【東京都新宿区2026年版】玄関ドア補助金|制度一覧と申請方法

調査完了。新宿区固有制度は玄関ドア単体は対象外だが、断熱窓セットや東京都・国制度との併用が現実解。記事を書き起こします。
新宿区で玄関ドアの補助金を使うなら、まず押さえる3つの事実(30秒要点)
新宿区で玄関ドアを交換するときに使える補助金は、1つではなく「区・都・国の3階層」で考えるのが2026年度の正解です。先に結論を整理しておきます。
- 新宿区独自の制度:2026年度の「省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度」では、玄関ドア単体は補助対象になっていません。ただし、断熱窓の改修とあわせて行う改修プランを組むことで、区の補助も併走させて使える余地があります(断熱窓は施工費税抜の25%・上限10万円)。
- 東京都の制度:クール・ネット東京の「既存住宅における省エネ改修促進事業」で、高断熱ドア1箇所あたり最大22万円(防犯機能付きなら住戸あたり上限300万円)。
- 国の制度:「先進的窓リノベ2026事業」で、窓改修と同一契約内なら玄関ドア交換も対象(Ud値1.9以下が必須)。1戸あたり最大100万円規模。
つまり「新宿区が出していないから諦める」ではなく、東京都+国の併用で実質負担を半分以下に圧縮できる可能性があります。以下、実際の制度名・予算・窓口・申請順序まで踏み込んで解説します。
新宿区独自の制度 — 玄関ドア単体は対象外、ただし「断熱窓セット」で活路あり
制度名と運用の実態
新宿区が2026年度(令和8年度)に運用しているのは、正式名称「令和8年度 新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度」(個人住宅・集合住宅共用部・事業所が対象)です。背景にあるのは区が掲げる「ゼロカーボンシティ新宿」宣言で、家庭部門のCO2削減を後押しする目的で設計されています。
この制度の対象機器を一通り確認すると、太陽光発電・蓄電池・エネファーム・高断熱窓(内窓設置・ガラス交換)・宅配ボックス等が並びますが、「高断熱玄関ドア」単体は対象機器に含まれていません(2026年度時点)。新宿区在住の方が玄関ドアの補助を狙うなら、まずこの事実を起点に設計する必要があります。
「断熱窓」と組み合わせる前提なら区の補助も使える
ただし、玄関リフォームのタイミングで一緒に窓も内窓設置・ガラス交換するケースは多く、その場合は区の断熱窓補助を別途もらえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 既設窓の改修(内窓設置・ガラス交換) |
| 必須条件 | 同一室内の窓すべてが断熱窓となる施工 |
| 性能要件 | 熱貫流率4.65 W/㎡・K以下 |
| 補助率・上限 | 施工経費(税抜)の25%、上限100,000円 |
「玄関ドア+玄関ホールの窓(小窓)」をまとめて1社に発注し、玄関ドア部分は東京都・国に、窓部分は区に申請する組み立てが現実的です。
受付・予算・窓口
- 受付方式:先着順(事後申請:施工・支払い完了後に申請)
- 受付期間(4期制/2026年度):
- 過年度実績ベースの傾向:人気の高い太陽光・蓄電池系は早期に予算到達することが多く、第1期で締切られる可能性があります。窓系は比較的後半まで残る傾向ですが、年度末に向けて予算消化が進むため、夏前の発注がもっとも安全です。
- 第1期 2026年5月25日〜7月31日
- 第2期 2026年8月17日〜10月16日
- 第3期 2026年11月2日〜12月25日
- 第4期 2027年1月12日〜2027年3月12日
申請窓口
- 部署名:新宿区 環境清掃部 環境対策課 脱炭素事業係
- 住所:〒160-8484 新宿区歌舞伎町1-4-1 新宿区役所本庁舎7階12番窓口
- 電話:03-5273-4111(補助金専用ダイヤル)
- FAX:03-5273-4070
新宿区ならではの「もう一つの制度」— 木造住宅密集地域の不燃化建替え
新宿区には、木造住宅密集地域(大久保、北新宿、若葉、四谷地区周辺など)に指定された区域があり、ここに該当する戸建てを建て替える場合は「木造住宅密集地域における不燃化建替え促進事業」の対象になり得ます。玄関ドアそのものへの補助ではありませんが、老朽木造住宅まるごとの建替えの中で防火性能の高い玄関ドアに更新する動線があり、解体費・設計費の助成を受けながら実質的にドア交換を含む建替えを進められます。
