耐震

【熊本県】耐震改修補助金は最大150万円|2026年版完全ガイド

・ 約10分で読めます
【熊本県】耐震改修補助金は最大150万円|2026年版完全ガイド

リフォーム補助金ナビDBに登録された本制度は、熊本県が県内の戸建て木造住宅の耐震改修を支援するために実施している「熊本県戸建て木造住宅耐震改修等緊急促進事業」です。この補助金は、県が事業全体を推進しつつ、実際の申請窓口や補助条件、金額などは各市町村が決定する「市町村事業」という特徴があります。

ℹ️

そのため、補助金の利用を検討する際は、まずお住まいの市町村の担当窓口に相談し、具体的な条件を確認することが非常に重要です。この記事では、この制度の全体像を解説しつつ、読者の皆様がスムーズに申請を進めるためのポイントや、知っておくべき注意点を整理しました。ご自身の家の耐震性に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

この制度を30秒で要約 — 💡ポイント解説

この制度を30秒で要約 — 💡ポイント解説
  • ひとことで言うと: 熊本県内の戸建て木造住宅の耐震改修を支援する補助金です。市町村を通じて申請し、旧耐震基準の住宅や高齢者等の方は最大150万円の補助が期待できます。
  • 対象になる人: 熊本県内の階数3以下の戸建て木造住宅の所有者で、現在その家に住んでいる方。特に、昭和56年5月31日以前に着工した旧耐震基準の住宅にお住まいの方や、高齢者・身体障害者・低所得者等の方が有利な条件で利用できる可能性があります。
  • もらえる金額: 耐震診断のみの場合、診断費の10分の9(最大13.5万円)が補助されます。耐震改修設計と工事を合わせて行う場合、旧耐震基準の住宅や高齢者等の方は工事費の7分の6(最大150万円)、新耐震基準の住宅(高齢者等除く)の方は工事費の6分の5(最大125万円)が補助される可能性があります。ただし、具体的な補助率や上限額は市町村によって異なるため、必ずお住まいの市町村にご確認ください。
  • 気をつけること: 申請窓口は各市町村です。補助率や上限額、対象となる要件が市町村ごとに異なるため、必ず事前に、お住まいの市町村の担当窓口に問い合わせて詳細を確認することが不可欠です。工事着工前に申請・交付決定を受ける必要があります。

対象になる人/ならない人 — 対象/対象外 のチェックリスト形式

この補助金は、あなたの家と状況が以下の条件に当てはまるかどうかで、申請の可否が大きく変わります。まずはご自身の状況をチェックしてみましょう。

✓ 対象になる可能性が高い人

  • お住まいの地域: 熊本県内の市町村に戸建て木造住宅を所有し、現在居住している方。
  • 住宅の種類: 階数が3階以下の戸建て木造住宅であること。
  • 工法: 在来工法、ツーバイフォー工法、または伝統工法で建てられた住宅であること。
  • 着工時期: 昭和56年5月31日以前に工事着手した、いわゆる「旧耐震基準」の住宅にお住まいの方。
  • 世帯の状況: 高齢者、身体障害者、低所得者など、特定の要件に該当する方が世帯にいる場合。
  • 工事内容: 地震災害対策のための耐震診断、耐震改修設計、耐震改修工事、または建替えを検討している方。

✗ 対象にならない可能性が高い人

  • お住まいの地域: 熊本県外にお住まいの方。
  • 住宅の種類: マンションやアパートなどの集合住宅、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅。
  • 居住状況: 賃貸住宅にお住まいの方、または所有しているが現在居住していない空き家。
  • 工事内容: 耐震改修と関係のないリフォーム工事(例: キッチンやお風呂の交換、外壁塗装のみ)。
  • 着工時期: 新築住宅や、平成12年6月1日以降に工事着手した住宅。
  • 申請時期: 工事着工後に補助金の申請を考えている方(原則として工事着工前の申請が必要です)。

いくらもらえるか — 具体ケース別の試算

いくらもらえるか — 具体ケース別の試算

この補助金は、工事内容や住宅の状況によって補助額が変わります。ここでは、代表的なケースでの補助額の目安を試算してみましょう。ただし、これらはあくまで目安であり、市町村によって補助率や上限額が異なるため、必ずお住まいの市町村にご確認ください。

ケース1: 耐震診断のみを行う場合

  • 診断費用: 150,000円
  • 補助率: 診断費の10分の9
  • 上限額: 135,000円
  • 試算: 150,000円 × 9/10 = 135,000円
  • もらえる可能性のある補助金額: 135,000円

