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高齢者向けリフォーム補助金2026|最大200万円の制度一覧と申請方法

(初出: 2026/4/2・ 約10分で読めます
高齢者向けリフォーム補助金2026|最大200万円の制度一覧と申請方法

「最近、父が廊下でつまずくことが増えた」「母が浴室の段差を怖がって、一人でお風呂に入れない」——こうした不安を抱えるご家庭は少なくありません。

実は2026年度、国や自治体の補助金制度をうまく組み合わせると、最大200万円以上の支援を受けながらバリアフリーリフォームができる可能性があります。しかし多くの方がこうした制度を知らないまま全額自己負担でリフォームしているのが現状です。

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しかも補助金は先着順で予算がなくなり次第終了。2025年度は秋口に受付終了となった制度もありました。「もっと早く知っていれば…」と後悔しないために、この記事で制度の全体像をつかんでおきましょう。

💡 ポイント: まずは補助金診断ツールで、あなたのお住まいの地域・工事内容に合った制度があるか30秒でチェックできます。


📋 この記事でわかること

- 高齢者リフォームで使える補助金制度は大きく3タイプ

- 自治体独自の上乗せ制度も見逃せない

- 実際の活用事例|補助金でどれくらい負担が減る?

- 申請の流れ|5ステップで補助金を受け取るまで

高齢者リフォームで使える補助金制度は大きく3タイプ

高齢者のリフォームに活用できる補助金は、大きく分けて次の3タイプに分類されます。

1. 介護保険の住宅改修費(厚生労働省)

要介護・要支援の認定を受けている方が対象の制度です。手すりの設置、段差の解消、滑りにくい床材への変更などが対象工事に含まれます。上限20万円のうち、自己負担は原則1割(所得に応じて2〜3割)。つまり最大18万円が給付される計算です。

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申請はケアマネージャー経由で市区町村に行います。工事前に申請が必要な点に注意してください。

2. 住宅省エネ2026キャンペーン(3省連携)

国土交通省・環境省・経済産業省の3省が連携した大型事業で、予算総額は約3,400億円。以下の3つの事業から構成されています。

項目 管轄 補助上限 主な対象工事
みらいエコ住宅2026事業 国交省 100万円/戸 断熱改修・エコ設備・バリアフリー
先進的窓リノベ2026事業 環境省 100万円/戸 高断熱窓への交換
給湯省エネ2026事業 経産省 17万円/台 エコキュート等の高効率給湯器

3. 長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)

耐震補強+省エネ改修+バリアフリー化を総合的に行うリフォームに対して、最大200万円(工事費の1/3)が補助されます。築年数が古い木造住宅で大規模リフォームを検討しているケースに特に適しています。

💡 ポイント: 介護保険は厚生労働省、省エネ系は国交省・環境省・経産省と管轄が異なるため、対象工事が重複しない範囲であれば併用できる場合があります。「一つしか使えない」と思い込まず、複数の制度を組み合わせることで自己負担を大幅に減らせる可能性があります。


自治体独自の上乗せ制度も見逃せない

国の制度に加えて、多くの自治体が独自の高齢者向けリフォーム補助金を用意しています。

たとえば東京都世田谷区では、65歳以上の方を対象に住宅改修費の助成制度があり、介護保険とは別枠で利用できるケースがあります。大阪府堺市でも、高齢者の住宅バリアフリー改修に独自の補助を行っています。

自治体制度は市区町村ごとに内容・金額・申請時期がまったく異なります。同じ都道府県内でも隣の市では制度があるのに自分の市にはない、ということも珍しくありません。

💡 ポイント: お住まいの自治体の制度は補助金診断に郵便番号を入力するだけで確認できます。国の制度との併用可否も含めてチェックしておきましょう。地域別の補助金情報は補助金まとめページでも解説しています。


実際の活用事例|補助金でどれくらい負担が減る?

