積水ハウスのリフォームを考えるとき、「浴室やキッチンだけならいくらかかる?」「他社との価格差は何で決まる?」と気になりますよね。予算を考えるには、依頼する会社・建物の状態・工事範囲をそろえて価格を見ることが大切です。
この記事では、公式の費用付き事例、工事別に金額が変わるポイント、他社と比較するときの質問をまとめました。価格だけでなく、保証や工期、相談の進め方まで確認できます。
先に押さえたいのは次の3点です。
- 積水ハウスリフォームと積水ハウス建設は窓口が異なります。 会社名を確認して事例や見積もりを比べましょう。
- 今回確認した公式案内では、積水ハウスリフォームの全国共通の部位別料金表は確認できませんでした。自宅の条件を伝えて概算を依頼しましょう。
- 公式の施工例は予算を考える参考になりますが、過去の個別事例と、現在の自宅の見積価格は別です。
積水ハウスリフォームと積水ハウス建設の違い
積水ハウスの公式サイトは、同社で建てた住宅向けと、それ以外の建物向けに相談先を分けています。検索で見つけた費用が、どちらの会社の実績かを最初に確認しましょう。積水ハウス公式のリフォーム案内
| 住まい・相談内容 | 相談先の確認方法 | 最初に伝えること |
|---|---|---|
| 積水ハウスで建てた住宅 | 積水ハウスリフォームなど、公式のオーナー向け窓口へ | 建築時期、建物の種類、点検・改修履歴 |
| 他社で建てた戸建て・マンション・店舗など | 公式の一般建物向け案内から積水ハウス建設グループへ | 構造、築年数、住所、工事したい範囲 |
| 不具合の補修・修繕 | 積水ハウスリフォームのFAQでは担当カスタマーズセンターを案内 | 不具合の場所、発生時期、写真、緊急性 |
一般住宅への対応と補修窓口は公式FAQでも確認できます。賃貸住宅などで管理会社との契約がある場合は、その連絡窓口も併せて確認してください。
積水ハウスのオーナーにとって検討材料になるのは、建物の情報を踏まえた提案を受けられる点です。公式のサポート案内では、建築年代ごとの構造や部材を把握したリフォーム対応と、メンテナンス履歴の管理を紹介しています。希望する間取り変更や外装工事で、どの情報を調査・設計に使うのかを聞くと、提案の違いが分かりやすくなります。公式サポート案内
公式費用例4件|金額と一緒に工事範囲を見る
以下は、積水ハウス建設の公式サイトに掲載された個別事例です。積水ハウスリフォームの料金表ではありません。2026年9月21日に公開内容を確認しましたが、施工年月と税込・税別の区分は掲載ページで確認できていません。
| 公式掲載費用 | 建物・地域 | 工事範囲・面積 | 掲載工期 | 設計・施工会社 |
|---|---|---|---|---|
| 約1,000万円 | 築36年・RC造3階建て/神奈川県 | 3階部分の全面リフォーム・110.04㎡ | 約6カ月 | 積水ハウス建設東京 |
| 約1,200万円 | 築9年・マンション/福岡県 | 住戸のリノベーション・147.08㎡ | 約2カ月 | 積水ハウス建設九州 |
| 約1,600万円 | 築35年・木造平屋/大分県 | 内部改装・外装・設備工事。面積の記載は確認できず | 記載を確認できず | 積水ハウス建設九州 |
| 約3,600万円 | 築80年・木造平屋/埼玉県 | 古民家リノベーション・190.55㎡ | 約4カ月 | 積水ハウス建設関東 |
出典:神奈川県の3階部分改装・福岡県のマンション・大分県の木造平屋・埼玉県の古民家
この4件から「全面リフォームの相場は1,000万〜3,600万円」とは判断できません。住宅の構造、改装面積、残す部分、設備の内容が異なり、掲載された事例だけで一般的な価格帯を示せないためです。
たとえば、神奈川県の例は建物全体ではなく3階部分の工事です。大分県の例は内装に加えて外装と設備を含みます。同じ「全面リフォーム」という言葉でも、その総額に何が入っているかを読む必要があります。金額の近い事例より、工事範囲が自宅の希望に近い事例を選び、相談時に「この事例との違い」を説明してもらいましょう。
キッチンや浴室だけの価格を知りたい方は、これらの総額を部屋数や面積で割って見積もらず、単独工事の概算を依頼してください。水回りは設備や接続工事を含むため、部屋の広さだけでは比較できません。
