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【さいたま市】住宅耐震改修補助|上限100万円の対象と申請

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【さいたま市】住宅耐震改修補助|上限100万円の対象と申請

この記事で分かること(30秒要点)

さいたま市の「住宅耐震改修補助事業」は、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた木造住宅を対象に、耐震改修工事費の一部を補助するさいたま市独自の制度です。リフォーム補助金ナビDB(id=56)に登録されている情報では、補助上限は100万円、耐震診断は原則無料で受けられる扱いとなっています。

国の長期優良住宅化リフォーム推進事業や省エネ系の補助金が「性能アップ」を目的にしているのに対し、本制度は 「命と建物を地震から守る」一点突破型 の制度です。同じ「耐震」というキーワードでも、東京都の助成や横浜市の制度とは、対象建築年・上限額・申請窓口がそれぞれ違うため、本記事ではさいたま市民が自分が対象になるか/いくらもらえるか/どう申請するかを5分で判断できるよう構成しました。

💡 読む前に:本制度は年度ごとに予算枠が決まっており、先着順で受付終了になることがあります。検討中の方は、申請のタイミングを早めに押さえておくことをおすすめします。


制度の全体像 — リフォーム補助金ナビDBに登録の本制度

リフォーム補助金ナビDBに登録された本制度(id=56)の基本情報は以下のとおりです。

項目 内容
制度名 さいたま市 住宅耐震改修補助事業
区分 市区町村独自制度(さいたま市)
対象工事 木造住宅の耐震改修工事
補助上限額 100万円
補助率 工事費の一定割合(年度・条件により異なる、要確認)
対象者 旧耐震基準(1981年5月以前着工)住宅の所有者
締切(DB登録時点) 2027年3月31日
公式URL さいたま市公式サイト

補助率や年度ごとの細目は、申請時点で必ずさいたま市公式の最新案内を確認してください。本記事の数字はDB登録情報をもとにしていますが、実際の交付額は工事内容と審査結果で確定します。


対象になる人/ならない人 — 自分でできるチェックリスト

「自分は対象だろうか」を最短で判定するためのセルフチェックリストです。5問すべてに「はい」と答えられれば、対象になる可能性が高い と考えられます。

耐震改修補助 セルフチェック

☐ 1. 物件の所在地はさいたま市内である

☐ 2. 建物は1981年5月31日以前に着工された

☐ 3. 建物の構造は木造(在来工法・伝統工法)である

☐ 4. 申請者は当該住宅の所有者本人(または同等の権原がある)

☐ 5. 市税の滞納がない/工事契約は交付決定後に締結する予定

逆に 対象外になりやすい主なケース は次のとおりです。

  • 1981年6月以降の新耐震基準で建てられた住宅
  • 鉄骨造・RC造で、市の定める耐震評価方法に該当しないもの
  • すでに工事契約・着工済みの物件(事後申請は認められないのが一般的)
  • 賃貸専用住宅(自己居住の判定が必要なケースが多い)
  • 市税滞納や不適切な使用履歴がある物件

⚠️ 注意:木造でも増改築履歴によって判定が複雑になります。最初の入口は「耐震診断」で、ここで耐震性が一定基準(評点1.0未満など)と判定された住宅が、改修補助の対象に進むのが一般的な流れです。


いくらもらえるか — ケース別の試算イメージ

リフォーム補助金ナビDBに登録された上限額(100万円)をもとに、典型的な3ケースで受給イメージを試算しました。実際の補助率・上限は申請時点の市の要綱に従いますので、あくまで意思決定のための目安としてご覧ください。

ケース 想定工事費 想定補助率 上限適用 受給イメージ
A. 部分補強(壁追加・基礎補修) 80万円 工事費の一定割合 数十万円規模
B. 標準的な全体改修 200万円 工事費の一定割合 あり得る 上限100万円に近づく可能性
C. 大規模改修(屋根軽量化+全体補強) 400万円 工事費の一定割合 上限到達 上限100万円が適用されやすい

ポイントは「工事費が高ければ高いほど得をするわけではない」ということです。上限100万円を超える工事を行っても、超過分は自己負担になります。一方で、工事費が小さい場合は補助率の計算で受給額が小さくなります。自宅の評点と必要工事を踏まえ、上限を最大限活用できる設計を耐震診断時に専門家と相談するのが最も合理的です。


申請の流れ — 5ステップで全体把握

申請の全体像を、契約タイミングを間違えないためにも整理しておきましょう。多くの自治体補助金と同じく、「交付決定前の契約・着工はNG」が大原則です。

STEP 1
耐震診断の申し込み
市の窓口または委託先に診断を依頼。木造戸建ては無料診断の対象になることが多い。
STEP 2
診断結果(評点)の受領
「上部構造評点」を確認。1.0未満であれば改修補助の検討対象に。
STEP 3
改修計画の作成・補助金申請
事前相談 → 必要書類(見積書・設計図・登記事項等)をそろえて申請。
STEP 4
交付決定 → 工事契約・着工
※交付決定前の契約・着工は補助対象外になりやすい点に要注意。
STEP 5
工事完了 → 実績報告 → 補助金交付
完了検査・写真添付など実績報告をして、後日補助金が振り込まれる流れ。