ケース2: 耐震改修設計と工事を行う場合(旧耐震基準の住宅、または高齢者等世帯)

  • 工事費用(設計費込み): 2,000,000円
  • 補助率: 工事費の7分の6
  • 上限額: 1,500,000円
  • 試算: 2,000,000円 × 6/7 ≒ 1,714,285円
  • もらえる可能性のある補助金額: 1,500,000円(上限額が適用されます)

ケース3: 耐震改修設計と工事を行う場合(新耐震基準の住宅、高齢者等世帯を除く)

  • 工事費用(設計費込み): 2,000,000円
  • 補助率: 工事費の6分の5
  • 上限額: 1,250,000円
  • 試算: 2,000,000円 × 5/6 ≒ 1,666,666円
  • もらえる可能性のある補助金額: 1,250,000円(上限額が適用されます)

【重要】市町村による条件の違い

上記はあくまで代表的な例です。市町村によっては、補助率や上限額がこれと異なる場合があります。また、対象となる工事内容や、申請者の所得制限などの追加要件が設けられていることもあります。必ずお住まいの市町村の担当窓口に問い合わせて、ご自身のケースでの正確な補助額をご確認ください。

申請の流れ — 補助金を受け取るまで

この補助金は、市町村を通じて申請を行うため、一般的な補助金申請よりも事前の情報収集と相談が重要になります。ここでは、申請から補助金を受け取るまでの大まかな流れと、各ステップの所要時間目安をご紹介します。

  1. 情報収集と市町村への相談(目安: 1週間〜1ヶ月) — まずは、お住まいの市町村の建築住宅課や防災課など、関係部署に電話や窓口で問い合わせましょう。 制度の概要、ご自身の住宅が対象となるか、具体的な補助条件、必要書類、申請期間などを確認します。 この段階で、利用できる補助金の種類や上限額、申請のスケジュール感を把握することが大切です。
  2. 耐震診断の実施(目安: 1ヶ月〜2ヶ月) — 補助金の対象となるには、まず専門家による耐震診断が必要です。 市町村が紹介する診断機関や、ご自身で選んだ建築士事務所に依頼し、住宅の耐震性を評価してもらいます。 診断結果に基づき、耐震改修が必要かどうかの判断や、具体的な改修計画の方向性を検討します。
  3. 耐震改修計画の策定・設計(目安: 1ヶ月〜2ヶ月) — 耐震診断の結果、改修が必要と判断された場合、具体的な改修設計を行います。 建築士や工務店と相談し、どのような補強工事を行うか、費用はどのくらいかかるかなどを具体的に詰めていきます。 この段階で、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
  4. 補助金の申し込み(市町村へ)(目安: 2週間〜1ヶ月) — 工事内容と費用が固まったら、必要書類を揃えて市町村の担当窓口に補助金の申し込み(交付申請)を行います。 申請書類には、耐震診断報告書、改修設計図書、工事見積書、建物の登記簿謄本、住民票など、多くの書類が必要になる場合があります。不足がないよう、事前に確認リストを作成しましょう。
  5. 交付決定・工事着手(目安: 1ヶ月〜2ヶ月) — 市町村による審査が行われ、補助金の交付が決定されると「交付決定通知書」が発行されます。 この交付決定通知書を受け取ってから、初めて工事に着手できます。決定前の工事着手は補助金対象外となるため、注意が必要です。
  6. 工事完了・実績報告(目安: 工事期間+2週間) — 耐震改修工事が完了したら、速やかに市町村へ工事完了の報告(実績報告)を行います。 報告書には、工事の状況を示す写真や、工事費の領収書などが必要になります。
  7. 補助金の受け取り(目安: 1ヶ月〜2ヶ月) — 市町村が実績報告書を審査し、内容が適切であれば補助金額が確定します。 その後、指定の口座に補助金が振り込まれます。

まずはご自身の状況でどんな補助金が使えるか、補助金診断を試してみるのも良いでしょう。

他制度との併用可否

補助金は、同じ工事内容に対して複数の制度から重複して受け取ることは原則としてできません。しかし、工事内容が異なる場合や、目的が異なる制度であれば併用できる可能性もあります。この補助金と他の制度との併用について、一般的な考え方をまとめました。