工事別に、価格を左右するポイントを確認
以下は、見積もり条件をそろえるための編集部のチェック項目です。積水ハウスリフォームが定める標準工事や料金を示すものではありません。
| 工事 | 先に決める条件 | 金額が変わるため確認したい部分 |
|---|---|---|
| キッチン | 商品・サイズ・レイアウト・食洗機など | 位置移動、配管・電気・換気、収納、周辺の内装 |
| 浴室・洗面 | 浴室形式・サイズ・設備・洗面室の範囲 | 解体、下地補修、入口、配管、洗面室との取り合い |
| 外壁・屋根 | 面積・材料・補修範囲 | 足場、下地、防水、雨どい、既存材の処分 |
| 内装・間取り | 改装する部屋・撤去する壁・残す部分 | 構造確認、補強、電気・空調、床や天井の補修 |
| 全面改装・二世帯化 | 対象階・設備数・生活空間の分け方 | 水回り増設、配管経路、玄関、仮住まい、外装の有無 |
キッチン:本体交換とLDK改装を分ける
同じキッチンシリーズでも、収納量、天板、加熱機器、食洗機などの選択で見積内容が変わります。最初に本体の品番と仕様をそろえ、その後に周辺工事を比較すると、価格差の理由を追いやすくなります。
特に分けたいのは、「同じ場所で交換する案」と「対面式へ移動してLDKも変える案」です。後者では配管・換気・電気の経路や、元のキッチンの壁・床をどう仕上げるかも確認します。「キッチン一式」にカップボード、照明、壁紙まで含まれているかも質問してください。
浴室:浴槽の価格だけで判断しない
浴室は希望するユニットバスが設置できるか、現状の寸法や出入口まで確認してから比較します。現在がタイル張りの浴室なのか、既存ユニットバスなのかも伝えましょう。
見積書では、解体・搬出、設置、配管、入口まわり、洗面室側の補修を分けて確認します。解体後に補修が必要と分かった場合の連絡方法と、追加金額を決める手順も重要です。浴室だけ交換する案と、洗面室の内装も同時に整える案を出してもらうと、今回どこまで工事するか決めやすくなります。
外壁・屋根:面積・材料・下地処理をそろえる
外装工事は「家が30坪だから同額」という比較を避け、見積もりがどの施工面積を対象にしているかを確認します。外壁・屋根の材料名、補修箇所、塗装する場合の工程、足場や処分費の扱いを比べてください。
雨どいなどの周辺部分が別途なら、その必要性と追加額も聞きます。外壁と屋根を同時に工事する案、時期を分ける案で、足場や生活への影響がどう変わるかを比較すると、総額以外にも判断材料が増えます。
全面改装・二世帯化:「残す部分」も図面に示す
全面改装でも、屋根・外壁・窓・配管まで含むとは限りません。どの階、どの部屋、どの設備を変え、何を残すかを図面と見積もりで合わせます。
二世帯化では、キッチン・浴室・玄関を共用するか分けるかで工事範囲が変わります。「二世帯住宅化一式」とまとめず、家族が必要とする生活動線、音や収納の悩みまで説明しましょう。大きな間取り変更は、希望する壁を撤去できるかの確認も必要です。
○・△・×で比較する、見積書の読み方
○は条件を比較できる状態、△は質問が必要な状態、×はそのままでは判断できない状態です。会社の優劣を採点する表ではありません。
| 比較項目 | ○ | △ | × |
|---|---|---|---|
| 商品・仕様 | 品番・サイズ・数量が明記 | シリーズ名だけ | 「設備一式」のみ |
| 工事範囲 | 含む工事・除外範囲が明確 | 一部が「別途」 | 総額だけ |
| 追加費用 | 発生条件・説明と合意の手順が明確 | 「現場状況による」のみ | 説明がない |
| 税・諸経費 | 税込総額と諸経費が分かる | 一部が未確定 | 税の扱いも不明 |
| 日程 | 着工条件・設備使用不可期間を確認済み | 工期だけ記載 | 入荷・着工見通しが不明 |
| 保証 | 対象・期間・除外条件・連絡先が明確 | 年数だけ記載 | 書面の説明がない |
総額が安い方を選ぶ前に、△と×を埋めるのが比較の第一歩です。業者ごとに異なる書式でも、同じ質問に答えてもらえば違いを整理できます。
判断例:見積もりの差額はどこから来ている?

