補助金制度

先進的窓リノベ2026事業|最大100万円・グレード別補助額・対象工事の見分け方

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先進的窓リノベ2026事業|最大100万円・グレード別補助額・対象工事の見分け方

この記事のポイント(30秒で要点)

環境省「先進的窓リノベ2026事業」は、令和7年度補正予算1,125億円で実施される国の窓断熱補助金です。1戸あたり最大100万円、最低5万円から申請可能で、戸建だけでなく240㎡超の非住宅建築物(1棟最大1,000万円)も新たに対象になりました。 2025年事業からの主な変更は4つ — (1)戸建上限が200万円→100万円に半減、(2)内窓のAグレードが対象外となりSグレード以上(Uw1.5以下)が必須、(3)サイズ区分に「特大(4.0㎡以上)」が新設、(4)最低申請額が2万円→5万円に引き上げ。工事着手は2025年11月28日以降、交付申請受付は2026年3月31日に開始済み(一括申請も開始済み)、申請受付は遅くとも2026年11月16日まで、工事完了期限は2026年12月31日です。前年は予算上限到達で早期終了したため、登録済み「窓リノベ事業者」を早めに押さえることが重要です。

自分の地域で何が併用できるか先に把握したい方は、補助金診断でリフォーム内容と住所を入れると国・都道府県・市区町村の上乗せまで一括チェックできます。

制度の全体像 — 何が変わったのか

正式名称は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」。住宅から逃げる熱の約58%は開口部(窓・ドア)とされ、ここを高断熱化することで冷暖房負荷とCO2排出を同時に下げる狙いがあります。環境省所管で、4省連携「住宅省エネ2026キャンペーン」(みらいエコ住宅2026事業/給湯省エネ2026事業/賃貸集合給湯省エネ2026事業)の窓部門にあたる中核制度です。

2025年事業との比較を1表に圧縮しました。

項目 2026年事業 2025年事業
予算規模 1,125億円 1,350億円
戸建上限額 100万円/戸 200万円/戸
非住宅(240㎡超)上限 1,000万円/棟(新設) 制度なし
最低申請額 5万円 2万円
内窓Aグレード 対象外 対象
サイズ区分 特大/大/中/小 大/中/小
工事着手 2025年11月28日以降 2024年11月22日以降
工事完了期限 2026年12月31日 2025年12月31日
交付申請受付開始 2026年3月31日(リフォーム一括も開始済み) 2025年3月24日
申請受付終了 2026年11月16日(予算上限まで) 予算上限到達で2025年内に終了

予算は225億円縮小し、戸建上限額も半減しました。一方で、240㎡超の非住宅建築物(一部の店舗・教育・医療・福祉施設など)が新たに対象に加わり、1棟最大1,000万円までの補助が出ます。他の制度と横並びで把握したい場合はリフォーム補助金まとめ2026を併読してください。

なお、本制度は読者本人が直接環境省に申請する制度ではなく、登録された「窓リノベ事業者」が代理で申請し、補助金は値引きまたは振込で消費者に還元される仕組みです。事業者が登録済みかどうかが、そのまま「補助金が使えるかどうか」を決めると言えます。

グレード別補助額一覧 — 1表で見る性能×サイズ×工法

S/A/B/P グレード別の補助額比較

性能グレードは熱貫流率(Uw値、窓全体の熱の逃げやすさを示す数値で、小さいほど断熱性が高い)で区分されています。

  • P/SS(最高性能):Uw1.1以下。樹脂サッシ+トリプルガラス相当
  • S(高性能):Uw1.5以下。樹脂サッシ+Low-Eペアガラス相当
  • A(標準性能):Uw1.9以下。2026年事業では内窓のみ対象外

戸建住宅・1箇所(または1枚)あたりの補助額をまとめると次のとおりです。中高層集合住宅(地上4階建以上)向けは戸建単価より約15〜20%上乗せされた単価が適用されます。

工事種別/サイズ P・SS(特大/大/中/小) S(特大/大/中/小) A(特大/大/中/小)
内窓設置 14.0/8.9/5.8/3.6万円 7.6/5.2/3.4/2.2万円 対象外
外窓交換(カバー工法) 23.9/18.8/13.8/8.9万円 15.6/12.4/9.2/6.0万円 11.6/8.8/6.6/4.1万円
外窓交換(はつり工法) 18.3/14.4/10.6/6.9万円 11.9/9.5/7.0/4.6万円 8.9/6.7/5.0/3.1万円
ガラス交換(1枚あたり) 7.8/5.2/3.2/1.1万円 5.3/3.5/2.3/0.7万円 4.1/2.7/1.8/0.5万円

