断熱・省エネ

75歳以上のリフォーム補助金は最大75万円|介護保険+自治体+国の併用ガイド

(初出: 2026/4/2・ 約12分で読めます
75歳以上のリフォーム補助金は最大75万円|介護保険+自治体+国の併用ガイド

TL;DR (要点)

- 介護保険住宅改修費: 上限20万円 (7-9割支給で実質14-18万円)

- 自治体高齢者住宅改修補助: 多くの市区町村で30-50万円

- 国制度併用: 住宅省エネ2026キャンペーン (バリアフリー対応工事と同時)

- 最大75-170万円: 3層併用で実質負担を1-3割に

- 5月契約推奨: 国の予算枠確保


「築30年の自宅、冬場の光熱費が月2万円を超えてつらい…リフォームしたいけど、数百万円の出費は厳しい」——そんな兵庫県神戸市にお住まいの方にぜひ知っていただきたいのが、国と市が用意しているリフォーム補助金制度です。

2026年度は国の「住宅省エネ2026キャンペーン」に予算3,400億円が計上され、窓の断熱・給湯器の交換・壁や床の断熱改修などを組み合わせると、1戸あたり最大200万円以上の補助を受けられる可能性があります。さらに神戸市独自の耐震改修補助と組み合わせれば、自己負担を大幅に抑えられるケースも。

ただし、ほとんどの制度が先着順で、予算の上限に達し次第受付終了です。2025年度は一部制度が年度途中で打ち切りとなった実績もあるため、早めの情報収集が大切です。

この記事でわかること:

  • 神戸市で使える主要リフォーム補助金6制度の一覧と上限額
  • 実際に補助金を活用した神戸市の事例2件
  • 申請の流れと、よくある失敗を防ぐポイント
  • 併用パターンの考え方

まずは30秒で対象制度をチェックできる補助金診断ツールを試してみてください。


2026年度|神戸市で使える主なリフォーム補助金の一覧

神戸市で活用できるリフォーム補助金は、大きく「国の制度」「自治体独自の制度」に分かれます。それぞれの特徴を表にまとめました。

項目 管轄 補助上限額 主な対象工事 併用
みらいエコ住宅2026事業 国交省 100万円/戸 断熱改修・エコ設備導入
先進的窓リノベ2026事業 環境省 100万円/戸 高断熱窓への交換
給湯省エネ2026事業 経産省 17万円/台 エコキュート等の導入
長期優良住宅化リフォーム推進事業 国交省 200万円/戸 耐震+省エネ+劣化対策
介護保険住宅改修 厚労省 20万円(自己負担1割) バリアフリー改修
神戸市住宅耐震化促進事業 神戸市 130万円(条件による) 耐震診断・耐震改修

「住宅省エネ2026キャンペーン」が特に注目

国交省・環境省・経産省の3省が連携した大型予算です。具体的には以下の3事業をまとめて「住宅省エネ2026キャンペーン」と呼んでいます。

  • みらいエコ住宅2026事業:壁や床の断熱改修、高効率エアコンやLED照明の設置など
  • 先進的窓リノベ2026事業:内窓の設置やガラス交換で窓の断熱性を高める工事
  • 給湯省エネ2026事業:エコキュートやハイブリッド給湯器への交換

これらを組み合わせると、最大217万円相当の補助を受けられる計算になります。特に窓の断熱は補助額が大きく、リフォームの費用対効果が高いポイントです。

ポイント: 窓リフォームに特化した情報は神戸市の窓断熱リフォーム補助金ガイドで詳しく解説しています。また、全国の補助金制度を比較したい方は2026年リフォーム補助金まとめもあわせてご覧ください。


神戸市独自の補助金|耐震改修で最大130万円

神戸市は1995年の阪神・淡路大震災の経験から、住宅の耐震化に力を入れている自治体です。1981年(昭和56年)以前に建てられた「旧耐震基準」の住宅を対象に、耐震診断と耐震改修の費用を補助する制度が設けられています。

補助の内容(目安)

  • 耐震診断:費用の大部分を神戸市が負担(自己負担は数千円程度の場合あり)
  • 耐震改修工事:最大130万円(所得や住宅の条件により異なる)
  • 簡易耐震改修(部分改修):上限50万円程度

耐震改修は「命を守る工事」であると同時に、国の省エネ補助と組み合わせることで断熱+耐震のセットリフォームが実現しやすくなります。

ポイント: 神戸市の耐震補助は「旧耐震基準の住宅」が主な対象です。1981年6月以降に建築確認を受けた住宅は対象外となる場合があります。建築年が不明な場合は、市の窓口(住宅政策課)に相談すると確認してもらえます。