併用可否の目安

  • 国が実施する補助金例: こどもエコすまい支援事業、先進的窓リノベ事業など 併用可否: △ (条件付きで併用可の可能性あり) 解説: 国の補助金は、主に省エネリフォームや子育て世帯支援など、耐震改修とは異なる目的で実施されることが多いです。そのため、耐震改修と省エネ改修など、工事内容が明確に異なる場合は併用できる可能性があります。ただし、同じ工事箇所に複数の補助金が適用されることはありません。必ず各制度の事務局に確認が必要です。
  • 熊本県が実施する他の補助金例: 熊本県内の他の住宅関連補助金(例: バリアフリー改修、移住支援など) 併用可否: △ (条件付きで併用可の可能性あり) 解説: 熊本県が実施する他の補助金であっても、この耐震改修補助金と同じ工事内容に適用される場合は併用できません。しかし、バリアフリー改修や子育て世帯向け改修など、目的や工事内容が異なる場合は併用できる可能性があります。県庁の担当部署に直接確認することが最も確実です。
  • 市町村が実施する他の補助金例: お住まいの市町村独自の住宅リフォーム補助金、耐震改修補助金など 併用可否: × (原則として併用不可) 解説: この「熊本県戸建て木造住宅耐震改修等緊急促進事業」は、県が事業全体を推進しつつも、市町村が窓口となり、市町村の予算で実施される「市町村事業」という側面が強いです。そのため、同じ耐震改修を目的とした市町村独自の補助金との併用は、基本的に認められません。市町村の担当窓口で、この県の事業と市町村独自の事業のどちらがご自身の状況に合っているか、または併用が本当に不可なのかを詳しく確認しましょう。

重要ポイント

補助金の併用は複雑なケースが多く、個別の状況によって判断が異なります。必ず、申請を検討している全ての補助金の事務局や、お住まいの市町村の担当窓口に直接問い合わせ、併用の可否について確認してください。事前の確認を怠ると、補助金が受け取れなくなる可能性もあります。

他の耐震補助金や省エネ補助金など、最新の情報をまとめて知りたい方は、リフォーム補助金まとめもご覧ください。

よくある質問 — Q&A

この補助金を検討する際によくある質問とその回答をまとめました。

Q1: どの市町村でも同じ補助金が受けられますか?

  • A1: いいえ、この補助金は熊本県が全体を推進していますが、実際の補助条件や金額は各市町村が決定します。そのため、市町村によって補助率や上限額、対象となる要件が異なる場合があります。必ずお住まいの市町村の担当窓口に問い合わせて、詳細をご確認ください。

Q2: 申請から補助金を受け取るまで、どれくらいの期間がかかりますか?

  • A2: 申請から補助金を受け取るまでの期間は、耐震診断や設計の期間、市町村の審査期間、工事期間などによって大きく異なりますが、一般的には数ヶ月から半年以上かかるケースが多いです。特に、市町村への事前相談から始まり、交付決定を受けてから工事着手、そして完了後の実績報告と補助金受領という流れを考えると、余裕を持ったスケジュールで計画することをおすすめします。

Q3: 自分で選んだ工務店でも工事できますか?

  • A3: はい、この補助金制度では、施工者に関する特別な要件は設けられていません。そのため、ご自身で信頼できる工務店や建築士事務所を選んで工事を依頼することが可能です。ただし、耐震改修工事は専門性が高いため、耐震診断や改修工事の実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。

Q4: 賃貸住宅でも申請できますか?

  • A4: いいえ、この補助金の対象となるのは「現に住宅所有者が居住されている住宅」です。そのため、賃貸住宅や、所有しているが現在居住していない空き家は原則として対象外となります。ご自身が所有し、お住まいの戸建て木造住宅が対象です。

Q5: 耐震診断だけでも補助金はもらえますか?

  • A5: はい、耐震診断のみでも補助金の対象となります。DB情報によると、耐震診断費の10分の9(最大13.5万円)が補助される可能性があります。まずはご自宅の耐震性を知るために、診断から始めることをおすすめします。

参考・出典


免責事項:

本記事は、リフォーム補助金ナビDBに登録された情報を基に作成されていますが、制度内容は変更される可能性があります。申請の可否、詳細な条件、最新の情報については、必ずお住まいの市町村の担当窓口にご確認ください。リフォーム補助金ナビは、本記事の内容によって生じた一切の損害について責任を負いません。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

耐震リフォームの見積もりを無料で取る

耐震リフォームは専門性が高いため、実績のある業者を選ぶことが重要です。簡単一括比較で最大3社の見積もりを無料で取得できます。

無料で見積もりを比較する →
完全無料|最大3社を比較|しつこい営業なし

※ 提携先の見積もりサービスに遷移します