新築そっくりさんの評判を調べるときは、「完全定価制」の適用範囲、工事後の保証、自宅で実現できる改修内容を分けて確認すると判断しやすくなります。ブランドへの感想だけでなく、何を契約し、どの結果を求めるかが重要です。
現在の事業主体は、住友不動産グループの住友不動産ハウジング株式会社です。旧来の「住友不動産の新築そっくりさん」という名称で検索する人もいますが、相談時は見積書・契約書の会社名も確認してください。現在の会社概要
この記事では2026年9月21日に確認した公式情報をもとに、費用・評判・保証の読み方と、まるごと改修にするか部分工事にするかの検討手順を解説します。
新築そっくりさんとは|全面改修だけでなく部分工事も相談できる
新築そっくりさんは、既存住宅を活かしたまるごと改修を特徴とするリフォームブランドです。戸建てとマンションでは、残す構造や工事条件が違うため、それぞれに合わせて計画します。
一方、公式には水まわり交換・屋根・外壁塗装のメニューもあります。「キッチンだけでは頼めない」「まるごと工事しか扱わない」と一律に判断する必要はありません。 受付やプランの条件は、自宅の地域・建物・希望工事で確認します。
| 自分の希望 | 最初に検討する範囲 | 調査で確認したいこと |
|---|---|---|
| 古い設備を交換したい | 水まわりなどの部分改修 | 設置寸法、給排水・電源、周辺の復旧 |
| 間取りや動線も変えたい | 設備・内装・間仕切りを含む改修 | 構造上の制約、配管の経路、残せる部分 |
| 耐震・断熱も見直したい | 建物の状態から決める性能向上工事 | 現在の性能、補強・断熱の範囲、目標と確認方法 |
| 建て替えとも迷う | 改修案と建て替え案の比較 | 残せる構造、法的条件、総予算と工期 |
「新築そっくり」という名称は、既存住宅の構造や敷地条件がすべて新築と同一になるという意味ではありません。完成イメージだけでなく、残る部分、変えられない部分、維持管理が必要な部分も説明してもらいましょう。
費用と完全定価制|追加料金がない条件を読む
全国一律の坪単価で総額が決まるのではなく、調査後に工事の部位・内容ごとの定価を積み上げる仕組みです。家の広さだけで「全面改修は○万円」とは決められません。
公式の完全定価制の説明では、事前調査を踏まえ、工事の部位・内容ごとの定価を組み合わせて提示し、着工前に契約で内容と金額を確定するとしています。着工後に予想外の傷みなどが判明しても追加費用を求めない仕組みですが、依頼者の希望による工事内容の変更がない場合という条件があります。
つまり、契約後に設備のグレードを上げる、別の部屋も追加するなどの希望変更まで、最初の料金に無条件で含むわけではありません。「定価制だから明細を見なくてよい」とせず、何が契約に含まれるかを確かめてください。
| 比較する状況 | 契約前に確認すること |
|---|---|
| 解体後に予想外の傷みが見つかる | 契約プランの定価制で、どの範囲をどの方法で補修するか |
| 自分の希望で商品や内装を変更する | 差額、工程への影響、変更契約の手続き |
| 当初頼まなかった工事を追加する | 当初契約との境界、追加見積もり、承認方法 |
| 仮住まい・引越し・荷物保管が必要 | 工事代に含むか、別契約・別料金か |
予算の安心につなげるには、契約書・図面・仕様書・見積書の内容がそろっている必要があります。打ち合わせ中に変えた商品や間取りは、最終版へ反映されたか確認しましょう。

図解:一般的な概念図です。実商品や施工実績を示すものではありません。本文で確認した戸建て向け公式「完全定価制」の説明を編集部が図解。追加費用なしは依頼者の希望による工事内容の変更がない場合。契約プランの範囲を確認してください。
建て替えの何割でできる?
公式の戸建て向け案内では、建て替えの約50〜70%という目安を紹介しています。ただし、標準的なケースであり、施工上の条件により異なるという注記があります。個々の家の確定価格でも、同じ仕様の建て替えより必ず安いという保証でもありません。公式の費用説明と条件
改修する面積だけでなく、建物の傷み、残せる構造、耐震・断熱、設備、間取り変更などで計画は変わります。建て替え案と比較するときは、建物工事に加えて解体、設計・申請、外構、引越し、仮住まいまで、双方で必要な費用をそろえます。割合だけを掛けて自宅の予算にしないでください。
公式の過去事例では、工事範囲でどれだけ費用帯が違う?