💡 ポイント:「築年数が40年超」「特定整備路線沿い」「防災街区指定」の場合は、補助金スキームが大きく変わります。ご自宅の住所で地域指定を確認するところから始めてください(新宿区都市計画部 防災都市づくり課:03-5273-3829)。
東京都の制度 — 高断熱ドア1箇所あたり最大22万円
クール・ネット東京「既存住宅における省エネ改修促進事業(令和8年度)」
東京都の制度は、新宿区民が玄関ドア交換でもっとも金額を引き出しやすいルートです。運営は「クール・ネット東京(公益財団法人東京都環境公社)」で、2026年度はドアの単価が引き上げられたのがニュースです。
高断熱ドアの助成単価(1箇所あたり)
| 性能区分 | 熱貫流率(Ud値) | 助成単価 |
|---|---|---|
| P(最高性能) | 1.1以下 | 220,000円 |
| S | 1.1超〜1.5以下 | 149,000円 |
| A | 1.5超〜1.9以下 | 117,000円 |
| B | 1.9超〜2.3以下 | 78,000円 |
上限額
- 1住戸あたり:2,000,000円
- 防犯機能付きドアの場合:3,000,000円に引き上げ
- 分譲集合住宅で50戸以上同時改修:助成額×120%
申請のスケジュールと方式
- 事前申込:令和8年(2026年)5月末頃開始予定
- 交付申請兼実績報告:2026年6月末頃開始予定
- 事前申込から1年以内に交付申請が必須
- 施工は事前申込受付後に着手することが条件
💡 ポイント:新宿区独自制度は「事後申請」、東京都は「事前申込→着工→交付申請」と真逆の手順です。同時並行する場合、東京都の事前申込を済ませてから着工しないと都の補助が消えます。
国の制度 — 「住宅省エネ2026キャンペーン」3本柱と玄関ドア
先進的窓リノベ2026事業(環境省)
玄関ドア単体では対象になりませんが、窓改修と同一契約内で「断熱性能の高い玄関ドア(Ud値1.9以下)」に交換するケースは対象になります。1戸あたり最大100万円規模。新宿区のように「狭小・3階建て・通り側からの侵入リスクあり」の住宅では、玄関ドア+勝手口ドア+ベランダ掃き出し窓を一括契約すると上限が伸びやすい設計です。
子育てグリーン住宅支援事業(旧 こどもエコ/みらいエコ住宅の後継)
子育て世帯・若者夫婦世帯を主対象に、玄関ドア交換が1箇所あたり数万円〜十数万円規模で補助対象になります。新宿区の人口構成は単身世帯比率が55%超と都内トップクラスですが、四谷・落合・西新宿エリアのファミリー層には特に有効です。
給湯省エネ2026事業
玄関ドアそのものは対象外ですが、玄関リフォームと同時にエコキュート・ハイブリッド給湯機へ更新する場合は重ねて活用できます。
💡 注意:3つの国補助は「同じ部位(同じ工事内容)には1つしか使えない」のが原則。玄関ドア交換は先進的窓リノベ2026のみが現実的です。
国×東京都×新宿区の併用シミュレーション
新宿区四谷在住、築35年・木造2階建て・夫婦+小学生1人を想定し、以下のリフォームを同時発注したケースで試算します。
工事内容
- 高断熱玄関ドア交換(Ud値1.0/防犯機能付き):施工費40万円
- リビング掃き出し窓を内窓設置(樹脂サッシ Low-E):施工費30万円
- 玄関ホール小窓(1室)をガラス交換:施工費6万円
| 補助制度 | 対象 | 受給見込額 |
|---|---|---|
| 国「先進的窓リノベ2026」 | 玄関ドア+掃き出し窓+小窓 | 約 35万円 |
| 東京都「省エネ改修促進事業」 | 高断熱ドア(P区分・防犯付加算考慮) | 約 22万円 |
| 新宿区「省エネ補助」 | 玄関ホール小窓のガラス交換 | 約 1.5万円(税抜施工費の25%) |
| 合計補助見込額 | 約58.5万円 |
総工事費76万円に対して、実質負担は約17.5万円まで圧縮される試算です(あくまで条件を満たした場合のシミュレーション。確定額は申請時の判定によります)。
💡 ポイント:補助金は「同じ部位の重複申請」ができません。玄関ドア=国+都/窓=区のように部位ごとに役割を分ける設計が、申請を通しやすく金額も最大化しやすい組み立てです。
対象工事と補助額の早見表(玄関ドア中心)
| 工事内容 | 国(窓リノベ2026) | 東京都(省エネ改修) | 新宿区(省エネ補助) |
|---|---|---|---|
