断熱・省エネ

【市川市】生垣助成事業|2万円/mの対象と申請

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【市川市】生垣助成事業|2万円/mの対象と申請

この記事でわかること(30秒要点)

千葉県市川市が実施する「生垣助成事業」は、自宅敷地の道路に面した部分(接道部)に新しく生垣を設置する場合、1メートルあたり2万円(既存ブロック塀を撤去する場合の撤去費5千円/m分を含む)を上限として補助が受けられる制度です。受付窓口は市役所ではなく、公益財団法人 市川市花と緑のまちづくり財団(電話 047-318-5760)。リフォーム補助金ナビDBに一次データとして登録された本制度(id=25120017)を、申請を検討している市川市民の意思決定に直結する形で整理しました。

💡 本記事の独自切り口

同種の「省エネ・断熱系補助」をまとめた既存記事ではなく、本記事は 「ブロック塀撤去 × 生垣新設」の二重補助構造 に焦点を絞っています。試算表・チェックリスト・4ステップフロー図はすべて、市川市の運用条件をベースに編集部で組み直した独自フォーマットです。

「断熱・省エネ系」とどう違うのか — 立ち位置を冒頭で整理

リフォーム補助金ナビでは、外皮性能の向上に関する制度を「断熱・省エネ系」として束ねていますが、本制度はその中でも敷地外周部の遮熱・防風・延焼抑止に効くタイプの「外構グリーン化補助」です。先進的窓リノベ事業や子育てグリーン住宅支援事業のような住宅本体への補助ではなく、ブロック塀という工作物を植栽に置き換える性質の補助である点が決定的に違います。同じ枠で語られがちな「ヒートアイランド対策」や「都市緑化」とも、申請窓口・必要書類・タイミングが異なるため、混同せずに読み進めてください。

市川市「生垣助成事業」とは — 制度の骨格

項目 内容
正式名称 生垣助成事業
実施主体 千葉県市川市(運用は花と緑のまちづくり財団)
補助額 20,000円/m(既存ブロック塀の撤去費5,000円/m分を含む)
対象者 市川市内において建物敷地を所有または使用する方
対象工事 建物敷地の接道部に新たに生垣を設置する工事
受付窓口 公益財団法人 市川市花と緑のまちづくり財団(047-318-5760)
受付期間 通年(年度予算の上限に達した時点で終了する運用)

ポイントは、「接道部」「新設」「市川市内の建物敷地」の3条件が同時に満たされる場合に検討対象になる、という構造です。既存生垣の改修や、奥まった裏庭部分の植栽は本制度の趣旨から外れる可能性があるため、事前確認が欠かせません。

対象になる人/ならない人 — 5項目セルフチェック

申請前に、以下の5項目をご自身の計画と照らしてみてください。すべてに当てはまる方は、有力な候補として詳細確認に進む価値があります。

  • [ ] A. 所在地 市川市内の建物敷地に該当する
  • [ ] B. 立場 自身が所有者、または借地・賃貸でも使用者として使用権がある
  • [ ] C. 設置位置 計画している生垣が道路に接する部分(接道部)にある
  • [ ] D. 新設性 既存の生垣を植え替えるのではなく、新たに生垣を設置する
  • [ ] E. ブロック塀の扱い 既存ブロック塀を撤去して生垣に置き換える場合は、事前に撤去前の状態を確認できる写真・図面を保存している

💡 借地でも申請できる可能性がある点に注目

本制度の対象者は「所有し又は使用する者」です。賃貸住宅の入居者や借地上の建物所有者でも、地主・大家の同意書を添付できる前提なら検討余地があります。同意取得には時間がかかるため、計画の最初期から動くのが安全です。

「ならない人」の典型例

  • 既存の生垣を別樹種に植え替えるだけのケース(新設要件を満たしにくい)
  • 接道していない裏庭・中庭だけに植栽するケース
  • 工事完了後・植栽後にあとから申請するケース(事前申請が前提運用の制度が一般的)
  • 市川市外の物件、または市内であっても建物敷地ではない更地のみのケース

いくらもらえる? ケース別試算表

補助額は 「設置する生垣の長さ(m)× 単価」 で決まります。下表は、よくある外構プランをモデルに編集部で試算した参考額です(実際の交付額は審査結果に応じて確定)。

ケース 接道部の生垣長 既存ブロック塀撤去 補助額の目安
① 一般的な戸建て 8 m あり 20,000円 × 8 = 160,000円
② 角地で2面接道 14 m あり(一部) 20,000円 × 14 = 280,000円
③ 旗竿地・狭小間口 4 m なし(新設のみ) 20,000円 × 4 = 80,000円
④ 大規模敷地 25 m あり 20,000円 × 25 = 500,000円

※ 単価2万円のうち5千円分は「既存ブロック塀撤去費」に対応する分です。撤去工事を伴わない純粋な新設のみのケースでも、運用上は単価が変動する可能性があるため、必ず事前に窓口で見積条件を共有してください。

💡 「m単価制」だからこそ、設計段階で長さを最大化するのが賢い

生垣の長さは外構設計の早い段階で確定します。接道面に沿って隙間なく連続させるプランにできるか、駐車場入口の切り欠き部をどう扱うか — このあたりで補助額が数万円〜十数万円単位で変わります。エクステリア業者への見積依頼時に、「接道部の連続長を最大化したい」という意思を伝えておくのが定石です。

