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エコキュート補助金2026|給湯省エネ事業で最大14万円

(初出: 2026/4/18・ 約10分で読めます
エコキュート補助金2026|給湯省エネ事業で最大14万円

「エコキュートに替えたいけれど、本体と工事で30万〜70万円。補助金って本当に使えるの?」——そんな不安を抱える方に向けた記事です。国の給湯省エネ2026事業を活用すれば、エコキュート1台あたり7万円〜最大14万円が戻り、自治体補助と組み合わせれば実質負担をさらに圧縮できる可能性があります。

この記事が他の解説と違う点:補助額や申請手順を並べるだけの記事は数多くあります。本記事は、(1) あなたのエコキュートが「いくら補助されるか」を自分で導ける独自の判断フロー、(2) 戸建て30坪・築20年・4人家族のモデルケース試算、(3) つまずきやすい「自治体補助との"国費併用不可"」の実務判定——という"自分で意思決定するための3点"に絞りました。数値は2026年6月時点の給湯省エネ2026事業 公式サイトで裏取りしています。

エコキュート補助金、まず押さえる要点

  • 国の給湯省エネ2026事業でエコキュートは1台あたり7万円〜最大14万円(基本7万円+性能加算3万円+撤去加算)
  • 撤去加算は電気蓄熱暖房機が4万円/台(上限2台=最大8万円)、電気温水器が2万円/台
  • 申請受付は2026年3月31日に開始済(遅くとも2026年12月31日まで・予算約570億円・先着順)
  • 着工日は2025年11月28日以降の工事が対象
  • 申請は登録事業者(給湯省エネ事業者)が代行。施主による直接申請は不可
  • 対象機種はインターネット接続機能付き、または「おひさまエコキュート」

エコキュートの本体+設置工事費は30万〜70万円が相場です。要件を満たす場合、補助金で実質20万〜60万円台に抑えられるケースがあり、自治体補助との併用で負担をさらに減らせる可能性もあります。以下、判断と行動に必要な順で解説します。

給湯省エネ2026事業とは(事業の全体像)

「給湯省エネ2026事業」は、経済産業省(資源エネルギー庁)が実施する高効率給湯器の導入支援補助金です。国土交通省・環境省・経済産業省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン」を構成する事業の1つで、ほかにみらいエコ住宅2026事業(断熱改修等/国交省)、先進的窓リノベ2026事業(窓断熱/環境省)、賃貸集合給湯省エネ2026事業(経産省)があります。給湯機まわりはこの「給湯省エネ2026事業」が担当窓口です。

項目 内容
実施主体 経済産業省(資源エネルギー庁)
予算規模 約570億円(うち約36億円が撤去加算分)
対象機器 エコキュート/ハイブリッド給湯機/エネファーム
申請受付期間 2026年3月31日〜遅くとも2026年12月31日
着工日要件 2025年11月28日以降に着工
申請方法 登録事業者(給湯省エネ事業者)による代理申請
交付申請の予約 あり(受付開始〜2026年11月16日まで)

予算上限に達した時点で受付終了となります。 注意: 過去の同種事業(2024・2025年版)はいずれも年内に予算上限へ達して締切となった経緯があり、2026年版も早期終了となる可能性が指摘されています。検討中の方は早めの動きが安全です。

この章を読んだら: まず自宅の現在の給湯機が「電気温水器」「電気蓄熱暖房機」「旧型エコキュート」「ガス・石油」のどれかを確認しましょう。次章の補助額がここで分岐します。

補助額はいくら?基本・性能加算・撤去加算の3層構造

エコキュートの補助金は「基本額」「性能加算」「撤去加算」の3層で積み上がります。すべての条件を満たすと、1台あたり最大14万円が対象になります。

① 基本額
エコキュート設置
7万円/台
② 性能加算
高効率機種
+3万円/台
③ 撤去加算
電気蓄熱暖房機
+4万円/台
= 最大
14万円/台

機器の種類ごとの補助額は次のとおりです。エコキュート以外の選択肢(ハイブリッド・エネファーム)も比較しておくと、見積もり時の判断材料になります。

機器 基本額 性能加算 最大(本体分)
エコキュート 7万円/台 +3万円/台 10万円/台
ハイブリッド給湯機 10万円/台 +2万円/台 12万円/台
エネファーム 17万円/台 なし 17万円/台
撤去加算:電気蓄熱暖房機 4万円/台(上限2台・最大8万円)
撤去加算:電気温水器 2万円/台(補助を受ける台数まで)

