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ナフサショックいつ終わる?2026年下半期終息予測カレンダー|月別の建材値上がり収束見通し

(初出: 2026/5/12・ 約11分で読めます
ナフサショックいつ終わる?2026年下半期終息予測カレンダー|月別の建材値上がり収束見通し

材料費の高騰・納期遅延でお困りですか?|補助金で実質負担を抑えられます

値上げ局面でも、2026年は国・都道府県・市区町村の補助金を併用すれば工事費の実質負担を大きく減らせる可能性があります。国の住宅省エネ2026キャンペーン、都道府県の独自制度、お住まいの市区町村の助成金を併用するのが最大化のコツ。
申請を知らずに工事を始めると、後から補助金は受け取れません。

※ 診断は無料・登録不要。お住まいの市と工事内容から3〜30件の対象制度を即時表示します

📝 TL;DR (要点)

- ナフサショック原因: 2026年3月のホルムズ海峡情勢悪化で原油・ナフサ供給不安定化

- 5月: 断熱材40%・ルーフィング50%・塩ビ管20% 値上げ本格化

- 6月: 鋼板10% / 大手メーカー受注再開で需給バランス改善開始

- 7-9月: 値上げ第2波予測 (給湯機器・ガラス類10-15%)

- 10-12月: 中東情勢次第。 政府の追加対策 (備蓄放出・関税調整) で安定化シナリオも

- リフォーム最適タイミング: 浴室等の受注・納期は6月に正常化。論点は建材値上げに移行したため、値上げ前の早めの見積もり取得+補助金枠の確保が有効

ナフサショックとは

ナフサショックとは

2026年3月のホルムズ海峡情勢悪化を契機に、 中東からの原油・ナフサ (石油精製の中間物質) 供給が不安定化。 日本の建材業界は ナフサ由来素材 (樹脂・接着剤・断熱材) を多用しており、 4月以降に価格急騰。

これを受けて 4月13日のTOTO受注停止、 4月14日のLIXIL/クリナップ/Panasonic 納期回答停止が連鎖発生しました。

建材5品目の値上げ実態 (2026年6月時点)

① 断熱材 (グラスウール・ロックウール・発泡ウレタン)

  • 値上げ率: 5月から最大40%
  • 影響メーカー: カネカ、 ニチアス、 旭ファイバー
  • リフォームへの影響: 高断熱改修で1工事 +5-15万円

② ルーフィング (屋根防水材)

  • 値上げ率: 5/1から40-50%
  • 影響メーカー: 田島ルーフィング、 マツモト
  • リフォームへの影響: 屋根葺替で1工事 +3-8万円

③ 塩ビ管 (給排水・配管)

  • 値上げ率: 5/7出荷分から12-20%
  • 影響メーカー: 積水化学、 クボタ
  • リフォームへの影響: 水回りリフォームで1工事 +2-5万円

④ 鋼板 (屋根材・外壁材)

  • 値上げ率: 6月から10%以上
  • 影響メーカー: JFEスチール、 日本製鉄
  • リフォームへの影響: 外壁塗装+屋根で1工事 +5-10万円

⑤ アルミ部材 (サッシ・建具)

  • 値上げ率: 5月から8-15%
  • 影響メーカー: LIXIL、 YKKAP、 三協アルミ
  • リフォームへの影響: 窓・玄関ドア改修で1工事 +3-7万円

2026年下半期 予測シナリオ

2026年下半期 予測シナリオ

シナリオA: 楽観 (中東情勢安定+政府対策効果)

状況
6月 大手メーカー受注再開、 需給バランス改善開始
7-8月 値上げ第2波 (給湯機器+ガラス類10-15%)
9-10月 価格安定化 (現状+25-30%水準で固定)
11-12月 政府の関税調整で一部品目は値下げ反転

シナリオB: 中間 (情勢横ばい・政府対策限定的)

状況
6月 需給逼迫継続、 第2波値上げ準備
7-8月 値上げ第2波本格化 (累計+40-50%)
9-10月 高止まり、 メーカーが代替素材開発を加速
11-12月 一部品目で代替素材切替成功し、 横ばい

シナリオC: 悲観 (中東情勢悪化・追加制裁)

状況
6月 需給逼迫深刻化、 再受注停止リスク
7-8月 再受注停止発生、 工期2-3ヶ月延伸
9-10月 累計+60-80%値上げ、 補助金枠消失リスク
11-12月 2026年中の完全正常化見通し立たず

