ナフサショックはいつまで続く?2026年下半期のリフォーム値上がり予測|建材5品目の動向

📝 TL;DR (要点)
- ナフサショック原因: 2026年3月のホルムズ海峡情勢悪化で原油・ナフサ供給不安定化
- 5月: 断熱材40%・ルーフィング50%・塩ビ管20% 値上げ本格化
- 6月: 鋼板10% / 大手メーカー受注再開で需給バランス改善開始
- 7-9月: 値上げ第2波予測 (給湯機器・ガラス類10-15%)
- 10-12月: 中東情勢次第。 政府の追加対策 (備蓄放出・関税調整) で安定化シナリオも
- リフォーム最適タイミング: 5月中契約 (値上げ前+補助金枠確保)
ナフサショックとは
2026年3月のホルムズ海峡情勢悪化を契機に、 中東からの原油・ナフサ (石油精製の中間物質) 供給が不安定化。 日本の建材業界は ナフサ由来素材 (樹脂・接着剤・断熱材) を多用しており、 4月以降に価格急騰。
これを受けて 4月13日のTOTO受注停止、 4月14日のLIXIL/クリナップ/Panasonic 納期回答停止が連鎖発生しました。
建材5品目の値上げ実態 (2026年5月12日時点)
① 断熱材 (グラスウール・ロックウール・発泡ウレタン)
- 値上げ率: 5月から最大40%
- 影響メーカー: カネカ、 ニチアス、 旭ファイバー
- リフォームへの影響: 高断熱改修で1工事 +5-15万円
② ルーフィング (屋根防水材)
- 値上げ率: 5/1から40-50%
- 影響メーカー: 田島ルーフィング、 マツモト
- リフォームへの影響: 屋根葺替で1工事 +3-8万円
③ 塩ビ管 (給排水・配管)
- 値上げ率: 5/7出荷分から12-20%
- 影響メーカー: 積水化学、 クボタ
- リフォームへの影響: 水回りリフォームで1工事 +2-5万円
④ 鋼板 (屋根材・外壁材)
- 値上げ率: 6月から10%以上
- 影響メーカー: JFEスチール、 日本製鉄
- リフォームへの影響: 外壁塗装+屋根で1工事 +5-10万円
⑤ アルミ部材 (サッシ・建具)
- 値上げ率: 5月から8-15%
- 影響メーカー: LIXIL、 YKKAP、 三協アルミ
- リフォームへの影響: 窓・玄関ドア改修で1工事 +3-7万円
2026年下半期 予測シナリオ
シナリオA: 楽観 (中東情勢安定+政府対策効果)
| 月 | 状況 |
|---|---|
| 6月 | 大手メーカー受注再開、 需給バランス改善開始 |
| 7-8月 | 値上げ第2波 (給湯機器+ガラス類10-15%) |
| 9-10月 | 価格安定化 (現状+25-30%水準で固定) |
| 11-12月 | 政府の関税調整で一部品目は値下げ反転 |
シナリオB: 中間 (情勢横ばい・政府対策限定的)
| 月 | 状況 |
|---|---|
| 6月 | 需給逼迫継続、 第2波値上げ準備 |
| 7-8月 | 値上げ第2波本格化 (累計+40-50%) |
| 9-10月 | 高止まり、 メーカーが代替素材開発を加速 |
| 11-12月 | 一部品目で代替素材切替成功し、 横ばい |
シナリオC: 悲観 (中東情勢悪化・追加制裁)
| 月 | 状況 |
|---|---|
| 6月 | 需給逼迫深刻化、 再受注停止リスク |
| 7-8月 | 再受注停止発生、 工期2-3ヶ月延伸 |
| 9-10月 | 累計+60-80%値上げ、 補助金枠消失リスク |
| 11-12月 | 2026年中の完全正常化見通し立たず |
政府の追加対策 (2026年4-5月発表分)
| 日付 | 対策 |
|---|---|
| 2026年4月10日 | 高市首相: 石油備蓄追加放出を決定 |
| 2026年4月14日 | 経産省: 原材料メーカーへの供給継続働きかけ |
| 2026年4月22日 | 補助金予算枠拡大 (住宅省エネ2026キャンペーン+50億円) |
| 2026年5月1日 | (検討中) 建材輸入関税の一時撤廃 |
リフォーム検討者の最適タイミング
5月中契約推奨の3つの理由
① 補助金枠を確保
住宅省エネ2026キャンペーン4事業は予算上限到達で早期終了の前例あり。 5月後半に消化率40-50%予測。
② 建材値上げ前の駆け込み価格
5月時点の見積もりは断熱材40%値上げ前の価格で固定可能。 6月以降の見積もりは8-15%上昇予測。
③ TOTO/LIXIL受注再開直後の通常納期
5月の今 = 受注再開済みで通常+1-2週間。 6月以降は工事ピーク期で納期2-3ヶ月延伸リスク。
5月契約のリスク
① 補助金申請の事務処理時間が必要
契約日 → 補助金交付決定 → 着工 → 完了 → 実績報告 の流れで2-3ヶ月。 急ぎだとミスのリスク。
② 業者選定の時間が取れない
1-2週間の業者比較が必要。 5月後半契約なら 5月中に2-3社比較完了が目安。
よくある質問
Q. ナフサショックはいつまで続く?
中東情勢次第で、 楽観シナリオなら10-11月に安定化、 悲観シナリオなら2026年中に正常化見通し立たず。 6月以降の建材2割増の見通しは確実度高い。
Q. 5月以降リフォームしたら値上がりはどのくらい?
楽観シナリオでも累計+25-30%、 悲観で+60-80%。 5月契約 vs 9月契約で 50-100万円の差が出る可能性。
Q. 政府はもう対策しているの?
備蓄放出+原材料供給支援+補助金予算拡大の3本柱で対応中。 ただし根本解決には中東情勢の安定化が必要で、 日本単独でできることは限定的。
Q. 補助金を待って秋にリフォームすべき?
リスクが大きい:
- 補助金予算枠消失リスク (5月後半に40-50%消化)
- 建材値上げ第2波で実質補助率が下がる
- 工事ピーク期で納期2-3ヶ月延伸リスク
結論: 5月中契約 → 6-7月着工 → 9月補助金申請が最適タイミング。
関連記事
参考・出典
━━ この記事の作成・監修 ━━
リフォーム補助金ナビ編集部
在籍資格者
国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。
次に進める3つのステップ
補助金対応の業者から無料で一括見積もり
リフォーム会社を簡単に一括比較できるサービス。最大3社の見積もりを無料で取得でき、同じ工事でも数十万円安くなるケースがあります。補助金対応の優良業者のみ紹介。
無料で見積もりを比較する →※ 提携先の見積もりサービスに遷移します







