補助金制度

中古マンションのリノベ補助金2026年|最大いくら戻る?

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中古マンションのリノベ補助金2026年|最大いくら戻る?

築20年、30年の中古マンションを買って自分好みにリノベーションしたい——でも「省エネ改修に補助金が出るのは戸建ての話で、マンションは対象外なのでは?」と諦めていませんか。実際には、2026年の主要な住宅補助制度はいずれもマンションの1戸単位のリフォームを対象に含めています。

この記事は「制度の一覧」を並べるだけの解説とは切り口を変えています。当サイトの補助金まとめが全体像を扱うのに対し、ここでは中古マンションを買ってリノベする人が、どの制度を・どの順番で・どこまで使えるかという意思決定そのものを主題にしました。編集部独自の併用試算と、申請前に詰めるべき判断マトリクスもあわせて掲載します。

中古マンションのリノベで「2026年に」使える3つの国の制度

中古マンションのリノベで「2026年に」使える3つの国の制度

2025年まで動いていた「子育てグリーン住宅支援事業」は、2026年から後継の「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」へと衣替えしました。中古マンションのリノベーションで主に検討対象になる国の制度は、次の3つです。

制度名 主な対象工事 1戸あたりの上限の目安 所管
みらいエコ住宅2026事業 躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む幅広いリフォーム 上限は公式公表値を要確認 国土交通省
先進的窓リノベ2026事業 内窓設置・ガラス交換・外窓交換・同時のドア交換 100万円 環境省
給湯省エネ2026事業 エコキュート等の高効率給湯器の設置 機器ごとの定額+加算 経済産業省

ポイントは、これらがバラバラの制度ではなく、設計上「束ねて使う」ことを前提に作られていることです。みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、先進的窓リノベ2026事業や給湯省エネ2026事業との併用が一定の条件下で想定されています。

マンションでも対象です。先進的窓リノベ2026事業は集合住宅を「低層集合住宅(地上3階建以下)」「中高層集合住宅(地上4階建以上)」に分けて、いずれも補助対象としています。各戸の所有者が施主になるケースも、管理組合が建物一括で施主になるケースも想定されています。

制度が「重なって」効く仕組みを図で理解する

中古マンションのリノベは、工事項目が「窓」「給湯器」「内装・断熱」と複数にまたがります。だからこそ、工事項目ごとに最も手厚い制度を割り当てる発想が効きます。

① 窓・ドア
先進的窓リノベ2026
内窓・ガラス・外窓交換
② 給湯器
給湯省エネ2026
エコキュート等
③ 断熱・内装ほか
みらいエコ住宅2026
躯体断熱+関連改修

3つの制度は、同じ工事に二重で補助を受けることはできません(例:同じ窓に窓リノベとみらいエコ住宅の両方は不可)。一方で、窓は窓リノベ、給湯器は給湯省エネ、それ以外の断熱はみらいエコ住宅、というように工事を切り分ければ合算していけます。中古マンションのフルリノベはこの切り分けがしやすいため、制度併用のメリットを受けやすい工事形態だと言えます。

【編集部独自試算】3制度を束ねるとどこまで届くか

【編集部独自試算】3制度を束ねるとどこまで届くか

ここでは当サイト編集部が、典型的な「築25年・60㎡・2LDK中古マンションのフルリノベ」を想定して試算したモデルケースを示します。金額は制度の上限・条件から組み立てた編集部の仮試算であり、実際の交付額を保証するものではありません。 製品の性能・サイズ・工事範囲で大きく変動します。

工事項目 想定工事 適用制度 補助額の試算(目安)
窓4カ所+玄関ドア 内窓設置・外窓交換 先進的窓リノベ2026 〜数十万円規模
給湯器交換 エコキュート1台 給湯省エネ2026 機器定額+加算
床・壁の断熱+関連改修 躯体断熱・内装 みらいエコ住宅2026 上限は公式値を要確認

この試算からわかる実務上の示唆は3つです。第一に、補助額が一番伸びやすいのは「窓」。マンションは窓面積が冷暖房効率を大きく左右するため、内窓設置は費用対効果と補助の両面で優先度が高くなりがちです。第二に、給湯器は「定額+加算」型なので、対象機種を選ぶだけで申請の手間に対するリターンが読みやすい。第三に、躯体断熱を伴うみらいエコ住宅は工事のハードルがやや高い分、「ついでに窓と給湯器も」という束ね方が全体の補助効率を押し上げます。

なお、みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、原則として平成28(2016)年12月31日以前に新築された住宅が対象とされています。築浅マンションは対象外になり得るため、事前に確認してください(築年数の起点は制度ごとに異なります)。

