玄関引き戸リフォーム補助金【2026年最新】費用と使える制度

この記事の要点(30秒)
- 玄関引き戸の断熱性能を高める交換は、国の 先進的窓リノベ2026事業 の対象になる場合があり、戸建で最大200万円、集合住宅で最大200万円の補助枠が設けられています(住戸あたり上限)。
- バリアフリー目的で開き戸から引き戸へ変更する工事は、要支援・要介護認定者がいる世帯であれば 介護保険住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割) の対象です。
- 子育て世帯・若者夫婦世帯であれば 子育てグリーン住宅支援事業2026 の「開口部の断熱改修」枠でも申請できる場合があります(補助額は性能区分に応じて1箇所あたり数千円〜数万円)。
- 国制度に加え、東京都・大阪府などの都道府県制度、市区町村のバリアフリー改修助成を重ねて申請できるケースが多く、自己負担を半額以下に抑えられる例もあります。
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2026年版・玄関引き戸リフォームで使える主な補助金
玄関引き戸のリフォームは、目的によって申請できる制度が変わります。「断熱目的」なら住宅省エネ2026キャンペーン、「バリアフリー目的」なら介護保険、「防犯・防災目的」なら自治体制度、というように整理して考えると迷いにくくなります。すべての制度を同時に使えるわけではありませんが、対象工事が分かれていれば併用できるケースもあります。
特に2026年は、住宅省エネキャンペーンが「先進的窓リノベ」「子育てグリーン住宅支援」「給湯省エネ」の3事業体制で継続しており、玄関ドア(引き戸を含む)も開口部の断熱改修として明確に補助対象に位置付けられています。予算枠は早期に消化される傾向があるため、検討するなら年度前半の動きが現実的です。
下表は2026年に玄関引き戸リフォームで使える主な国の制度をまとめたものです。後に続く章で各制度の条件を順に確認していきます。
| 制度名 | 補助額の目安 | 対象工事 | 申請期間 |
|---|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 1住戸あたり最大200万円 | 高断熱仕様の玄関引き戸への交換 | 2026年内(予算上限まで) |
| 子育てグリーン住宅支援事業2026 | 1箇所数千円〜、最大60万円/戸 | 開口部の断熱改修(玄関ドア含む) | 2026年内(予算上限まで) |
| 介護保険住宅改修 | 上限20万円(自己負担1〜3割) | バリアフリー目的の引き戸化 | 通年 |
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 最大100〜250万円/戸 | 性能向上リフォーム一体 | 年度ごとの公募 |
国の制度は併用に制限があり、同一の玄関引き戸工事に対して「先進的窓リノベ」と「子育てグリーン住宅支援」の両方を二重申請することはできません。一方で、玄関引き戸は先進的窓リノベ、内窓は子育てグリーン、というように工事箇所を分けて申請することは認められています。詳細は リフォーム補助金まとめ【2026年最新】 でも整理しています。
玄関引き戸リフォームの費用相場と工事タイプ別の特徴
玄関引き戸の工事は「同型での交換」「開き戸からの変更」「断熱・防犯仕様への高性能化」で費用が大きく異なります。同型交換であれば既存の枠を活かせるため工期1日・費用20万〜40万円程度で収まる例が多い一方、躯体に手を入れる開き戸→引き戸変更では2〜3日かかり、外壁補修や枠新設で60万円台まで上がることがあります。
断熱仕様(樹脂枠・複層ガラス・断熱材入りパネル)にすると製品単価が15万〜25万円ほど上がりますが、ここが補助金の中心的な対象範囲です。電子錠やスマートキーは利便性を大きく高める一方で、補助金の上乗せ対象にはなりにくく、自己負担として見積もりに計上しておくのが安全です。
| 工事タイプ | 費用目安 | 工期 | 補助金との相性 |
|---|---|---|---|
| 同型での引き戸交換 | 20〜40万円 | 半日〜1日 | 断熱仕様なら先進的窓リノベ対象 |
| 開き戸→引き戸への変更 | 35〜70万円 | 2〜3日 | 介護保険+自治体制度を併用しやすい |