申請の流れ — 4ステップで把握する

実際の運用は事前協議型になっているケースが多いため、工事契約より前に窓口に相談するのが基本動線です。下図は、市川市花と緑のまちづくり財団に問い合わせた場合の典型フローを編集部で整理したものです。

STEP 1 事前相談・要件確認
花と緑のまちづくり財団(047-318-5760)に電話。設置場所・長さ・樹種・ブロック塀撤去の有無を共有し、対象適合をすり合わせる。
STEP 2 申請書類の提出
交付申請書・位置図・現況写真(撤去前のブロック塀含む)・植栽計画図・見積書などを提出。書類書式は窓口で確認。
STEP 3 交付決定 → 工事着手
交付決定通知の受領後に、エクステリア業者と契約・着工。決定前の着工は対象外になる運用が一般的。
STEP 4 完了報告 → 補助金交付
完了写真・領収書・実測長さを添えて完了報告書を提出。審査後、指定口座に補助金が振り込まれる。

工事の着手前に交付決定を取る運用が定着しているため、「業者と契約してから補助金を調べた」というタイミングだと対象外になる可能性があります。外構プランニングと並行して事前相談に入ってください。

他制度との併用可否 — 国・千葉県・他自治体との関係

併用候補 想定される関係
国の住宅省エネ補助(先進的窓リノベ等) 対象工事の範囲が重ならないため、原則として併用余地がある
千葉県の住宅関連補助 県事業の有無・年度の運用次第。事前確認が必要
市川市内の他の住宅補助 同一工事に対する二重補助は不可とされる運用が一般的
ブロック塀撤去のみの市川市制度 本制度の単価に撤去費5千円/m分が含まれるため、重複申請は不可となる可能性
ℹ️

特に注意したいのがブロック塀撤去の扱いです。市川市では別途、危険ブロック塀の撤去支援を行っている時期もありますが、本制度の単価2万円には既に5千円/m分の撤去費が組み込まれているため、同じ撤去工事を二重で補助対象とすることは認められない運用が想定されます。撤去だけを単独で補助申請するのか、生垣新設とセットで本制度を使うのか、入口の選択が金額を左右します。

よくある質問

Q1. 樹種は自由に選べますか

公式に指定樹種リストは本記事執筆時点では公開情報からは確認できませんでした。一般に自治体の生垣助成では「常緑樹であること」「成長後に一定の高さ・密度になること」などの基準が設けられるケースが多いため、計画樹種を窓口で事前に伝えるのが確実です。

Q2. 工事業者に指定はありますか

公式情報からは、工事施工者に特別な要件はないとされています。地元のエクステリア・造園業者で見積を取って差し支えありませんが、申請書類の作成支援に慣れている業者を選ぶと、写真の撮り方や計画図の出し方で詰まりません。

Q3. マンションのオーナーや管理組合は使えますか

対象は「建物敷地を所有又は使用する者」と幅広い表現になっていますが、共用部分の改修は管理組合決議が前提となるため、個人での申請は現実的ではありません。法人・組合での申請可否は窓口に直接ご確認ください。

Q4. 申請から入金までどれくらいかかりますか

事前相談 → 交付決定 → 工事 → 完了報告 → 入金、までトータルで3〜6か月程度を見込むケースが多いとされます。年度末の駆け込みは混雑する傾向があるため、計画の早い段階での着手が無難です。

Q5. 予算がなくなったらどうなりますか

🔒

本制度は通年受付・予算上限到達で終了の運用が一般的です。年度後半は受付が締め切られている可能性があるため、現時点の受付状況は必ず窓口で確認してください。

申請前に押さえる3つの注意点

  1. 着手前の交付決定が原則 — 業者契約・着工は交付決定後に行う前提で逆算する
  2. 撤去工事の二重補助は不可 — ブロック塀撤去支援を単独で受けるか、生垣助成にまとめるか、入口で決める
  3. 断定情報を避ける — 樹種条件・年度予算・併用可否は変動するため、最終判断は必ず財団窓口の最新案内に従う

まとめ — 「ブロック塀 × 生垣」の二重メリットを取りこぼさない

市川市の生垣助成事業は、単なる緑化補助ではなく、老朽ブロック塀の撤去生垣新設を一体で支援する設計になっています。地震時の倒壊リスク低減・延焼抑止・夏場の遮熱という実利が同時に手に入る点で、外構リフォームを検討中の市川市民にとって優先度の高い選択肢です。一方で、対象判定は「接道」「新設」「事前申請」の3点で躓きやすいため、プランニングの最初期から窓口に相談することが成否を分けます。

ご自身の住まいで他にどの補助金が併用できるかは、補助金診断 で1分で確認できます。全国の最新動向を俯瞰したい方は 2026年版 リフォーム補助金まとめ をあわせてご覧ください。

参考・出典

⚠️ 免責事項

本記事は2026年4月時点の公開情報をもとに、リフォーム補助金ナビ編集部が独自に整理したものです。補助額・要件・受付状況は予告なく変更される場合があり、また年度予算の状況によって受付が停止していることもあります。最終的な申請判断は、必ずお住まいの自治体および公益財団法人 市川市花と緑のまちづくり財団の最新案内に基づき、ご自身の責任で行ってください。本記事は申請の採否や補助金の交付を保証するものではありません。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
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