編集部作成(AI制作補助)。比較方法を説明する仮例で、積水ハウスの実際の提案や施工事例ではありません。
次は比較方法を説明するための仮例です。実際の価格・施工事例ではありません。
浴室交換のA案には洗面室の壁・床の張り替えまで入り、B案は浴室入口付近の補修だけだとします。この状態でA案を「割高」と判断せず、まずB案にも同じ内装範囲を加えた価格を確認します。逆に洗面室を直す必要がなければ、A案からその工事を外した案を相談します。
条件をそろえても差が残る場合は、設備仕様、調査内容、工事管理、保証、追加工事の扱いを順に確認します。希望に不要な項目を減らすことと、必要な施工を省くことは分けて考えましょう。
積水ハウスリフォームは高い?他社比較で分かること
今回確認した公式情報だけでは、「地場工務店より何割高い」という一律の価格差は示せません。複数の提案を比べる場合は、値引き率ではなく、同じ工事をしたときの支払総額と対応内容を見ます。
| 比べる観点 | 積水ハウスリフォームへの質問 | 他社への質問 |
|---|---|---|
| 建物の把握 | 建築・点検履歴を今回どう活用するか | 同じ構造・建築年代の施工経験と調査方法は何か |
| 希望の実現 | 希望する変更は可能か。難しい場合の代案は何か | 同じ範囲・仕様で提案できるか |
| 保証の扱い | 現在の建物保証と今回の工事保証はどうなるか | 既存保証への影響を確認するための資料を出せるか |
| 工事後の対応 | 不具合の一次窓口と対応範囲は何か | 商品・施工それぞれの連絡先はどこか |
積水ハウスの家で、建物情報を踏まえた改修や今後のメンテナンスまで一緒に相談したい方は、純正リフォームの提案内容を確認する価値があります。一方、設備交換など範囲がはっきりしている工事は、他社にも同じ条件を示して比較できます。金額だけで「向いている・向いていない」と線引きする必要はありません。
予算を超えたら、希望を「今回必須」「できれば実現」「後で検討」に分け、設備の仕様、位置の変更、工事する部屋の数を調整した案を依頼します。下地や配管の補修など必要性が分からない項目は、削る前に写真や調査結果を使って理由を説明してもらいましょう。
口コミ・評判は、同じ工事条件で読む
「高かった」「担当者がよかった」という感想は、その人が依頼した工事の経験です。口コミを見るときは、会社名・地域・工事内容・実施時期・追加工事の有無が分かるものを選びます。設備交換の感想と、住みながら行う全面改装の感想は分けて読みましょう。
公式の施工事例は工事内容を確かめる資料になりますが、掲載事例が利用者全体の評価を代表するとは限りません。相談時は、担当者の説明を次のような具体的な点で確かめてください。
- 希望した内容と、提案された工事がどう結び付くか説明できる。
- できない工事や未確定の費用も、理由を添えて示してくれる。
- 日程変更や追加工事が必要な場合の相談手順が分かる。
- 口頭で確認したことを、図面や見積書にも残せる。
連絡方法や頻度に希望がある方は、初回に「連絡はメール中心」「電話可能な時間帯」などを伝えておくと、やり取りの負担も判断しやすくなります。
保証は「建物・今回の工事・設備」に分けて確認
積水ハウスリフォームの公式案内には、同社で施工する場合は保証を引き続き利用できる旨が記載されています。ただし、自宅の現在の保証条件や、今回新たに行う工事・交換設備の保証期間まで一律に決まるという意味ではありません。 公式のリフォーム案内
契約前に、次の3つを別々に確認しましょう。
| 確認する保証 | 書面に残したい内容 |
|---|---|
| 既存建物の保証 | 現在の対象部分・残り期間・今回の工事による変更点 |
| 今回のリフォーム工事 | 対象工事・期間・対象外となる条件・不具合時の窓口 |
| キッチン・浴室などの設備 | メーカー保証と延長サービスの違い・費用・連絡先 |
他社へ依頼する場合も、「保証がすべてなくなる」「影響は一切ない」と自己判断せず、予定する工事内容を示して確認します。工事完了後に受け取る保証書や説明書、点検の案内も、見積もり段階で聞いておくと安心です。
相談から工事までの流れと、工期の考え方
公式では、相談・現地調査・プラン検討・ショールーム見学・資金計画を経て、契約、着工、完了へ進む流れを案内しています。はじめてのリフォーム