| 高断熱仕様の引き戸 | 35〜80万円 | 1〜2日 | 先進的窓リノベの中心的対象 |
| 電子錠・スマートキー付き | +5〜15万円 | 既存工事+数時間 | 加算対象外が一般的 |
費用差の主因は「製品グレード」と「枠の作り直しの有無」です。たとえばLIXIL「リシェント」、YKK AP「ドアリモ」、三協アルミ「ノバリス」といったカバー工法対応シリーズは、既存の枠の上から新しい枠をかぶせて施工するため、外壁を壊さず1日工事が可能です。一方、開口幅自体を広げる工事は外壁補修や下地のやり直しが入るため費用が跳ね上がります。まずは相見積もり3社を取り、同じ仕様で価格を比較するのが鉄則です。
対象・対象外チェックリスト(先進的窓リノベ2026事業)
国の中心制度である先進的窓リノベ2026事業について、玄関引き戸が補助対象になるかは「製品の性能等級」「登録事業者による施工」「工事前の契約・申請順序」で決まります。下のチェック項目を見て、すべて当てはまるかをまず確認してください。
対象になりやすいケース
- 交換後の玄関引き戸が、事業に登録された 断熱性能(U値)基準 を満たす製品である
- 施工を依頼する業者が 「住宅省エネ2026キャンペーン」事業者登録 を済ませている
- 工事の契約日が 事業の対象期間内 に収まっている
- 既存の玄関引き戸の撤去・処分が施工内容に含まれている
- 持ち家(戸建・分譲マンション専有部)であり、所有者本人が申請する
対象外になりやすいケース
- 新築住宅への新設工事(リフォームではないため対象外)
- カバー工法でも断熱仕様ではない普及グレードの引き戸
- 自分で購入した部材を業者に取り付けてもらう「施主支給」工事
- 補助金申請前に工事を完了してしまったケース
- 別荘・賃貸オーナー名義の物件(運用条件が異なるため要確認)
特に注意したいのが、5番目の「工事前の申請」です。先進的窓リノベでも介護保険でも、原則として 着工前** に交付申請または事前協議を済ませる必要があり、契約・着工してから「やっぱり補助金を使いたい」と申請しても受け付けてもらえません。逆に言えば、登録事業者と早めに打ち合わせをしておけば、書類は業者側で準備してもらえることがほとんどです。
国×都道府県×市区町村の併用シミュレーション
ここからは、実際の費用感をつかむための併用シミュレーションです。前提として、同じ工事内容に国の補助金を二重に当てることはできませんが、「断熱の引き戸交換は国」「手すり設置は介護保険」「防犯加算は自治体」のように工事内容を分けて当てるパターンであれば、合計額を大きく圧縮できることがあります。
下表は、東京都内戸建てで「断熱仕様の引き戸へ交換+手すり1本+防犯ガラス加算」を行った場合のモデルケースです。地域や住宅の条件で結果は変わるため、あくまで参考値として読んでください。
| 項目 | 工事費 | 充当できる制度 | 補助額(例) |
|---|---|---|---|
| 高断熱引き戸への交換 | 50万円 | 先進的窓リノベ2026 | 約12〜18万円 |
| 上がり框の手すり設置 | 4万円 | 介護保険住宅改修 | 約3.6万円(9割給付時) |
| 防犯ガラス・電子錠 | 12万円 | 東京都内市区町村の防犯助成 | 約2〜5万円 |
| 合計 | 66万円 | 上記3制度の併用 | 約17.6〜26.6万円 |
このモデルでは、自己負担を 約40万〜48万円 まで圧縮できる計算です。ポイントは、工事種別ごとに見積書を分けて作成してもらうこと。1枚の総額見積もりだと、どの工事にどの補助金が当たっているかが分からず、審査で差し戻されることがあります。
地方都市でも、自治体独自の「住宅リフォーム助成」「バリアフリー住宅改修助成」「省エネ住宅助成」のいずれかが用意されているケースが大多数です。市区町村サイトで「リフォーム 補助金」「住宅改修 助成」の2語で検索すれば、その年度の要綱PDFが見つかります。
介護保険を活用した引き戸化の注意点
要支援1〜2、要介護1〜5の認定を受けている家族が同居している場合、開き戸→引き戸への変更は介護保険住宅改修費の対象になります。支給上限は1人につき生涯で 20万円、そのうち 9割(所得により7〜8割)** が給付され、自己負担は2万〜6万円程度です。