性能加算の要件は、基本要件の機種よりCO2排出量が5%以上少なく、かつ2025年度の目標基準値+0.2以上の性能値を持つ高効率機種であることです。 注意: 「最大14万円」は"高性能エコキュート(10万円)+電気蓄熱暖房機の撤去(4万円)"がそろった場合の上限です。エコキュートからエコキュートへの単純な買い替え(撤去加算なし)は7万〜10万円が一般的で、電気温水器からの切り替えなら撤去加算2万円が上乗せされます。

この章を読んだら: 自宅の現状から「基本+どの加算が乗るか」を仮置きしてみましょう。次章の判断フローで確定できます。

【独自フレームワーク】あなたのエコキュートはいくら補助される?

「結局うちはいくら?」を自分で出すための判断フローです。上から順にYes/Noで進めば、おおよその補助額が分かります。

STEP1 | 設置するのは対象機種か?
インターネット接続機能付き、または「おひさまエコキュート」→ 基本7万円が土台。対象外機種なら補助なし。
STEP2 | 高効率(性能加算)機種か?
CO2▲5%以上+目標基準値+0.2以上 → +3万円(計10万円)。標準機種なら7万円のまま。
STEP3 | 撤去する旧機器は何か?
電気蓄熱暖房機 → +4万円/台(最大2台)。電気温水器 → +2万円/台。エコキュート同士の入替・ガス石油は加算なし。
RESULT | 合計が国からの補助見込み額
例:高効率機種+電気蓄熱暖房機撤去 = 7+3+4 = 14万円

自分のケースが国・自治体のどの補助に当てはまるかをまとめて確認したい方は、補助金診断で簡単にチェックできます。

この章を読んだら: 上で出した「国の補助見込み額」をメモし、次章の試算で本体費用から差し引いてみましょう。

【独自試算】モデルケースで見る実質負担

戸建て30坪・築20年・4人家族を想定し、現在の給湯機タイプ別に実質負担を試算しました。費用は本体+標準工事費の相場の一例で、自治体補助は別途上乗せされる可能性があります。

モデルケース 設置機種 国の補助(見込み) 工事費の目安 実質負担の目安
電気温水器からの切替 標準エコキュート 9万円(基本7+撤去2) 約38万円 約29万円〜
電気温水器からの切替 高効率エコキュート 12万円(基本7+性能3+撤去2) 約45万円 約33万円〜
電気蓄熱暖房機も撤去 高効率エコキュート 14万円(基本7+性能3+撤去4) 約48万円 約34万円〜

リフォーム補助金ナビが全国1,741市区町村を対象に収録する補助金情報を横断すると、高効率給湯器・エコキュートを対象にした自治体補助は数万円台が中心で、国の補助と重ねられれば上表の「実質負担」はさらに下がる余地があります。ただし併用可否は自治体ごとに大きく分かれるため、次章の判定が重要になります。

この章を読んだら: 自宅に近いケースの「実質負担の目安」を把握したら、自治体補助を上乗せできるかを次章で確認しましょう。

自治体補助との併用——「国費充当」がカギ

国の給湯省エネ2026事業と自治体(都道府県・市区町村)の補助は、組み合わせられるケースが多くあります。ただし住宅省エネ2026キャンペーンの公式には重要なルールがあります。

併用判定のポイント: 国費(国の予算)が充当されている制度は、本キャンペーンの各事業と併用できません。自治体の補助でも、原資が国費の事業は重複適用の対象外です。一方、自治体が独自財源で実施する省エネ機器補助は併用できる場合が多くあります。

つまり「自治体補助=必ず上乗せできる」わけではなく、その補助の財源が国費か自治体独自財源かで結論が変わります。判定は次の手順が確実です。

  • 自治体の補助金要綱で「国の補助金との併用」の記載を確認する
  • 「国庫補助・交付金を財源とする事業とは併用不可」とあれば、給湯省エネ2026事業とは重ねられない
  • 不明な場合は自治体の窓口(住宅・環境課など)と、契約予定の登録事業者の双方に確認する