以下は、その段階ごとに施主が確認しておきたい内容を編集部で整理したものです。
| 段階 | 準備・確認すること |
|---|---|
| 相談前 | 困っている点、優先順位、予算の上限、完成希望時期を家族で共有 |
| 現地調査 | 図面・改修履歴・写真を用意し、調査で分かることと未確認箇所を聞く |
| プラン・概算 | 必須工事の案と希望を加えた案を分け、範囲と費用差を比較 |
| 設備確認 | 実物で高さ・手入れ・収納・浴槽の入りやすさなどを確認 |
| 契約前 | 最終仕様、税込総額、支払時期、変更手順、工程、保証を確認 |
| 工事・引渡し | 連絡窓口を共有し、完了時は動作・仕上げ・説明書を確認 |
工期は「相談から完成まで」と「着工してから完成まで」を分けて聞きます。先の公式事例に約2〜6カ月の工期が載っていても、そのまま別の住宅や浴室交換に当てはめることはできません。
住みながら工事する場合は、キッチン・浴室・トイレを使えない日、作業時間、荷物の移動、立ち入りできない範囲を確認します。仮住まいが必要なら、家賃だけでなく引っ越しや荷物保管も予算へ加えます。設備の入荷日、着工日、使用再開日はそれぞれ確認し、入荷見込みだけで生活予定を確定しないようにしましょう。
営業所・ショールームへ相談するときの準備
店舗数や店名を推測して探すより、積水ハウスリフォームの全国の営業所から、自宅を担当する窓口を確認するのが確実です。一般建物の方は公式の相談先案内で窓口を選びます。
来店する前に、相談の予約、希望する設備の展示の有無、図面や写真での事前相談が可能かを聞いてください。ショールームでは色柄だけでなく、キッチンの高さや収納の出し入れ、浴槽をまたぐ動きなど、使う人が確かめたいことをメモしておきます。
相談文の例
築○年の住まいで、○○の工事を検討しています。主に解決したいのは○○です。予算の上限は○○円、完成希望は○月です。今の位置で設備を交換する案と、希望を加えた案について、税込総額・含む工事・別途費用・使えない期間を比較できる概算をお願いできますか。
よくある質問
キッチン・浴室だけのリフォームも相談できる?
部位別の希望を伝え、対象工事と対応範囲を相談してください。今回確認した公式情報では「200万円未満は対応しない」とする一律の基準は確認できませんでした。小規模だから対象外と決めず、故障の修繕なのか設備交換なのかも伝えると窓口を確認しやすくなります。
概算見積もりは無料?
積水ハウスリフォームの公式FAQでは、オーナー向けの概算見積もりを無料で案内しています。詳細調査や別のグループ会社への相談については、有料になる作業があるかを実施前に確認してください。公式FAQ
予算が決まっていなくても相談できる?
まず困っていることを伝え、「必須部分だけ」「希望を加えた場合」で概算を相談すると整理しやすくなります。予算上限がまだない場合も、今回直したい箇所と見送り可能な箇所を分けておきましょう。
ネットの費用例より見積もりが高いのはなぜ?
工事範囲、建物の状態、設備、施工時期が違う可能性があります。どの項目が差につながるのか説明を受け、同条件の案で比較してください。公開事例に税区分や施工年月がない場合は、そこも不明として扱います。
値引き額が大きい見積もりがお得?
値引き前の基準額が違えば、値引き率だけでは比較できません。同じ仕様・工事範囲の税込総額をそろえ、別途費用と保証内容も確認します。見積もりの有効期限と、期限後に価格が変わる条件も聞きましょう。
補助金を差し引いた金額だけで予算を決めてよい?
まず補助前の工事総額を確認し、制度を利用できるかどうかは別に相談します。補助後の見込み額だけで契約金額や必要な支払資金を判断しないようにしてください。
価格・工事内容・日程をそろえて、次の相談へ
最初の相談では、希望する工事と予算を伝え、「どこまで含めた総額か」「未確定の費用は何か」「いつ使えるようになるか」の3点を確認しましょう。公式事例の金額をそのまま自宅へ当てはめるより、工事範囲の違いを説明してもらう方が、次の判断に使えます。
積水ハウスで建てた住宅の方は公式の相談・資料請求、それ以外の住宅の方は公式の窓口案内から相談先を確認できます。
浴室を含む計画は、ユニットバスの納期と工事日の確認ポイントも併せて読むと、価格と日程を整理できます。他の依頼先も検討する方は、リフォーム業者の一覧で地域や対応工事を確認し、同じ範囲の見積もりを相談してください。