中古マンション特有の「3つの落とし穴」

戸建てと違い、マンションには区分所有ならではの制約があります。補助金の前に、ここでつまずく人が少なくありません。

1. 管理規約と専有・共用部の線引き。 窓やサッシ、玄関ドアは多くのマンションで「共用部分」扱いです。内窓(専有部側に新設)は個人で進めやすい一方、外窓・サッシ交換は管理組合の承認や、計画修繕との兼ね合いが絡むことがあります。

2. 「事業者申請」という構造。 先進的窓リノベ2026事業も給湯省エネ2026事業も、補助金を申請するのは登録された施工事業者であり、消費者が直接申請するものではありません。つまり「登録事業者と契約できるか」が補助を受けられるかの分かれ目になります。

3. 工事着手のタイミング。 先進的窓リノベ2026事業は工事着手期間が定められ(2025年11月28日〜遅くとも2026年12月31日)、予算がなくなると期限より早く打ち切られる可能性があります。中古マンションは「購入→引き渡し→工事」と時間がかかるため、逆算が欠かせません。

中古マンションは「買ってから動く」では遅いことがあります。物件の売買契約と並行して、窓・給湯器の登録事業者に見積もりを依頼し、申請枠と工事時期を押さえておくのが現実的です。

申請前に詰める「判断マトリクス」

どの制度を狙うか迷ったら、次のマトリクスで自分の工事を当てはめてみてください。これは編集部が中古マンションのリノベ相談で頻出する論点を整理した独自フレームです。

確認ポイント YESなら NOなら
窓・サッシを断熱改修する 先進的窓リノベ2026を最優先で検討 給湯器・躯体断熱に注力
給湯器も交換する 給湯省エネ2026を併用 窓・断熱に集中
築年数が制度の起点より古い みらいエコ住宅2026のリフォームも対象になり得る 築浅は対象可否を要確認
外窓・サッシ交換が必要 管理組合の承認手続きを先に確認 内窓中心なら専有部で進めやすい
工事を2026年内に着手できる 予算枠の早期終了に注意し早めに動く 翌年度の後継制度情報も確認

自分がどのケースに当てはまるか整理しきれない場合は、補助金診断で住んでいる地域と工事内容を入力すると、国の制度に加えて自治体独自の上乗せ補助の候補まで絞り込めます。自治体によっては、国の制度と併用できる独自のリフォーム助成を設けている場合があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 中古マンションを「買ってリノベ」する場合も補助金の対象ですか?

既存住宅の所有者等が対象となる制度設計のため、購入してリノベーションするケースも対象になり得ます。ただし「いつ所有者になるか」と「工事着手・契約のタイミング」の条件があるため、契約前に登録事業者と段取りを確認することをおすすめします。

Q2. 補助金は自分で申請するのですか?

先進的窓リノベ2026事業・給湯省エネ2026事業は、登録事業者(窓リノベ事業者・給湯省エネ事業者)が申請を代行する仕組みです。消費者が直接申請することはできません。見積もり時に「この制度の登録事業者か」を確認してください。

Q3. 3つの制度は本当に同時に使えますか?

同じ工事に複数の補助を重ねることはできませんが、工事項目を分ければ併用が想定されています(窓=窓リノベ、給湯器=給湯省エネ、躯体断熱=みらいエコ住宅)。併用可否と上限は年度・条件で変わるため、最終的には各公式サイトと施工事業者にご確認ください。

Q4. 賃貸に出す予定の中古マンションでも使えますか?

制度ごとに対象者や用途の要件が異なります。先進的窓リノベ2026事業は所有者等(個人・法人・管理組合)を対象としていますが、投資用・賃貸用の扱いは制度・年度で条件が変わり得ます。詳細はお住まい・物件所在地の状況をふまえ、各公式窓口でご確認ください。

Q5. 予算が終了したら今年はもう申請できませんか?

各制度は予算がなくなり次第、その年度の受付は締め切られます。終了後の追加募集や翌年度の後継制度の有無は確定情報として断定できないため、公式サイトの新着情報を随時確認してください。

まとめ:中古マンションは「束ねて」効かせる

中古マンションのリノベーションは、窓・給湯器・断熱と工事が分かれるからこそ、制度を工事項目ごとに割り当てて束ねることで補助を最大化しやすい工事形態です。鍵になるのは、(1)登録事業者と早めに段取りを組む、(2)管理規約と共用部の制約を先に確認する、(3)2026年内の工事着手と予算枠を逆算する、の3点。まずは補助金診断で自分の工事に使える制度を洗い出し、全体像は補助金まとめで確認してください。

参考・出典


※本記事は2026年5月時点で公表されている公式情報をもとに作成した一般的な解説であり、補助金の受給を保証するものではありません。補助額・対象要件・申請期間・併用可否は年度や予算状況により変更される場合があります。実際の申請にあたっては、各制度の公式サイトおよび登録事業者、お住まいの自治体の最新情報を必ずご確認ください。要件を満たす場合に申請が可能となります。

━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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