公式の工事費用別の参考プランには、次の事例が紹介されています。すべて施工当時の税込金額帯で、現在の販売価格や全国相場ではありません。 2026年9月21日にページを確認しましたが、個別の施工年月は当該説明から確定できていません。
| 公式の参考例 | 掲載された施工当時の税込費用帯 | 工事内容の読み方 |
|---|---|---|
| CASE01:和室と洋室をLDKへ変更し、キッチンを対面化 | 500万円未満 | 一部の間取り・設備を見直した例。家全体の全面改修価格ではない |
| CASE02:LDKと水まわりを同時に更新 | 500万〜1,000万円 | キッチンに加え浴室・洗面・トイレなどを改修した例 |
| CASE04:1階の間取りを広げ、調査結果から耐震補強 | 1,000万〜2,000万円 | 使い勝手の変更と建物の補強を含む例 |
この表は「工事範囲が広がると、比較する費用の中身も変わる」と理解するためのものです。自宅の広さ・傷み・仕様をそろえた比較ではなく、最安帯で同じ工事ができるとは限りません。現在の見積もりでは、下のように自宅の条件を具体化してください。
部分改修とまるごと改修を、同じ家の2案で見積もる
たとえば「築35年・木造2階建て・延べ床面積100㎡、水まわりの古さと1階の寒さが悩み」という相談内容なら、次のように範囲を分けて伝えます。これは編集部が作成した記入例で、実在の顧客・施工実績・定額商品の条件ではありません。
| 見積もりの欄 | A案:必要箇所を優先 | B案:住まい全体を見直す |
|---|---|---|
| 水まわり | キッチン・浴室・トイレの位置を保って交換 | A案と同じ設備仕様で比較 |
| 間取り・内装 | 交換に必要な復旧範囲 | 1階LDKの変更案と対象面積を明記 |
| 耐震・断熱 | 診断で必要性を確認し、必須補修を別欄 | 改善目標・施工範囲・設計を別欄 |
| 工事以外 | 設計・諸経費と、住みながら工事の可否 | 仮住まい・引越し・保管費の含有を確認 |
| 総額 | 調査後の税込見積額を記入 | A案との差額と税込総額を記入 |
相談では「税込予算上限は[ ]万円。必須の補修と希望の追加を分け、各案で残る不便や今後必要になる修繕も説明してください」と伝えます。耐震など必要な工事を安さのために省く前提にせず、調査結果から範囲を決めましょう。建て替え案を加えるなら、同じ設備・性能の目標と、仮住まいなどの関連費用までそろえて比べます。
価格事例を見るときのチェック
公式のマンション施工事例などを参考にする場合は、面積、施工時期、設備、間取り変更、税の扱いを確認します。過去事例の最安額を、今の自宅の最低料金として使うことはできません。
見積もり依頼では「予算内で必ず直したいこと」「追加できれば行いたいこと」を分けましょう。設備交換と性能改修を一つの金額で受け取るより、費用が変わる要因が分かる提案を求めると優先順位を決めやすくなります。
評判・口コミはどこまで参考にできる?