サイズ区分の目安は、内窓・外窓は「特大4.0㎡以上/大2.8〜4.0㎡/中1.6〜2.8㎡/小0.2〜1.6㎡」、ガラス交換は「特大2.0㎡以上/大1.4〜2.0㎡/中0.8〜1.4㎡/小0.1〜0.8㎡」です。

ドア交換は単独工事では対象外で、必ず同一契約内で窓改修を含むことが条件です。Ud1.9以下が対象で、補助額は同一サイズ・同一性能区分の外窓交換と同額が目安となります。

ポイント:内窓Aグレードが外れたインパクトは大きく、樹脂内窓でもアタッチメント付きのLow-E複層ガラス(Sグレード)以上に仕様変更しないと補助対象にならないケースが多いです。見積書のUw値表示を必ず確認してください。

対象工事チェックリスト — 30秒で自宅が対象か判定

対象工事3パターン(内窓・外窓・ガラス交換)

下記をすべて満たせば、原則として対象になり得ます(最終判断は登録事業者と公式サイトでご確認ください)。

対象になる主な要件

  • 既存住宅であること(建築から1年以上経過、または建築後未使用期間が1年以上)
  • 工事着手が2025年11月28日以降であること
  • 補助対象製品(性能グレードS以上の内窓、A以上の外窓・ガラス交換等)を使用していること
  • 工事を「窓リノベ事業者」(環境省への事業者登録済みの施工会社・建材店等)が行うこと
  • 1戸あたりの補助額合計が5万円以上になること
  • 工事完了が2026年12月31日まで、交付申請が2026年11月16日(または予算上限到達)まで

対象外になる主なケース

  • DIY施工、未登録事業者による施工
  • 別荘・週末住宅など居住目的でない物件(ただし通年居住可能な戸建は可)
  • 内窓でAグレード(Uw1.9以下)の製品のみを設置するケース
  • 雨戸・面格子・網戸の単独工事、シャッター単独設置
  • 同一窓に対し複数の住宅省エネ事業(例:みらいエコ住宅2026事業)の補助を重複して受ける場合(同一工事の二重補助は不可)

国×都道府県×市区町村 — 併用シミュレーション

国の窓リノベ制度は、原則として地方自治体の独自補助金と併用できます(同一工事への二重補助は不可ですが、対象工事や経費区分が異なれば可)。3つのモデルケースで概算してみます。

ケース1:東京都世田谷区/戸建/内窓Sグレード×6箇所(中サイズ4+小サイズ2)

  • 国(先進的窓リノベ2026):3.4万円×4+2.2万円×2=18.0万円
  • 東京都「クールネット東京・既存住宅における省エネ改修促進事業」:内窓設置の経費の1/3(上限あり)で約15〜20万円目安
  • 世田谷区「環境配慮型リサイクル建設資材等利用促進助成」など区独自施策:数万円規模

合計で工事費(仮に120万円)の約4〜5割が補助で戻る試算になります。

ケース2:愛知県名古屋市/戸建/外窓カバー工法Sグレード×4箇所(大サイズ)

  • 国:12.4万円×4=49.6万円
  • 愛知県・名古屋市の単独窓補助は2026年4月時点で常設のものが少なく、国制度メインの構成になります
  • みらいエコ住宅2026事業との併用(同一工事の二重補助不可、別工事ならOK)を組み合わせて全体最適を取る形

ケース3:大阪府堺市/戸建/ガラス交換Sグレード×8枚(中4+小4)

  • 国:2.3万円×4+0.7万円×4=12.0万円
  • 堺市「住宅性能向上リフォーム支援事業」など市独自施策:年度ごとに条件変動
  • 大阪府の温暖化対策関連補助(条件あり):併用可否は要個別確認

地域差が非常に大きいため、住所と工事内容を入れて補助金診断で組み合わせ可能性を先に確認するのが確実です。地方自治体の制度は当年度の予算が尽きると即終了する点も注意してください。

