耐震

【福岡市】住宅耐震改修補助|上限150万円の対象と申請

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【福岡市】住宅耐震改修補助|上限150万円の対象と申請

この記事でわかること(30秒サマリー)

リフォーム補助金ナビDBに登録されている「福岡市住宅耐震改修促進事業」(自社管理ID:fukuoka-taishin)について、申請を検討する読者の意思決定に必要な情報を1ページにまとめました。

  • どんな制度か:1981年5月以前に建てられた旧耐震基準の木造住宅を、現行基準まで引き上げる耐震改修工事の費用を福岡市が一部補助する制度です
  • いくらもらえるか:工事費の1/2、上限150万円(耐震診断は別途補助対象になり得ます)
  • 誰が使えるか:福岡市内に旧耐震の木造住宅を所有する個人
  • いつまで:通年募集(市の予算上限に達した時点で受付終了)
  • 公式窓口:福岡市住宅都市みどり局 建築物安全推進課(092-711-4580 / taishin@city.fukuoka.lg.jp)

本記事は2026年4月時点の福岡市公開情報および当サイトDBの登録データに基づいて構成しています。年度途中の改定や予算消化状況により条件が変わる可能性があるため、申請前には必ず公式窓口にご確認ください。

国の長期優良住宅化リフォーム推進事業や、所得税・固定資産税の耐震改修減税と組み合わせると、自己負担をさらに圧縮できる可能性があります。あわせて補助金まとめもご覧ください。


同じ「耐震」でも制度はバラバラ — 福岡市制度のポジション

「耐震 補助金」で検索すると、国の制度・福岡県の制度・福岡市の制度が混在して表示されます。読者がまず混乱するのはこの点です。本制度は「市町村が単独で実施する上乗せ補助」にあたり、以下のような立ち位置になります。

レイヤー 制度名(一般例) 福岡市民の使い方
長期優良住宅化リフォーム推進事業など 大規模改修と組合せ
都道府県 福岡県の耐震関連支援 市制度と一本化されているケースが多い
福岡市(本制度) 住宅耐震改修促進事業 旧耐震木造の所有者が直接申請
税制 耐震改修促進税制(所得税・固定資産税) 補助金とは別軸で利用可能

ポイントは、本制度は「福岡市内の旧耐震木造住宅」というかなり絞り込まれた対象に向けたピンポイント支援であること。マンションや新耐震基準(1981年6月以降着工)の戸建ては対象外になります。逆に言えば、対象に該当する人にとっては上限150万円という非常にインパクトの大きい補助です。


対象になる人/ならない人 — 5項目チェックリスト

申請可否の判断は、次のチェックリストで概ね当たりがつきます。5項目すべてに該当する場合に申請対象となる可能性が高くなります。

対象者セルフチェック
□ 1. 住宅が福岡市内に所在している
□ 2. 1981年5月31日以前に着工された住宅である
□ 3. 構造が木造(在来軸組工法・伝統工法など)である
□ 4. 申請者が当該住宅の所有者本人(または所有者の同意を得た親族等)である
□ 5. 耐震診断の結果、評点が1.0未満と判定されている
ℹ️

逆に、次のような物件・状況は対象外となる可能性が高いので注意してください。

  • 1981年6月以降に着工された新耐震基準の住宅
  • 鉄筋コンクリート造・鉄骨造などの非木造住宅(※別の制度が用意される場合あり)
  • 賃貸用の長屋・共同住宅(戸建て扱いでない場合)
  • 既に解体・建替えを前提としている住宅
  • 申請者が市税を滞納している、暴力団関係者である等の欠格事由に該当する場合

特に「うちの家、いつ建ったかわからない」という相談は非常に多いです。登記簿(建物全部事項証明書)の「原因及びその日付」で確認できますので、申請の前に法務局またはオンラインで取得しておくとスムーズです。


いくらもらえるか — ケース別試算

本制度の補助額は「工事費の1/2、上限150万円」というシンプルな構造ですが、実際の自己負担イメージは工事規模によって大きく変わります。代表的な3パターンで試算してみます。

ケース 耐震改修工事費(税込) 補助金額 自己負担額
A:壁の補強中心の小規模改修 120万円 60万円 60万円
B:基礎補強+壁補強の中規模 250万円 125万円 125万円
C:全面改修・上限到達 400万円 150万円(上限) 250万円

ここで覚えておきたいのは、補助金は「工事費の1/2」と「上限150万円」のうち、低い方が適用されるということ。ケースCのように工事費が大きくなっても、補助は150万円で頭打ちです。

コスト最適化のヒント

耐震改修と一緒に水回りや断熱を一気にやりたい場合、見積を「耐震工事分」と「その他のリフォーム分」できれいに分けてもらうと、補助金の対象範囲が明確になります。同じ工務店が一括で見積を出すと、後で「どこからどこまでが耐震工事か」を福岡市側に説明しづらくなり、補助対象工事費が圧縮されることがあります。