政府の追加対策 (2026年4-5月発表分)

日付 対策
2026年4月10日 高市首相: 石油備蓄追加放出を決定
2026年4月14日 経産省: 原材料メーカーへの供給継続働きかけ
2026年4月22日 補助金予算枠拡大 (住宅省エネ2026キャンペーン+50億円)
2026年5月1日 (検討中) 建材輸入関税の一時撤廃

リフォーム検討者の最適タイミング

早めの契約が有効な3つの理由 (2026年6月時点)

① 補助金枠を確保

住宅省エネ2026キャンペーン4事業は予算に限りがあり、過去には予算の枠に達して早期終了した前例もあります。利用予定があるなら、早めの申請手続き着手が安心です。

② 建材値上げ前の見積もりを固定

断熱材・ルーフィング・配管材などの値上げは6月も継続中。早めに取得した見積もりは現時点の価格で固定できる場合があり、追加の値上げ分を避けやすくなります。

③ 浴室等の受注・納期は正常化

TOTOは6月9日に全製品の受注を全面再開し標準納期に復帰、LIXIL・クリナップも通常水準に戻りました。受注停止による納期リスクは解消しつつあり、計画を進めやすい状況です(工事の繁忙期は納期が延びやすい点には留意)。

早期に契約する際に気をつけたい点

① 補助金申請の事務処理時間が必要

契約日 → 補助金交付決定 → 着工 → 完了 → 実績報告 の流れで2-3ヶ月。 急ぎだとミスのリスク。

② 業者選定の時間が取れない

1-2週間の業者比較が必要。 急ぐ場合でも2-3社の相見積もりは確保したいところです。

よくある質問

Q. ナフサショックはいつまで続く?

中東情勢次第で、 楽観シナリオなら10-11月に安定化、 悲観シナリオなら2026年中に正常化見通し立たず。 6月以降の建材2割増の見通しは確実度高い。

Q. これからリフォームしたら値上がりはどのくらい?

楽観シナリオでも累計+25-30%、 悲観で+60-80%。 早期契約 vs 秋以降で 50-100万円の差が出る可能性があります。

Q. 政府はもう対策しているの?

備蓄放出+原材料供給支援+補助金予算拡大の3本柱で対応中。 ただし根本解決には中東情勢の安定化が必要で、 日本単独でできることは限定的。

Q. 補助金を待って秋にリフォームすべき?

リスクが大きい:

  • 補助金予算枠の消失リスク(予算には限りがある)
  • 建材値上げ第2波で実質補助率が下がる
  • 工事ピーク期で納期2-3ヶ月延伸リスク

結論: 早めに契約 → 夏に着工 → 補助金申請、の順で進めるのが堅実です。

まとめ: 2026年6月時点の判断軸

  1. リフォームのタイミング: 価格安定が見込まれる2026年後半以降に実施を検討。
  2. 補助金の活用: 住宅省エネ2026キャンペーンを利用し、コストを抑える。
  3. 市場動向の注視: 中東情勢や原油価格の変動に目を配り、適切な判断を。
  4. メーカー対応の確認: 納期や価格の変動をメーカーに確認し、計画を立てる。
  5. リスク管理: 第2波リスクを考慮し、柔軟な計画を持つ。

🔮 ナフサショック 月別終息予測カレンダー

2026年5月 (振り返り)

  • ナフサ価格動向: アジア市場で850-900ドル/トンの高値推移が続きました。中東情勢の不安定さが価格を押し上げていました。
  • 建材値上がり状況: ユニットバスが15-25%値上がり、キッチンは10-20%の価格上昇が見られました。
  • メーカー対応: TOTOは納期が通常より遅延、LIXILは受注増加で一部製品の納期が延長、Panasonicは受注調整を行っていました。
  • 判断ポイント: 受注再開直後で納期は通常+1-2週間。値上げ前の価格で見積もりを固定したい層の駆け込みが見られました。

2026年6月 (現状・梅雨入り)

  • ナフサ価格動向: 価格は850ドル/トン前後で推移。中東情勢の緩和が期待されるも、天候要因で変動の可能性あり。
  • 建材値上がり状況: 建材値上げの二次波は継続。断熱材・ルーフィング・配管材などで価格改定が進んでいます。
  • メーカー対応: TOTOは6月9日に全製品の受注を全面再開し標準納期に復帰。LIXIL・クリナップも通常水準、Panasonicは6月後半に完全正常化の見込み。
  • 判断ポイント: 浴室等の受注・納期は正常化。論点は建材値上げに移行したため、値上げ前の早めの見積もり取得が有効です。

