【東京都新宿区2026年版】トイレリフォーム補助金|制度一覧と申請方法

新宿区の固有情報が揃いました。記事を執筆します。
30秒で要点
東京都新宿区でトイレリフォームに使える補助金は、大きく3階層あります。国の「子育てグリーン住宅支援事業(旧 みらいエコ住宅)」で節水型トイレ1台あたり約22,000円、東京都の既存住宅省エネ改修・マンション改良工事助成、そして新宿区独自の「住宅設備改修給付」「介護保険住宅改修費」です。新宿区の独自制度は65歳以上で要支援・要介護認定を受けた方が対象で、和式から洋式への便器交換は 106,000円を上限に費用の7〜9割が補助されます(介護保険の負担割合に応じて1〜3割を自己負担)。一般世帯の節水型トイレ交換は、新宿区独自の補助対象には含まれていない(2026年5月時点)ため、主に国制度との組み合わせが現実解です。全制度に共通するのが「着工前申請」原則。施工後の申請は受け付けてもらえないケースがほとんどなので、見積もり段階から制度を選ぶことが最大のコツです。新宿区は本庁舎が新宿区歌舞伎町1-4-1、福祉系窓口は2階・環境系窓口は7階に分かれているので、相談前に部署を確認しておくとスムーズです。
→ まずは 補助金診断 で世帯条件と工事内容から使える制度を確認できます。
新宿区独自の補助金制度(2026年度)
新宿区がトイレリフォームに対して用意している補助制度は、現時点では福祉系(高齢者・要介護者向け)が中心です。新築マンションが多く、既築木造比率が23区平均より低い新宿区の住宅事情を反映し、省エネ系補助制度の対象機器は太陽光・エコキュート・断熱窓などが中心で、節水型トイレは2026年度の対象機器には含まれていません。一方で、神楽坂・荒木町・落合など昭和期の戸建て・低層集合住宅が残るエリアでは、和式便器の洋式化や段差解消ニーズが根強く、福祉系の改修給付が事実上のトイレリフォーム補助として機能しています。
① 住宅設備改修給付(介護保険外・新宿区独自)
新宿区が条例に基づき独自運用している給付制度です。介護保険の住宅改修費(後述)とは別枠で、便器そのもの(衛生陶器)の取替え費用まで補助対象に含む点が大きな特徴です。介護保険の住宅改修費は「便器の交換」が対象ですが、便器本体の取替えは設備改修給付の方が手厚い運用になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 新宿区住宅設備改修給付 |
| 対象者 | 65歳以上で要支援・要介護認定を受けている方 |
| 対象工事 | 和式便器→洋式便器への取替え、浴槽取替え、流し台・洗面台取替え |
| 補助限度額(便器) | 106,000円(自己負担は介護保険負担割合と同じ1〜3割) |
| 補助限度額(浴槽) | 379,000円 |
| 補助限度額(流し・洗面) | 156,000円 |
| 申請順序 | 必ず着工前。介護保険住宅改修と併用時は設備改修の手続きを先に行う |
| 申請窓口 | 新宿区 福祉部 介護保険課 給付係(区役所2階10番窓口・電話 03-5273-4176) |
利用者負担割合は介護保険負担割合証に記載された割合(1〜3割)と連動するため、たとえば負担割合1割の方が10万円の便器交換工事を行う場合、自己負担は1万円、給付額は9万円というイメージです。便器本体の機能性能要件はなく、節水性能や温水洗浄便座の有無は問われません(一般的な普及グレードであれば対象になります)。
② 介護保険住宅改修費の支給
国の介護保険制度に基づく給付ですが、申請窓口は同じ介護保険課給付係です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 要支援・要介護認定者 |
| 対象工事 | 便器の交換、手すり取付、段差解消、床材変更、扉の取替え、付帯工事 |
| 支給上限 | 改修費20万円(うち保険給付は1〜3割の自己負担を控除した14〜18万円) |
| 利用回数 | 原則1回(要介護度が3段階上がる、または転居の場合は再支給可) |
| 申請窓口 | 同上(03-5273-4176) |
設備改修給付(①)と介護保険住宅改修費(②)は併用可能ですが、同一部位の重複給付は避ける運用がされており、ケアマネジャーに設計書段階で内訳を分けてもらうのが実務上の定石です。
③ 省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度(参考)
