあります。

💡 ポイント: マンションの外窓は共用部分なので個人では交換できません。しかし、内窓(室内側に設置する二重窓)は専有部分なので、個人で設置でき、補助金も申請できます。これが「マンションでは内窓が人気」な理由です。


マンションリフォームの進め方【6ステップ】

初めてのリフォームでも迷わないよう、手順を整理しました。

ステップ1: 管理規約を確認する

まずはお住まいのマンションの管理規約を確認しましょう。「どこまで工事できるか」「届出の手続き」「防音等級の基準」などが書かれています。管理規約は管理組合や管理会社に問い合わせれば入手できます。

ステップ2: 使える補助金を調べる

工事内容が決まる前でも、ざっくりとした方向性(窓の断熱?水回り?バリアフリー?)がわかれば、対象となる補助金を調べられます。補助金診断を使えば、お住まいの地域と工事内容から対象制度を簡単にチェックできます。

ステップ3: 業者に見積もりを依頼する

マンション施工の実績がある業者を選ぶことが重要です。戸建て専門の業者だと、管理規約への対応や近隣配慮のノウハウが不足していることがあります。また、補助金の申請代行に慣れている業者を選ぶと手続きがスムーズです。

見積もりは最低3社から取るのが基本。無料見積もりで補助金に対応した業者を探せます。

ステップ4: 管理組合に届出・承認を得る

見積もりと工事内容が固まったら、管理組合に届出書を提出します。承認には時間がかかるので、工事希望日の1〜2ヶ月前には届出を出しましょう。

ステップ5: 補助金を申請する(着工前)

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ほとんどの補助金は着工前の申請が必要です。先に工事を始めてしまうと補助金を受けられなくなるので注意してください。多くの場合、登録事業者(施工業者)が代行申請してくれます。

ステップ6: 工事実施 → 完了報告 → 補助金受給

工事完了後、業者が完了報告書を提出し、審査を経て補助金が振り込まれます。振り込みまでに1〜3ヶ月かかることが一般的です。

💡 ポイント: 「管理組合の承認」と「補助金の着工前申請」、この2つを忘れると取り返しがつきません。業者選びの段階で「管理規約の確認と補助金申請、どちらもサポートしてくれるか」を確認しておきましょう。


費用を抑えるための3つのコツ

コツ1: 補助金が手厚い工事から優先する

予算が限られている場合は、補助率の高い工事から優先しましょう。内窓設置は工事費に対する補助の割合が高く、光熱費の削減効果もあるため、費用対効果が最も高いリフォームといえます。

コツ2: 複数の補助金を併用する

国の補助金同士は「同一の工事に対する二重受給」はできませんが、異なる工事であれば併用可能です。たとえば「窓は先進的窓リノベ」「トイレ・浴槽は子育てエコホーム支援」「手すりは介護保険」というように、工事ごとに最適な制度を選ぶことで補助額を最大化できます。

コツ3: 管理組合の一括工事に相乗りする

マンションの大規模修繕と時期を合わせると、足場代の節約管理組合が一括で申請する補助金のメリットを受けられることがあります。管理組合の長期修繕計画を確認してみましょう。

💡 ポイント: 補助金には予算枠があり、申請が多いと早期に受付終了することがあります。「来年やろう」と先延ばしにせず、制度があるうちに動くのが賢い選択です。最新の受付状況は補助金まとめでご確認ください。


よくある質問

Q. 築何年のマンションからリフォームを検討すべきですか?

一般的に、マンションの設備(給湯器・キッチン・浴室など)の寿命は15〜25年が目安です。築20年を超えたら、水回りと窓の状態を一度チェックすることをおすすめします。特に築30年以上のマンションは窓の断熱性能が低いことが多く、内窓設置で光熱費の削減と補助金の両方のメリットが得られる可能性があります。