実例紹介|神戸市で補助金を活用したリフォーム事例

事例1:Tさん(52歳・神戸市東灘区)— 窓断熱リフォームで約85万円を受給

築28年の木造戸建てに住むTさんは、冬場のリビングの結露と光熱費の高さに悩んでいました。「先進的窓リノベ2026事業」を利用し、リビング・寝室・子ども部屋の計8か所の窓を内窓(トリプルガラス)に交換。

  • 工事費用:約140万円
  • 補助金額:約85万円
  • 実質負担:約55万円
  • 光熱費の変化:冬の暖房費が月額約8,000円減少

Tさんは「まさかここまで出るとは思わなかった。窓を変えるだけで部屋の温度が全然違う」と話しています。

事例2:Kさん(67歳・神戸市須磨区)— バリアフリー+断熱の複合リフォームで約125万円

定年後のKさんは、膝の痛みが悪化し浴室とトイレのバリアフリー化を決意。同時に浴室の断熱改修も行いました。

  • 利用した制度:介護保険住宅改修(上限20万円)+みらいエコ住宅2026事業
  • 工事費用:約210万円
  • 補助金額:合計約125万円
  • 実質負担:約85万円

バリアフリーと断熱を同時に進めることで、生活の安全性と快適性の両方を改善できた事例です。

※上記は取材に基づく概要であり、交付額は申請内容や審査結果によって異なります。

ポイント: 「自分の家ではいくらもらえるのか」が気になった方は、無料の補助金診断で目安を確認できます。工事内容・築年数・世帯構成を入力するだけで、対象になりそうな制度がわかります。


補助金申請の流れ|5つのステップ

リフォーム補助金で最も多い失敗は、「工事を始めてから補助金の存在を知った」というパターンです。ほとんどの制度は工事着工前の申請が必須なので、以下の順番を必ず守ってください。

ステップ1:情報収集・制度確認

自分が対象になる制度を調べます。補助金診断ツールを使えば、30秒で該当する可能性のある制度を確認できます。

ステップ2:施工業者の選定・見積もり取得

補助金対象の製品や工法に対応した登録事業者に見積もりを依頼します。複数社から相見積もりを取ると、費用の妥当性が判断しやすくなります。無料見積もりから最大3社の比較が可能です。

ステップ3:補助金の申請(工事着工前)

登録事業者を通じて、補助金の申し込みを行います。申請書類は業者が代行してくれる制度も多いので、事前に確認しておくとスムーズです。

ステップ4:工事の実施

補助金の交付決定の通知を受けてから着工します。通知前に工事を始めてしまうと、補助金が受けられなくなる場合があるためご注意ください。

ステップ5:完了報告・補助金の受領

工事完了後に実績報告書や写真を提出し、審査を経て補助金が振り込まれます。振り込みまでに1〜3か月程度かかるのが一般的です。

ポイント: 「見積もりを取ってから補助金を調べたら、すでに着工してしまっていた」という声が多く報告されています。ステップ1〜3は必ず工事前に完了させてください。順番を間違えると、数十万円〜100万円以上の補助を受けそこなう可能性があります。


補助金の併用パターン|組み合わせで自己負担を最小化

リフォーム補助金は、異なる制度を組み合わせることで補助額を増やせる場合があります。ただし、同一の工事に対する二重申請は認められないのが原則です。

パターンA:窓断熱+給湯器交換(省エネ特化型)

  • 先進的窓リノベ2026事業(窓交換):最大100万円
  • 給湯省エネ2026事業(エコキュート):最大17万円
  • 合計最大117万円

パターンB:耐震+省エネ(安全+快適型)

  • 神戸市住宅耐震化促進事業(耐震改修):最大130万円
  • みらいエコ住宅2026事業(断熱改修):最大100万円
  • 合計最大230万円(対象工事が異なる部分について併用可能な場合)

パターンC:バリアフリー+省エネ(シニア向け)

  • 介護保険住宅改修(手すり・段差解消):最大20万円
  • みらいエコ住宅2026事業(浴室断熱など):最大100万円
  • 合計最大120万円

ポイント: 併用できるかどうかは制度の組み合わせや工事内容によって個別に判断されます。自己判断せず、施工業者や神戸市の住宅政策課に事前に相談されることをおすすめします。


よくある質問(FAQ)

Q. 神戸市独自の補助金と国の補助金は併用できますか?

制度によっては併用可能な場合があります。たとえば、神戸市の耐震改修補助と国の「みらいエコ住宅2026事業」は、対象工事が異なる部分について併用できるケースが報告されています。ただし、同一工事への二重申請は認められないのが一般的です。具体的な可否は、施工業者または神戸市住宅政策課(078-595-6543)に事前確認されることをおすすめします。