「ゼロカーボンシティ新宿」実現に向けた補助制度で、令和8年度(2026年度)は5月25日(月)受付開始、7月31日まで第1期、以降4期に分割(先着順・各期予算上限到達で終了) という運用です。節水型トイレは2026年度の対象機器には含まれていませんが、断熱窓・エコキュート・エネファーム・蓄電池などと同時にトイレリフォームを行う場合は、こちらの窓口で同時相談すると効率的です。窓口は新宿区 環境清掃部 環境対策課 脱炭素事業係(本庁舎7階12番窓口・電話 03-5273-4111)。年間予算規模は過年度実績ベースで個人住宅向け数億円規模とされ、第1期で半分以上が消化される傾向にあります。
💡 ポイント — 新宿区窓口の所在地は本庁舎(新宿区歌舞伎町1-4-1)。福祉系(介護保険課)は2階、環境系は7階。事前予約は不要ですが、要綱・申請書ダウンロードは新宿区公式サイト「補助金制度の紹介」ページから可能です。
東京都の制度
新宿区民は、新宿区の制度に加えて東京都の制度も併用申請できます。トイレリフォームに関連するものは以下の2つが代表的です。
- 東京都既存住宅における省エネ改修促進事業 — 戸建て・集合住宅の省エネ改修と同時施工なら関連工事を含めやすい設計。窓断熱・高断熱浴槽が主対象ですが、間取り変更を伴うトイレ移設は付帯工事扱いとなる場合があります。
- マンション改良工事助成(東京都住宅供給公社運用) — 分譲マンションの共用部修繕に対する助成。専有部のトイレは対象外ですが、配管立て管の更新時に併せて専有部工事の足場確保ができるため、管理組合との調整事項として把握しておく価値があります。
東京都の助成は新宿区窓口経由ではなく、クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)が窓口になることが多いため、新宿区から書類のたらい回しを受けないよう、最初に電話で「都と区どちらの担当か」を確認するのが安全です。
国の制度(2026年度)
トイレリフォームで一般世帯が現実的に活用できるのは国の3制度です。
| 制度名 | トイレ関連の補助内容 | 上限・補助額の目安 |
|---|---|---|
| 子育てグリーン住宅支援事業(旧 みらいエコ住宅) | 節水型トイレ交換、節湯水栓、高断熱浴槽 | 節水型トイレ 22,000円/台、世帯属性で上限40〜60万円 |
| 先進的窓リノベ2026 | トイレ窓の断熱改修(内窓・外窓・ガラス交換) | ガラス1枚あたり数千〜数万円、上限200万円/戸 |
| 給湯省エネ2026 | エコキュート等の高効率給湯器(トイレ手洗い水栓と関連) | 機器1台 6〜13万円 |
注目すべきは子育てグリーン住宅支援事業。節水型トイレ単体での申請も可能で、新宿区の住宅設備改修給付(高齢者向け)の対象にならない世帯にとっては事実上の主役制度です。登録事業者を経由した申請が必須で、施主が直接申請することはできません。見積もり依頼時に「事業者登録済みか」を必ず確認しましょう。
国×都×新宿区の併用シミュレーション
実際の費用感をモデルケースで示します。断定はできない部分も多いため、最終金額は施工業者と区窓口で必ず確認してください。
ケースA:神楽坂の戸建て・70歳要介護2の方が和式→洋式へ全面交換
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費(便器・床・配管・電源) | 380,000円 |
| 新宿区 住宅設備改修給付(便器分) | ▲95,400円(限度額10.6万円のうち負担割合1割で算定) |
| 介護保険住宅改修費(床・手すり) | ▲90,000円 |
| 国 子育てグリーン住宅支援事業 | ▲22,000円(節水型加算)※高齢者単独世帯でも対象 |
| 自己負担額 | 約172,600円 |
ケースB:落合の中古マンション・40代子育て世帯が温水洗浄便座付き節水型に交換
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費(便器・既設便座撤去・コンセント増設) | 220,000円 |
| 新宿区独自制度 | 該当なし(要介護認定がないため) |
| 国 子育てグリーン住宅支援事業 | ▲22,000円 |
| 自己負担額 | 約198,000円 |
ケースC:早稲田の戸建て・トイレ窓の断熱改修も同時実施
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| トイレ便器交換 | 180,000円 |
| トイレ窓 内窓設置(小窓1か所) | 80,000円 |
| 国 子育てグリーン住宅支援事業(便器) | ▲22,000円 |
| 国 先進的窓リノベ2026(内窓) | ▲23,000円 |
| 自己負担額 | 約215,000円 |