ただし、介護保険の住宅改修は「ケアマネジャーまたは地域包括支援センターを経由した事前申請」が必須で、自己判断で工事を発注すると対象外になります。流れとしては「ケアマネジャーに相談 → 理由書作成 → 市区町村へ事前申請 → 承認 → 着工 → 完了報告 → 給付」で、最短でも2〜4週間は見ておく必要があります。
引き戸化と同時に、上がり框の手すり、滑りにくい床材への変更、土間と玄関ホールの段差解消なども一度に申請するのが得策です。1回の申請でまとめて行うほうが書類が少なく、20万円の枠も使い切りやすいためです。
申請の流れ(5ステップ)
ここでは、最も使われる「先進的窓リノベ2026事業」を例に、契約から補助金受給までの流れを整理します。介護保険・自治体制度でも、おおむね同じ順序で進みます。
- 対象制度の確認 — まず 補助金診断 で使える制度の見当を付ける
- 登録事業者へ見積もり依頼 — 住宅省エネ2026キャンペーンの「登録事業者検索」で3社以上に相見積もり
- 契約・事前申請 — 契約後、業者が交付申請を代行(自分で行うことも可だが代行が一般的)
- 工事実施 — 交付決定通知を受けてから着工。途中変更は再申請が必要
- 完了報告・補助金振込 — 業者経由で完了報告 → 1〜3か月で補助金が振り込まれる
着工の順序を間違えなければ、書類作業の大半は登録事業者が代行してくれます。施主が用意するのは本人確認書類、住民票、登記事項証明書(マンションの場合)程度です。「事前申請が必要」と言われた瞬間に契約をストップしてくれる業者は信頼できるサインです。
よくある質問
Q1. 玄関ドアを引き戸から引き戸に交換するだけでも補助金は出ますか?
A. 交換後の製品が国の定める断熱性能基準(U値)を満たし、登録事業者が施工する場合は先進的窓リノベ2026事業の対象になり得ます。同型交換でも「断熱性能の向上」が要件です。
Q2. 賃貸物件のオーナーですが、入居者のために引き戸化したい。補助金は使えますか?
A. 制度ごとに対象者が異なります。先進的窓リノベは賃貸住宅の所有者も対象になりますが、介護保険住宅改修は要介護認定者本人が居住していることが条件です。自治体制度は要綱で個別に確認してください。
Q3. 工事を契約してしまった後でも補助金は申請できますか?
A. 制度の対象期間内かつ未着工であれば申請できる場合がありますが、すでに着工・完了しているケースは原則対象外です。契約前に登録事業者へ「補助金を使いたい」と伝えるのが安全です。
Q4. マンションの玄関引き戸でも対象になりますか?
A. マンションの玄関ドアは「共用部分」とされる管理規約が多く、勝手に交換できないのが一般的です。管理組合の承認を得たうえで、専有部分扱いになる範囲を確認してから検討してください。
Q5. 申請は自分でできますか?それとも業者にお願いすべきですか?
A. 制度上は自分での申請も可能ですが、先進的窓リノベは登録事業者経由の代行申請が前提に近く、自分で行う場面はほぼありません。介護保険はケアマネジャー経由が必須です。
Q6. 補助金はいつ振り込まれますか?
A. 完了報告の受理から1〜3か月が一般的です。年度末は申請が集中するため遅れる傾向にあります。資金繰りの観点で、いったん全額を施主が立て替える前提で見積もりを組むのが現実的です。
まとめ
玄関引き戸のリフォームは、単に出入りを楽にする工事ではなく、断熱・バリアフリー・防犯を一度に底上げできる数少ない改修です。2026年は先進的窓リノベ・子育てグリーン住宅支援・介護保険・自治体制度と、目的別に制度が揃っており、組み合わせ次第で自己負担を半額前後まで抑えられるケースもあります。
予算枠が消化される前に動くこと、登録事業者に早めに相談すること、そして着工前に申請すること——この3点を押さえれば、補助金活用の難易度はぐっと下がります。まずは 補助金診断 で、自宅の条件で使える制度を確認するところから始めてみてください。
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参考・出典
本記事は2026年4月時点で公表されている情報をもとに作成しています。各補助金は予算上限到達による早期終了、要件・申請窓口の変更が行われることがあります。申請にあたっては必ずお住まいの自治体および各事業の公式サイトで最新情報をご確認ください。
━━ この記事の作成・監修 ━━
リフォーム補助金ナビ編集部
在籍資格者
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