事例1:Aさん(72歳・東京都世田谷区)— 浴室バリアフリー+窓断熱で約150万円の補助

築35年の戸建てに一人暮らしのAさん。冬場のヒートショックが心配で、浴室・脱衣所のバリアフリー改修と窓の断熱リフォームを実施しました。

  • 工事内容: 浴室の段差解消・手すり設置・浴室暖房追加+リビング・寝室の内窓設置
  • 工事総額: 約280万円
  • 活用した制度: — 介護保険 住宅改修費 → 約18万円 先進的窓リノベ2026事業 → 約85万円 世田谷区 高齢者住宅改修助成 → 約50万円
  • 実質自己負担: 約127万円**(補助金で約55%をカバー)

Aさんは「全額自己負担だと思って諦めかけていたが、ケアマネージャーに相談したら複数の制度が使えると教えてもらった」と話しています。

事例2:Bさん夫婦(68歳・大阪府堺市)— 総合リフォームで約183万円の補助

Bさん夫婦は築40年の木造住宅を「老後も安心して住める家」にするため、耐震補強・バリアフリー・省エネ改修を一括で実施しました。

  • 工事内容: 耐震補強+階段・廊下の手すり設置+トイレのバリアフリー化+断熱材追加+エコキュート導入
  • 工事総額: 約620万円
  • 活用した制度: — 長期優良住宅化リフォーム推進事業 → 約170万円 給湯省エネ2026事業 → 約13万円
  • 実質自己負担: 約437万円**(補助金で約30%をカバー)

大規模リフォームの場合、長期優良住宅化リフォーム推進事業は上限200万円と補助額が大きいため、耐震・省エネ・バリアフリーをまとめて行うほうがトータルでお得になるケースがあります。

💡 ポイント: 複数の制度を組み合わせた場合の見積もりは、補助金に詳しい施工業者に相談するのが近道です。無料見積もりから、お近くの対応業者に相談できます。


申請の流れ|5ステップで補助金を受け取るまで

補助金の申請手続きは難しそうに感じるかもしれませんが、基本的な流れは各制度ともおおむね共通しています。

ステップ1:制度を調べて、対象かどうか確認する

まずは自分のリフォーム内容・お住まいの地域でどの制度が使えるかを把握します。補助金診断なら、いくつかの質問に答えるだけで対象制度を絞り込めます。

ステップ2:補助金対応の施工業者に見積もりを依頼する

省エネ系の補助金は登録事業者でないと申請できない制度がほとんどです。見積もり依頼の段階で「補助金を使いたい」と伝え、対応可能かどうか確認しましょう。

ステップ3:申請書類を準備・提出する

介護保険はケアマネージャー経由で市区町村に申請。省エネ系は登録事業者が代行申請してくれるのが一般的です。必要書類(本人確認書類、見積書、図面など)は業者が案内してくれることが多いです。

ステップ4:工事を実施する

ほとんどの制度で「申請が受理されてから着工」が条件です。補助金の申請前に工事を始めてしまうと対象外になる場合があるため、ここは絶対に順番を間違えないでください。

ステップ5:完了報告を提出し、補助金を受け取る

工事完了後に写真付きの報告書を提出。審査を経て補助金が振り込まれます。振り込みまでの期間は制度によって異なりますが、1〜3か月程度が目安です。

💡 ポイント: 最も多い失敗パターンは「工事を先に始めてしまい、補助金の対象外になった」というケースです。業者と契約する前に、必ず申請手続きのスケジュールを確認しましょう。


申請で失敗しないための3つのチェックポイント

1. 「工事前申請」の原則を守る

繰り返しになりますが、これが最も重要です。特に介護保険の住宅改修費は、事前申請なしに工事を行うと一切給付されません。

2. 施工業者が「登録事業者」かどうかを確認する

省エネ系の3事業(みらいエコ住宅・窓リノベ・給湯省エネ)は、補助金の申請を代行できるのは登録事業者のみです。馴染みの工務店が未登録の場合、その業者では補助金を利用できないことがあります。

3. 年度内の予算状況を早めにチェックする

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補助金は先着順です。年度後半になると予算残額が少なくなり、受付終了となるリスクが高まります。リフォームを検討し始めたら、なるべく早い段階で動き出すことが大切です。

💡 ポイント: 「まだ先でいいか」と後回しにしているうちに予算がなくなるケースは毎年起きています。まずは無料見積もりで概算費用を把握するところから始めてみてください。


よくある質問(FAQ)