ケースA・Cで差が出るのは、要介護認定の有無とトイレ窓改修の有無。「便器単体交換」だけで終わらせず、断熱・手すり・床材を一体工事化することで補助額の総額が伸びるのが現代制度の設計思想です。
対象工事と補助額の早見表
| 工事内容 | 主な活用制度 | 補助額の目安 |
|---|---|---|
| 和式→洋式便器交換(高齢者) | 新宿区住宅設備改修給付 | 上限106,000円(負担割合1〜3割) |
| 便器交換+手すり+段差解消 | 介護保険住宅改修費 | 上限20万円(自己負担1〜3割) |
| 節水型トイレへの交換 | 子育てグリーン住宅支援事業 | 22,000円/台 |
| トイレ窓の内窓設置 | 先進的窓リノベ2026 | 数千〜数万円/枚 |
| トイレ手洗器の節湯水栓化 | 子育てグリーン住宅支援事業 | 5,000円/台 |
| トイレ全面リフォーム(バリアフリー) | 上記の組合せ | 最大30万円超のケースも |
申請の流れ(ステップ図)
[1] 工事内容と世帯条件を整理
↓
[2] 該当制度を選ぶ(区・都・国)
↓
[3] 登録事業者・施工業者から見積取得
↓
[4] ★着工前申請★(新宿区窓口・国は事業者経由)
↓
[5] 交付決定通知の受領
↓
[6] 工事着工〜完了
↓
[7] 完了報告・実績報告書の提出
↓
[8] 補助金の入金(数週間〜数か月後)
最大の落とし穴はステップ4の「着工前申請」原則。新宿区の住宅設備改修給付は、工事中・工事終了後の申請を一切受け付けないと明記されています。「契約した翌日に着工」というスケジュールは制度活用と両立しないので、最低でも2〜3週間のリードタイムを見込みましょう。
よくある質問
Q1. 賃貸マンションでも新宿区の補助金は使えますか?
住宅設備改修給付は、賃貸の場合家主の承諾書が必要となります。承諾が取れれば対象です。退去時の原状回復義務との関係は別途家主と確認してください。
Q2. 集合住宅の専有部トイレでも対象になりますか?
新宿区住宅設備改修給付・介護保険住宅改修費・国の子育てグリーン住宅支援事業のいずれも、専有部の便器交換は対象です。共用部の配管工事と一体で行う場合は管理組合の承認も必要となります。
Q3. 申請から入金までどれくらいかかりますか?
新宿区独自制度は完了報告から1〜2か月程度、国の子育てグリーン住宅支援事業は事業者経由で申請後2〜3か月が一般的な目安です。立替が発生するため、つなぎ融資や受領委任払い制度(介護保険)の活用も検討してください。
Q4. 補助金の申請は自分でできますか?業者に依頼する必要は?
新宿区の住宅設備改修給付・介護保険住宅改修費はケアマネジャーまたは家族が申請可能です。一方、国の子育てグリーン住宅支援事業は登録事業者しか申請できませんので、見積もり段階で「事業者登録済みか」を必ず確認してください。
Q5. トイレ単体ではなく、洗面・浴室と一緒にリフォームしたい場合は?
新宿区の住宅設備改修給付は、便器(10.6万円)・浴槽(37.9万円)・流し台/洗面台(15.6万円)がそれぞれ別枠で利用できます。同時施工で見積もり総額を抑え、工事費の一部を浴室断熱に振り分ければ、国の先進的窓リノベや子育てグリーン住宅支援事業との組み合わせ余地が広がります。
Q6. 受付終了後でも来年度を待てば受けられますか?
新宿区の住宅設備改修給付・介護保険住宅改修費は通年受付で予算枠による締切がありません。一方、新宿区省エネ補助制度は先着順・予算上限到達で終了するため、第1期(5月25日〜7月31日)の早期申請が確実です。過年度実績では第2期内に予算が消化されるケースも報告されています。
💡 ポイント — 制度をフル活用するなら、ケアマネジャー・施工業者・新宿区窓口の3者を巻き込んだ「事前相談会」を開くのがおすすめ。電話で03-5273-4176(介護保険課給付係)に「住宅改修について相談したい」と伝えれば窓口面談の予約がとれます。
まとめと次のアクション
新宿区でトイレリフォーム補助金を最大化する3つの鉄則は、①世帯属性に合う区独自制度を見落とさない、②国制度との同時申請で総額を伸ばす、③着工前申請の原則を絶対に破らないです。新宿区は福祉系の補助が手厚い一方、一般世帯のトイレ単体補助は国制度頼りになるため、業者選定の段階で「子育てグリーン住宅支援事業の登録事業者か」を確認することが実質的に最重要です。
→ 自分の条件で使える制度を3分で診断: 補助金診断
→ 全国の制度を網羅した解説: トイレリフォーム補助金まとめ
参考・出典
━━ この記事の作成・監修 ━━
リフォーム補助金ナビ編集部
在籍資格者
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