着工後・契約後の事後申請は原則として補助の対象外になりますので、リフォーム会社と打ち合わせを始めた段階で「補助金前提のスケジュール」で工程を組むことが重要です。


他制度との併用 — 「使い分け」のフレームワーク

耐震改修は単独で行うより、断熱・水回り更新と一緒に行うほうがコスト効率が高い場面が多々あります。リフォーム補助金ナビでは、本制度と組み合わせ得る代表的な制度を以下のように整理しています。

組み合わせ候補 主な対象 併用の考え方
国の長期優良住宅化リフォーム推進事業 性能向上リフォーム全般 耐震+省エネ+劣化対策をパッケージにする際に有効
子育てグリーン住宅支援事業 断熱・省エネ改修 耐震とは目的が異なるが、同一住宅内で別予算として併用検討の余地
住宅ローン減税・リフォームローン減税 借入を伴う改修 補助金とは別レイヤーの所得税控除なので、併用相性は良い
固定資産税の減額措置 耐震改修後の家屋 翌年度の固定資産税が減額される場合あり(要件あり)

💡 併用の原則:同一の工事内容・同一の費用に対して複数の補助金を二重取りすることは原則できません。一方で、「耐震部分は市の補助、省エネ部分は国の補助、税制優遇は別枠」のように、費用や工事範囲が分離できる場合は併用可能になりやすいというのが基本的な考え方です。詳細は申請前に必ず市と専門家に確認してください。

迷ったら、まずリフォーム補助金ナビの補助金診断で、住所と工事内容から該当する補助金を一括チェックすることをおすすめします。さいたま市のように国・県・市が重なるエリアは、最初にマップ化しておくほどお得度が変わります。


よくある質問

Q1. マンション(区分所有)でも対象になりますか?

A. 本制度は木造住宅の耐震改修を主眼としており、分譲マンションの専有部分単独での申請は基本的に想定されていません。マンション全体の耐震改修の場合は別の制度・補助スキームを検討する必要があります。詳細はさいたま市の窓口でご確認ください。

Q2. 1981年6月以降の住宅は本当にひとつも対象になりませんか?

A. 「旧耐震基準」と「新耐震基準」の境目は1981年5月31日着工です。これ以降の新耐震住宅は本制度の対象外になりやすい一方、2000年5月以前の木造住宅を別枠で対象にする自治体もあります。さいたま市の最新要綱で確認してください。

Q3. 耐震診断の結果が「問題なし」と出たら、補助は受けられないのでしょうか?

A. 評点が一定基準を上回っており「現行水準で安全」と判定された場合は、改修補助の対象になりにくいのが一般的です。ただし、診断費そのものや、簡易補強・部分補強については別の支援メニューを案内されることがあります。

Q4. リフォーム会社はどこに頼んでもよいのですか?

A. 自治体の制度では、登録事業者・有資格者による工事を要件にしている場合があります。耐震改修は構造計算と補強設計の精度が結果を左右するため、地元での耐震改修の実績がある会社を選ぶのが安全策です。

Q5. 申請から実際にお金が振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?

A. 自治体の補助金は基本的に精算払い(後払い)で、工事完了後の実績報告 → 検査 → 振込で1〜2か月程度かかるのが通例です。資金繰りはこの前提で組み立てる必要があります。

Q6. 自分で書類を書けるか不安です。

A. 多くの場合、リフォーム会社が申請書類の作成・提出を代行・サポートしてくれます。会社選定時に「申請サポートまでセットで対応してもらえるか」を確認しておくとスムーズです。


行動につなげるための次の一歩

本制度を最大限活用するための行動リストを最後にまとめます。

🎯 今日できる3アクション

  1. 建築年を確認する:登記事項証明書 or 固定資産税課税明細書で着工年月をチェック
  2. 耐震診断の問い合わせ:さいたま市の建築関連窓口へ「無料耐震診断」の最新運用を確認
  3. 補助金の全体マップを取る補助金診断で耐震+省エネ+税制を横断チェック

「補助金を使えるかどうか」よりも先に、「自分の家に本当に耐震改修が必要かどうか」を診断で見える化することが、すべての出発点になります。診断の結果次第では、本制度ではなく省エネ系・水回り系の補助金を組み合わせるほうが投資対効果が高い、というケースもあります。総合的な視点で判断するために、リフォーム補助金ナビの補助金まとめもあわせてご覧ください。


参考・出典

  • さいたま市公式サイト
  • 国土交通省 住宅・建築物の耐震化に関する施策
  • リフォーム補助金ナビ 自社DB(id=56)登録情報

⚠️ 免責事項:本記事はリフォーム補助金ナビが独自に整理した解説であり、補助金の交付を保証するものではありません。補助率・上限額・受付期間・対象要件は年度や予算状況によって変更される場合があります。実際の申請にあたっては、必ずさいたま市の最新の公式案内をご確認のうえ、専門家・自治体窓口にご相談ください。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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