申請の流れ — 5ステップ

  1. 登録事業者を選ぶ:公式サイトで「窓リノベ事業者」登録の有無を確認。未登録事業者で工事すると申請できません
  2. 見積もり取得・契約:補助対象製品(型番・Uw値)が明記されているかを必ずチェック
  3. 工事着手(2025年11月28日以降):着工日が早すぎると対象外になります
  4. 工事完了(2026年12月31日まで):完了報告書類(工事写真・性能証明書等)を事業者が保管
  5. 交付申請(事業者が代理で実施):2026年3月31日〜遅くとも2026年11月16日。交付決定後、補助金は値引き精算または振込で還元

ポイント:申請主体は事業者ですが、書類への署名・本人確認・共同事業実施規約の取り交わしは消費者本人が行います。事業者任せではなく、申請内容(工事種別・グレード・補助額)の確認は必ずご自身でも行ってください。

よくある質問

Q1. 賃貸住宅やマンション(区分所有)でも使えますか?

A. 賃貸住宅は所有者(オーナー)が申請する場合に対象となります。借主が独自に行う場合は対象外です。マンションの専有部(自宅の窓)は区分所有者本人が申請でき、共用部(共用廊下側の窓)は管理組合主体での申請になります。

Q2. みらいエコ住宅2026事業や給湯省エネ2026事業と併用できますか?

A. 「住宅省エネ2026キャンペーン」内の制度同士は、異なる工事に対してであれば併用できます。例えば窓改修=先進的窓リノベ、エコキュート設置=給湯省エネといった分担はOKです。ただし同一の窓工事に複数制度を重複して使うことはできません。

Q3. 補助金はいつ・どのように受け取れますか?

A. 多くの場合、契約時または工事完了時に工事代金から値引きする形で還元されます。一部、振込で受け取る方式を採る事業者もあります。受け取り方法は事業者ごとに異なるので契約前に確認してください。

Q4. 自分でホームセンターで内窓を買って取り付けても対象になりますか?

A. 対象外です。本制度は「窓リノベ事業者」として登録された施工事業者経由でのみ利用できます。DIY施工・自己購入品の施工費補助は対象外と整理されています。

Q5. 予算が早期に上限に達したらどうなりますか?

A. 申請受付は2026年11月16日が公式期限ですが、予算上限に達した時点で受付終了となります。前年(2025年事業)も予算到達で早期終了したため、契約・着工・申請を遅らせるほど打ち切りリスクが高まる点には留意してください。

Q6. 工事費の何割まで補助されるイメージですか?

A. 製品グレードと工法によりますが、外窓カバー工法でPグレードを選んだ場合、工事費の30〜50%程度が補助でカバーされる例もあります。一方、A/Sグレードでガラス交換のみだと10〜20%程度に留まる傾向です。詳しくは登録事業者の見積もりで個別試算してもらうのが正確です。

次のアクション

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参考・出典


※本記事の情報は2026年4月時点で公開されている公式資料・要綱に基づいて作成しています。制度の運用条件・補助単価・申請受付状況は変更されることがあります。実際の申請にあたっては必ず公式サイトおよび登録事業者にご確認ください。条件を満たす場合に申請可能であり、補助金の交付を保証するものではありません。

2026年6月の最新動向

環境省「先進的窓リノベ2026事業」は、2026年6月時点も交付申請の受付が続いています。本制度を含む4省連携の「住宅省エネ2026キャンペーン」(給湯省エネ2026事業など)も同時期に申請を受け付けており、窓の断熱改修とあわせて給湯器交換などを検討する世帯にとっては、複数の制度を組み合わせやすい状況が続いています。

ただし、各制度の予算には限りがあります。前年(2025年事業)は早い段階で予算枠に達したため、契約・着工・申請を後ろ倒しにするほど、利用できなくなる可能性が高まります。利用を検討している場合は、登録された「窓リノベ事業者」を早めに確保し、見積書に対象製品(型番・Uw値)が明記されているかを確認しておくと安心です。

申請枠の残り状況や受付の最新スケジュールは日々変動します。実際に申し込む前に、環境省の公式サイトおよび各事業の公式ページで最新情報をご確認ください。

※最新の状況は各メーカー・制度の公式発表をご確認ください。

━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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