2026年7-8月 (盛夏)

  • ナフサ価格動向: 夏需要と猛暑で原油価格が上昇、ナフサ価格も900ドル/トンを超える可能性。
  • 建材値上がり状況: ユニットバスの値上がりが再び15-25%に、キッチンは15-20%の上昇。
  • メーカー対応: TOTOとLIXILは受注増で納期が再び延長、Panasonicは一部製品での納期調整を実施。
  • 判断ポイント: 夏の需要増加で価格が上昇するため、急ぎでない場合は秋まで待つことを推奨します。

2026年9-10月 (秋)

  • ナフサ価格動向: 中東情勢の鎮静化と物流回復により、価格は800ドル/トン前後に下落。
  • 建材値上がり状況: ユニットバスの値上がりが10-15%に縮小、キッチンは5-10%の上昇。
  • メーカー対応: TOTOとLIXILは通常納期に戻りつつあり、Panasonicは在庫増加で納期が安定。
  • 判断ポイント: 価格が下がり始めたため、リフォームを始めるには良いタイミングです。

2026年11-12月 (年末)

  • ナフサ価格動向: 750ドル/トンまで下落、年末の需要減少も影響。
  • 建材値上がり状況: ユニットバスの値上がり幅が5-10%に、キッチンはほぼ平常価格に。
  • メーカー対応: 各メーカーとも納期が通常に戻り、受注状況も安定。
  • 判断ポイント: 年末の需要減少で価格がさらに下がる可能性があるため、リフォームを計画するには最適な時期です。

2027年Q1 (新年度直前)

  • ナフサ価格動向: 700ドル/トン前後で安定、平常化の兆し。
  • 建材値上がり状況: 全体的に価格が平常に戻り、値上がりはほぼ解消。
  • メーカー対応: 各メーカーとも通常の納期で対応可能。
  • 判断ポイント: 平常化が見込まれるため、リフォームを進めるには最適な時期です。

ナフサショック 終息予測 サマリー早見表

月/年 ナフサ価格動向 建材値上がり状況 メーカー対応 判断ポイント
2026年5月 850-900ドル/トン ユニットバス+15-25% 納期遅延 待つべき
2026年6月 850ドル/トン前後 ユニットバス+10-20% 受注正常化 検討可
2026年7-8月 900ドル/トン超 ユニットバス+15-25% 納期延長 待つべき
2026年9-10月 800ドル/トン前後 ユニットバス+10-15% 納期安定 良いタイミング
2026年11-12月 750ドル/トン ユニットバス+5-10% 納期通常 最適
2027年Q1 700ドル/トン前後 平常化 通常対応 最適

いつリフォームすべき?タイミング判断表

  • 緊急の場合: 価格交渉を試みて、早めに進める。
  • 標準的な場合: 2026年9月以降が良いタイミング。
  • 様子見の場合: 2027年Q1まで待つと最適な条件でリフォーム可能。

2026年6月の最新動向

リフォーム業界に大きな影響を与えたユニットバス・トイレ・キッチンの受注問題は、2026年6月に入り大きく動きました。

TOTOが全製品の受注を全面再開

TOTOは2026年6月8日、原材料の供給見通しが立ったとして、6月9日から全製品の受注を全面再開し、納期も中東危機前の標準納期に戻すと発表しました。経緯としては、4月13日にホルムズ海峡の通航不安によるナフサ由来の接着剤・溶剤不足を背景に新規受注を一時停止し、4月20日以降に段階的に再開、6月9日の全面再開に至った形です。

他メーカーの状況

LIXIL・クリナップも「納期未定」は解消し、通常水準での受注に復帰しました。Panasonicは5月中旬から納期回答を再開しており、完全な正常化は6月後半の見込みです。受注停止に至らなかったタカラスタンダード・ハウステックは供給を継続しており、メーカー間の乗り換え需要も落ち着きつつあります。

建材値上げの二次波は継続

一方で、ナフサ不足の影響を受けた建材の値上げは6月も続いています。断熱材が約40%、ルーフィング材が40〜50%、配管材が12〜20%、塗料が20〜70%、鋼材(JFE)も10%以上の値上げとなっており、見積もり時期によって総額が変わる点には留意が必要です。

※最新の状況は各メーカー・制度の公式発表をご確認ください。

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参考・出典

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━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

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