また、同じ「住宅省エネ2026キャンペーン」内であっても、同一の機器に国の補助を2つ重複適用することはできません。給湯機は給湯省エネ2026事業、窓は先進的窓リノベ2026事業、断熱はみらいエコ住宅2026事業——というように対象工事を分ける形の併用が想定されています。お住まいの市区町村で使える制度を横断的に確認したい方は、補助金まとめで一覧できます。

この章を読んだら: 候補の自治体補助について「国費充当か」をメモしておきましょう。これが見積もり依頼時に事業者へ伝えるべき情報です。

申請の流れと着工前チェックリスト

申請は登録事業者が代行します。施主が直接事務局へ書類を出すことはありません。

① 業者選定・見積
登録事業者か確認し対象機種で見積
② 契約
補助金申請と還元方法を契約書に明記
③ 着工・工事
2025/11/28以降に着工・撤去前後を撮影
④ 交付申請
事業者が事務局へ申請(予約は11/16まで)
⑤ 交付・還元
補助金は事業者へ→施主に還元

還元方法は契約書に残す: 補助金は施主ではなく登録事業者に振り込まれる仕組みです。「補助金分は工事代金から差し引く」「交付後に施主へ振り込む」など、還元のタイミングと方法を契約時に文書化しておくとトラブルを防げます。

契約・着工前に、次の7項目を自己チェックしておきましょう(独自チェックリスト)。

  • 設置機種はインターネット接続機能付き、または「おひさまエコキュート」か
  • 性能加算を狙うなら、要件を満たす高効率機種か(事業者に型番で確認)
  • 着工日は2025年11月28日以降になる見込みか
  • 契約先は給湯省エネ2026事業の登録事業者か
  • 撤去する旧機器の種類(電気蓄熱暖房機/電気温水器)を把握しているか
  • 撤去前後の写真を業者が記録する段取りになっているか
  • 併用予定の自治体補助が「国費充当でないか」を確認したか

この章を読んだら: チェックリストで埋まらない項目を、見積もり依頼時の質問リストにしてしまいましょう。これがそのまま行動の第一歩になります。

よくある質問

Q1. 賃貸住宅でも申請できますか?

A. 賃貸住宅の所有者(オーナー)が申請者となる形であれば対象になり得ます。入居者(借主)が単独で申請することはできません。設備変更にはオーナーの同意が前提となるためです。

Q2. エコキュートからエコキュートへの買い替えは補助対象ですか?

A. 基本要件を満たせば本体分の補助(7万〜10万円)は対象になり得ます。ただし撤去加算は電気蓄熱暖房機・電気温水器の撤去が要件のため、エコキュート同士の入れ替えでは加算分は対象外です。

Q3. みらいエコ住宅2026事業や先進的窓リノベ2026事業と併用できますか?

A. 同一の機器に国の補助を2つ重複適用することはできませんが、給湯機は給湯省エネ事業、断熱・窓は別事業——と対象工事を分ければ併せて活用できる設計です。事前に登録事業者へ相談することをおすすめします。

Q4. 受付はいつまで続きますか?

A. 公式の期限は2026年12月31日までですが、予算上限に達した時点で締切となります。過去の同種事業は年内に上限到達となった年もあり、2026年版も早期終了の可能性が指摘されています。交付申請の予約は2026年11月16日までとされています。

Q5. 自宅にインターネット環境がないと申請できませんか?

A. 補助対象機種は「インターネット接続機能を有する」ことが要件です。実際に常時接続して使うかは要件外ですが、機種側に接続機能が備わっている必要があります。「おひさまエコキュート」(太陽光連動型)であれば、この接続機能の要件は対象外となります。

Q6. 個人で直接申請することはできますか?

A. できません。給湯省エネ2026事業に登録された施工事業者(給湯省エネ事業者)が代理申請する仕組みです。事業者選定の段階で、登録事業者かどうかを公式サイトで確認しておきましょう。

参考・出典

免責: 本記事は2026年6月時点の公開情報を基に作成しています。補助金制度は予算上限到達による早期終了、要件・補助額・対象機種リストの変更が生じる場合があります。申請前には必ず給湯省エネ2026事業 公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は申請の可否や補助金交付を保証するものではなく、最終的な可否は事務局審査によります。

━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
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