Q. 介護認定を受けていなくても高齢者向けの補助金は使えますか?

介護保険の住宅改修費は、要介護または要支援の認定を受けている方が対象です。しかし、住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅・窓リノベ・給湯省エネ)や長期優良住宅化リフォーム推進事業は介護認定の有無に関係なく利用できます。年齢制限もないため、「まだ元気なうちに自宅をバリアフリー化しておきたい」という方にも活用できる制度です。

Q. 複数の補助金制度を併用することはできますか?

管轄が異なる制度であれば併用できる場合があります。たとえば介護保険の住宅改修費(厚労省)と先進的窓リノベ2026事業(環境省)は管轄が違うため、対象工事が重複しない範囲で併用できるケースがあります。ただし、同一の工事箇所に対して国の補助金を二重に受け取ることはできないのが原則です。併用可否は施工業者や自治体窓口で事前に確認することをおすすめします。

Q. 賃貸住宅に住んでいる高齢者でも補助金は使えますか?

介護保険の住宅改修費は、賃貸住宅でも大家(所有者)の承諾があれば利用可能とされています。一方、省エネ系の補助金は原則として住宅の所有者が申請者となるため、賃貸の場合は大家に相談し、大家名義で申請してもらう必要があるケースが多いです。まずは大家と施工業者に相談してみてください。

Q. 補助金の申請から振り込みまでどれくらいかかりますか?

制度によって異なりますが、目安としては工事完了後1〜3か月程度です。介護保険の住宅改修費は比較的早く、申請から1〜2か月で振り込まれるケースが多いです。省エネ系の事業は審査に時間がかかる場合があり、2〜3か月かかることもあります。資金計画を立てる際は、補助金の入金までの期間も考慮しておきましょう。

Q. 高齢の親の代わりに子どもが申請手続きをすることはできますか?

制度によりますが、多くの場合ご家族が手続きを代行することは可能です。介護保険の住宅改修費はケアマネージャーが窓口になるため、ご家族が同席して相談できます。省エネ系の補助金は施工業者が代行申請してくれるので、業者との打ち合わせにご家族が参加すればスムーズに進められます。遠方にお住まいの場合でも、電話やオンラインで対応してくれる業者もありますので、まずは無料見積もりから相談してみてください。


バリアフリーリフォームで使える3つの補助制度

バリアフリーリフォームは、他の工事種別に比べて補助金制度が充実しています。

1. 介護保険の住宅改修費(最大20万円)

要支援・要介護認定を受けている方が対象。手すりの設置、段差解消、滑り防止の床材変更などが対象です。自己負担は1〜3割(所得による)。

2. 国の補助金(みらいエコ住宅2026等)

バリアフリー改修は国の補助金でも対象になります。手すり設置、段差解消、トイレの洋式化などが補助対象です。

3. 自治体独自の補助金

多くの自治体で独自のバリアフリー補助金を設けています。介護保険と併用できるケースが多いので、お住まいの自治体窓口に確認してください。

将来を見据えた設計のポイント

  • 廊下の幅: 車椅子が通れる780mm以上を確保
  • ドア: 引き戸に変更(開き戸は車椅子では使いにくい)
  • 玄関: スロープの設置(勾配は1/12以下が理想)
  • 浴室: 床は滑りにくい素材、浴槽のまたぎ高さは40cm以下

まとめ|まずは「使える制度があるか」を確認するところから

高齢者向けのリフォーム補助金は、介護保険・省エネ事業・自治体独自制度など複数の選択肢があり、組み合わせ次第で100万円以上の補助を受けられるケースもあります。

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ただし、どの制度も先着順で予算がなくなれば終了です。「来年でいいか」と先延ばしにした結果、同じ工事をしても補助金がもらえなかった——という事態は避けたいところです。

最初の一歩としておすすめなのは、以下の2つです。

  1. 補助金診断で対象制度をチェックする(所要時間30秒)
  2. 無料見積もりで概算費用と補助額を把握する

制度の詳細や最新情報は2026年リフォーム補助金まとめでも解説しています。ぜひ早めの情報収集をおすすめします。


※本記事の情報は2026年4月時点の公開情報に基づいて作成しています。補助金制度の内容・申請条件・予算状況は変更される場合があります。最新の正確な情報は、各制度の公式サイトまたはお住まいの自治体窓口にてご確認ください。補助金の受給を保証するものではありません。

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参考・出典

※ 本記事の情報は上記の公式発表に基づいて作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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