Q. 管理組合の許可が下りないケースはどんなとき?

以下のようなケースでは不許可になることがあります。

  • 構造壁(コンクリート壁)への穴あけ:建物の強度に関わるため
  • 大幅な配管の移動:他の住戸への影響があるため
  • 防音等級を下げる床材への変更:階下の住民への騒音問題
  • バルコニーや玄関ドアの改修:共用部分のため

事前に管理会社に「こういう工事を考えているが可能か」と相談するのが確実です。

Q. マンションの窓は共用部分なのに、なぜ内窓は設置できるのですか?

マンションの外窓(サッシ・ガラス)は共用部分のため、個人で交換することはできません。しかし、内窓は室内側に新しく設置する窓であり、専有部分の工事として扱われます。そのため、管理組合への届出は必要ですが、個人の判断で設置でき、補助金の申請も個人で行えます。

Q. 賃貸マンションでも補助金は使えますか?

賃貸の場合、オーナー(大家さん)が申請者になります。入居者が勝手にリフォームすることはできませんが、オーナーに「補助金を使えばお得にリフォームできる」と提案してみる価値はあります。なお、先進的窓リノベ事業は賃貸物件のオーナーも申請可能な場合があります。

Q. 補助金の申請は自分でやるのですか?それとも業者に任せるのですか?

ほとんどの国の補助金は、登録事業者(施工業者)が申請を代行する仕組みです。自分で書類を作成する必要はありませんが、身分証明書やマンションの登記情報など、必要書類の準備は施主(あなた)の役割です。補助金対応に慣れた業者を選ぶことで、申請漏れや書類不備を防げます。


マンションにお住まいの方へ: まずは補助金診断で、あなたのマンションで使える制度を確認してみましょう。特に内窓設置は、費用対効果が最も高く、補助金も手厚いリフォームです。見積もりはこちらから無料で依頼できます。


※ 本記事に掲載している費用相場は、2026年4月時点の一般的な目安です。実際の費用はマンションの構造・築年数・管理規約・地域によって異なります。

※ 補助金の制度内容・補助額・申請条件は変更される場合があります。申請前に必ず各制度の公式サイトまたはお住まいの自治体にて最新情報をご確認ください。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、補助金の受給や申請の採択を保証するものではありません。

断熱リフォームで失敗しないための3つのポイント

断熱リフォームは「やれば必ず効果が出る」工事ですが、施工の質によって効果が大きく変わります。以下の3点を事前に確認してください。

1. 断熱材の種類と厚みを確認する

断熱材にはグラスウール・セルロースファイバー・発泡ウレタンなど複数の種類があります。それぞれコストと性能が異なるため、業者任せにせず見積もり段階で「どの断熱材を使うか」を必ず確認しましょう。

2. 窓と壁をセットで施工する

壁だけ断熱しても窓から熱が逃げては効果半減です。窓(内窓)と壁の断熱をセットで行うと、冷暖房効率が最大化されます。さらに、窓と壁を同時に申請すると補助金の併用ができるケースもあります。

3. 気密測定を依頼する

断熱リフォーム後に「C値測定(気密測定)」を実施してくれる業者は信頼度が高いです。施工の品質を数値で確認できるため、手抜き工事を防げます。測定費用は3〜5万円程度です。

補助金を最大限活用するコツ

補助金は「知っているか知らないか」で数十万円の差がつきます。最大限に活用するためのポイントを紹介します。

  • 国+自治体の併用を狙う: 国の補助金(先進的窓リノベ等)と自治体独自の補助金は併用できるケースが多い
  • 工事前に申請する: 工事完了後の申請はほぼ認められない。見積もり段階で補助金の対象か確認
  • 登録事業者に依頼する: 補助金制度によっては登録事業者への発注が必須条件
  • 相見積もりで適正価格を把握: 同じ工事でも業者によって50万円以上差がつくこともある

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参考・出典

※ 本記事の情報は上記の公式発表に基づいて作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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