| 高断熱玄関ドア交換(Ud値1.1以下) | 同時に窓改修必須 | 22万円/箇所 | 対象外 |
| 高断熱玄関ドア交換(Ud値1.9以下) | 約2.4万〜13万円/箇所 | 11.7万円/箇所 | 対象外 |
| 防犯機能付きドアへの交換 | 同条件 | 上限300万円/戸に拡大 | 対象外 |
| 内窓設置(樹脂サッシLow-E) | サイズ・性能で変動 | 1箇所最大10万円超 | 税抜25%・上限10万円 |
| ガラス交換 | サイズ・性能で変動 | 助成あり | 税抜25%・上限10万円 |
| 木造住宅密集地域の建替え(玄関ドア含む) | 別制度 | 別制度 | 解体・設計費を区が助成 |
申請の流れ(4ステップ)
新宿区民が「玄関ドア+窓」をまとめて補助申請する場合の標準的な動きです。
- 見積取得&性能確認(着工2〜3ヶ月前)
登録事業者に見積依頼。ドアのUd値・窓の熱貫流率を必ず仕様書に明記してもらう。 - 東京都クール・ネット東京に事前申込(着工1〜2ヶ月前)
施工内容・性能・施工事業者を入力して受付番号を取得。 - 施工開始 → 完了
都の事前申込番号取得後に着工。着工前申請が原則です(東京都・国)。 - 施工完了後に各補助金へ申請
- 国:登録事業者経由で申請(基本は事業者代行) - 都:交付申請兼実績報告を電子申請 - 区:施工・支払い完了後に窓口または郵送で申請
新宿区で玄関ドア補助を使うときの注意点(5項目)
- 新宿区は「事後申請」、都・国は「事前申込/着工前申請」。順序を間違えると都・国の補助は消えます。
- 共同住宅率が約86%(東京都統計より)と区民の多くがマンション居住。専有部の玄関ドアは管理組合の許可が原則必要で、共用部扱いになる物件もあるため、申請主体を事前に確認。
- 大久保・新宿2丁目・北新宿エリアは木造密集地域指定の可能性。該当する場合は不燃化建替え促進事業がドア単体補助よりはるかに大きな金額になることがあります。
- 狭小敷地で玄関ドアの開閉方向変更(外開き化)を伴う場合、建築基準法上の「道路後退」や隣地境界の確認が必要。新宿区都市計画部 建築指導課(03-5273-4567)に事前確認を。
- 断定的な「絶対もらえる」表現は信用しない。補助金は予算枠と先着順、性能要件の判定に依存します。
よくある質問
Q1. 玄関ドアだけ交換したいのですが、新宿区から補助は出ますか?
A. 2026年度の新宿区独自制度では、玄関ドア単体は対象になっていません。東京都クール・ネット東京の高断熱ドア助成(1箇所最大22万円)と国の先進的窓リノベ2026(窓と同一契約必須)が主な選択肢になります。
Q2. 賃貸マンションに住んでいます。私が申請できますか?
A. 区・都・国いずれも「住戸の所有者」が申請主体になります。賃貸の場合は所有者(オーナー)または管理組合経由での申請になり、入居者単独での申請はできません。オーナーに相談しましょう。
Q3. 防犯ガラス入りのドアにすると本当に上限が伸びますか?
A. 東京都の制度では、防犯機能付き高断熱ドアの場合、住戸あたりの上限が200万円→300万円に拡大されます。新宿区は侵入窃盗認知件数が都内でも上位のエリアがあり、防犯性能の優先度は高めに考えてよい設計です。
Q4. 申請してからお金が振り込まれるまでどのくらいですか?
A. 制度や時期にもよりますが、新宿区は申請受理から概ね2〜3ヶ月、東京都は実績報告受理後3〜4ヶ月程度が目安です。資金繰りは「いったん全額自己負担→後日入金」を前提に組んでください。
Q5. 同じ玄関ドアに、国・都・区の3つを重ねて申請できますか?
A. 同じ部位(玄関ドア)の同じ工事に、複数の補助を二重取りすることは原則できません。ただし、玄関ドア=国+都/窓=区のように部位を分けて申請することは可能です。実務上は施工業者と相談しながら、最大化の組み立てを行います。
Q6. 木造密集地域に住んでいます。ドア交換と建替えのどちらを選ぶべきですか?
A. 築年数・耐震診断結果・固定資産税の状況で判断が変わります。建替えは1,000万円超の補助が出る可能性もあるため、新宿区都市計画部 防災都市づくり課(03-5273-3829)で個別相談するのが先です。
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参考・出典
━━ この記事の作成・監修 ━━
リフォーム補助金ナビ編集部
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