公式のお客様の声には、工事を経験した人のインタビューが掲載されています。検討過程や暮らしの変化を知る資料にはなりますが、会社が選んで掲載する事例であり、全利用者の満足度を無作為に測った統計ではありません。
同ページの戸建てインタビューには、階段まわりの提案や要望を図面へ反映する対応、住みながらの工事中のやり取りを評価する内容があります。これは会社が選んだ一家庭の体験談で、全案件で同じ速さ・対応になるとは限りません。今回の確認では当該事例の契約・施工時点も確定できないため、2026年の施工実績とは扱いません。
口コミを読むときは、「戸建てかマンションか」「まるごと改修か部分工事か」「どの地域・時期か」を合わせて見ます。価格への不満も、希望工事が多かったのか、提案や説明が不十分だったのかで意味が違います。出典や工事条件が分からない感想は、費用や施工品質を判断する根拠として扱わない方がよいでしょう。
| 評判で気になる点 | 自分の相談で確かめること |
|---|---|
| 高いと感じる | 同じ工事範囲と仕様で、他社と何が違うか |
| 追加費用が不安 | 定価制の範囲と、希望変更の扱いが明記されるか |
| 担当者との相性 | 要望を図面・仕様・議事メモへ反映してくれるか |
| 工事中の生活 | 使える部屋、設備の停止日、荷物移動を説明できるか |
| アフター対応 | 保証の対象と窓口、受付と訪問の違いを説明できるか |
否定的な投稿があるだけで会社全体を悪いと決めつけることも、知名度だけで任せ切ることも避けたいところです。気になることを質問し、契約内容へ反映する姿勢を見ます。
保証は「工事の最長10年」と「設備の10年」を区別
戸建て向けの公式アフターサービス案内には、工事内容・部位により期間が異なる最長10年の工事保証と、水まわり5大設備の10年保証があります。後者は、同社が施工した国内メーカーの機器本体について、メーカー保証項目の期間を延長するものです。家全体を何でも10年間無償で直す意味ではありません。
| 確認するもの | 聞く内容 |
|---|---|
| 工事保証 | どの施工部位を何年間保証するか、免責、申出先 |
| 設備保証 | 対象機器、メーカー保証を含む期間、対象外の故障 |
| 点検 | 自分のプランで実施する時期と範囲 |
| 緊急時の窓口 | 受付時間と実際の訪問・修理の手配、費用 |
公式では24時間365日の相談受付を案内していますが、土日祝や所定の時間外は受付のみとなる旨も記載されています。受付できることと、ただちに訪問して修理することを混同しないようにしましょう。マンションや部分工事は、該当プランの書面で適用条件を確認します。

図解:一般的な概念図です。実商品や施工実績を示すものではありません。戸建て向け公式アフターサービス案内を本文から要約(2026年9月21日確認)。設備保証は対象と免責があり、マンションや部分工事は該当プランの書面で確認します。
自分に合うか判断する4段階
困り事を整理
家全体かを比較
総予算を確認
保証で判断
図は編集部の検討手順です。住宅の調査をせず、全面改修や建て替えを勧める図ではありません。
候補にしやすい人
家全体の改修と性能向上をまとめて検討したい人、着工後の予想外の費用をどのように扱うか重視する人は、具体案を聞く価値があります。残す部分と新しくする部分を、図面と調査結果で説明してもらいましょう。
他の案も並べて考えたい人
交換したい設備が一つだけの人は、部分工事として見積もった上で、同仕様の専門会社の案とも比較できます。建物の傷みが大きい人や将来の間取りを大きく変えたい人は、改修で達成できることと建て替えで達成できることを分けて検討します。「大手は高い」「地元なら安い」という業態の印象だけでは決まりません。
比較表には○=含むと確認、×=含まない、△=条件付き・不明の印を付け、耐震、断熱、設備、内装、仮住まい、保証の条件をそろえます。△が残ったまま総額だけを比較しないことが大切です。相見積もりの準備と比較方法
補助金は契約する工事・事業者・手続きで確認
断熱・設備・耐震などで制度を検討するときは、商品や工事を決める段階で相談します。ブランドが大手であっても、すべての制度や工事に利用できるわけではありません。対象住宅、登録事業者、工事内容、時期、申請主体などを照合してください。
見積書は補助金を差し引く前の総額を確認し、利用見込みがある制度は別欄へ記載してもらいます。国と自治体で事前手続きや併用条件が異なることもあるため、「契約・着工の前に何が必要か」を制度ごとに確認しましょう。地域の制度を確認する
よくある質問
完全定価制なら、希望を後から変えても同額ですか?
公式の追加費用なしという説明には、依頼者の希望による工事内容の変更がない場合という条件があります。商品や施工範囲を変えるときは、変更見積もりと工程への影響を確認してください。
部分リフォームは頼めませんか?
水まわり交換・屋根・外壁塗装などの公式メニューがあります。希望する内容・地域・住宅を伝え、対象プランと見積もりの条件を確認しましょう。
住みながら工事できますか?
工事の範囲と住宅の条件によります。トイレ・浴室・キッチンを使えない期間、工事と居住の区切り、荷物移動、騒音、子どもやペットの動線を確認し、仮住まい案と比較してください。
新築と同じ性能になりますか?
性能は具体的な設計・施工範囲で判断します。どこを残すか、耐震や断熱をどの水準へ改善するか、その確認方法を説明してもらいます。サービス名だけでは判断できません。
まず何を用意して相談すればよいですか?
建物の図面、築年、過去の修繕、困っている箇所、残したいもの、予算、希望時期です。分からない項目は不明のままで構いません。調査で何を確認するかを相談してください。