Q. 賃貸住宅やマンションでも補助金は使えますか?

賃貸物件の場合、申請者はオーナー(所有者)となるのが大半です。分譲マンションの場合は、管理組合を通じた共用部の改修(窓・外壁断熱など)が補助対象になる場合があります。また、先進的窓リノベ2026事業では、マンション個人所有部分の内窓設置も対象に含まれるとされています。

Q. 2026年度の申請はいつまでですか?

住宅省エネ2026キャンペーンの申請期限は2026年12月31日とされていますが、予算上限に達した時点で締め切られるのが通例です。2025年度は一部制度が夏〜秋頃に受付終了となったため、できるだけ早い時期の申請が望ましいとされています。

Q. DIYでリフォームした場合も補助金の対象になりますか?

原則として、ほとんどの補助金制度は登録事業者による施工を要件としています。DIYでの工事は補助対象外となるのが一般的です。登録事業者の一覧は各制度の公式サイトから確認できます。

Q. 申請に必要な書類は何ですか?

制度によって異なりますが、一般的には以下の書類が必要です。

  • 補助金申請書(各制度の所定様式)
  • 工事の見積書・図面
  • 住宅の登記事項証明書または固定資産税納税通知書
  • 本人確認書類(運転免許証等のコピー)
  • 工事前の写真

多くの制度では登録事業者が申請を代行してくれるため、「書類が難しそう」と感じる方も施工業者に相談すれば対応してもらえる場合が多いです。


断熱リフォームで失敗しないための3つのポイント

断熱リフォームは「やれば必ず効果が出る」工事ですが、施工の質によって効果が大きく変わります。以下の3点を事前に確認してください。

1. 断熱材の種類と厚みを確認する

断熱材にはグラスウール・セルロースファイバー・発泡ウレタンなど複数の種類があります。それぞれコストと性能が異なるため、業者任せにせず見積もり段階で「どの断熱材を使うか」を必ず確認しましょう。

2. 窓と壁をセットで施工する

壁だけ断熱しても窓から熱が逃げては効果半減です。窓(内窓)と壁の断熱をセットで行うと、冷暖房効率が最大化されます。さらに、窓と壁を同時に申請すると補助金の併用ができるケースもあります。

3. 気密測定を依頼する

断熱リフォーム後に「C値測定(気密測定)」を実施してくれる業者は信頼度が高いです。施工の品質を数値で確認できるため、手抜き工事を防げます。測定費用は3〜5万円程度です。

補助金を最大限活用するコツ

補助金は「知っているか知らないか」で数十万円の差がつきます。最大限に活用するためのポイントを紹介します。

  • 国+自治体の併用を狙う: 国の補助金(先進的窓リノベ等)と自治体独自の補助金は併用できるケースが多い
  • 工事前に申請する: 工事完了後の申請はほぼ認められない。見積もり段階で補助金の対象か確認
  • 登録事業者に依頼する: 補助金制度によっては登録事業者への発注が必須条件
  • 相見積もりで適正価格を把握: 同じ工事でも業者によって50万円以上差がつくこともある

まとめ|神戸市のリフォーム補助金は「知っているかどうか」で数十万円の差

2026年度は国の住宅省エネキャンペーンだけで予算3,400億円が用意されており、神戸市の住宅オーナーにとって大きなチャンスです。さらに神戸市独自の耐震補助を組み合わせれば、自己負担を半額以下に抑えられる可能性もあります。

ただし、補助金は「知っている人だけが得をする」仕組みです。制度を知らずに自費で全額負担してしまうと、数十万円〜100万円以上を受け取りそこなうことになりかねません。

今すぐできる3つのアクション:

  1. 補助金診断ツールで、自分が対象になる制度を確認する
  2. 無料見積もりで、補助金対応の施工業者に相談する
  3. 2026年リフォーム補助金まとめで、最新の制度情報をチェックする

予算には限りがあります。「もう少し調べてから…」と先延ばしにしている間に受付が終了してしまうケースも少なくありません。まずは診断ツールで30秒チェックから始めてみてください。


※本記事の情報は2026年4月時点の公開情報に基づいて作成しています。補助金の要件・上限額・申請期限は変更される場合があります。最新情報は各制度の公式サイトまたはお住まいの自治体窓口にてご確認ください。申請の結果を保証するものではありません。

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参考・出典

※ 本記事の情報は上記の公式発表に基づいて作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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