申請の流れ — 6ステップで把握する

最初に押さえておきたいのは、「工事契約・着工の前に交付決定を受ける」という鉄則です。先に着工してしまうと、原則として補助対象外になります。

申請から交付までのフロー図

STEP 1 福岡市建築物安全推進課に事前相談(電話 / メール)

STEP 2 耐震診断(補助対象の場合あり)→ 評点1.0未満を確認

STEP 3 耐震改修工事の設計・見積(複数社相見積もり推奨)

STEP 4 福岡市へ補助金交付申請(必要書類一式提出)

STEP 5 交付決定通知の受領後に契約・着工

STEP 6 完了報告・現地確認 → 補助金の請求・振込

期間の目安としては、相談から交付決定までおおむね1〜2ヶ月、工事完了から振込までさらに1ヶ月程度を見込んでおくと安心です。年度末(2〜3月)は申請が集中するため、余裕を持って秋〜冬に動き始めるのが理想的です。

必要書類の一例

詳細は申請年度の手引きで毎年更新されますが、典型的には次のような書類が求められます。

  • 補助金交付申請書(市指定様式)
  • 建物の登記事項証明書または建築確認関係書類(建築年確認)
  • 耐震診断結果報告書(評点が確認できるもの)
  • 改修工事の設計図・仕様書
  • 改修費用の見積書(内訳明細付き)
  • 申請者の本人確認書類・市税の納税証明書

書類は1点でも欠けると差し戻しになり、繁忙期は再提出が間に合わず翌年度回しになるケースもあります。事前相談の段階で「最新の必要書類リスト」を窓口から取得するのが鉄則です。


他制度との併用可否 — 3つの視点で整理

本制度を最大限活用するなら、他制度との掛け算を考えるべきです。当サイトDB(自社一次データ)に登録された情報をもとに、組み合わせ可否の代表例を整理します。

組み合わせ相手 併用可否の傾向 注意点
国の長期優良住宅化リフォーム推進事業 併用可の場合が多い 同一工事への二重補助は不可。工事区分の切り分けが必要
所得税・固定資産税の耐震改修促進税制 補助金とは別枠で利用可能 確定申告で別途手続き
福岡市内の他のリフォーム関連補助 制度ごとに異なる 同年度の申請件数制限がある場合あり
民間の住宅ローン減税 影響なし ローンを組む場合は別途検討

判断に迷ったら

当サイトの補助金診断では、住所・築年・予定工事を入力するだけで、本制度を含む併用可能性のある制度を一覧化できます。3分で完了するので、申請計画の最初の一歩として活用ください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 耐震診断費用も補助の対象になりますか?

本制度の本体は「耐震改修工事費」が対象ですが、福岡市では別途耐震診断補助が用意される運用が一般的です。診断補助は予算枠・上限金額が改修補助とは別計上になっていることが多いため、診断の前に窓口で「今年度の診断補助があるか」を必ず確認してください。

Q2. 自分でDIY的に耐震補強したら補助は受けられますか?

原則として、建築士等の資格を持つ専門家による設計と、許可を受けた工事業者の施工が条件になります。施主自身による工事は対象外となるケースが大半です。「セルフでなんとかしたい」というご相談は多いのですが、本制度の主旨は「専門家による現行基準への引き上げ」にある点をご理解ください。

Q3. 一度に全部リフォームするのが難しいので、段階的に工事したい場合はどうなりますか?

段階施工自体は可能ですが、「現行の耐震基準を満たす状態」まで到達することが補助金支給の条件です。途中段階での部分工事だけでは補助対象にならない可能性があります。耐震診断士と相談し、最終的に評点1.0以上を達成できる施工計画を組み立ててください。

Q4. 申請してから「やっぱり工事をやめたい」となった場合は?

交付決定後の取り下げは原則として可能ですが、決定後すぐに発注済みの場合などは復元義務が生じる可能性があります。家庭の事情変化で迷いが出そうな場合は、STEP 4の申請前に決断することをおすすめします。

Q5. アパート・賃貸併用住宅も対象になりますか?

本制度の主対象は「自己居住用」の旧耐震木造戸建て住宅です。賃貸併用住宅は、自己居住部分の割合や物件構造によって判断が分かれます。図面を持参のうえ、窓口で個別確認してください。

Q6. 福岡市外に引っ越す予定がありますが、申請できますか?

原則として、改修後も継続して使用される住宅が対象です。短期で転居・売却を予定している場合は対象外になる可能性が高いため、ライフプランも含めて事前相談で伝えるのがベターです。


申請を考えている人がいま取るべき3つのアクション

  1. 登記簿で建築年を確認する:1981年5月以前か否かが入口判定。法務局で数百円で取得可能
  2. 耐震診断の見積を取る:診断結果(評点)がなければ補助申請に進めません
  3. 市の建築物安全推進課に事前相談する:今年度の予算残・募集状況を必ず確認

迷った段階でぜひ補助金診断を試してください。お住まいの状況を入力するだけで、本制度を含めて使える可能性のある制度を一覧で出力します。耐震以外の補助も含めて整理したい方は補助金まとめもあわせてご活用ください。


参考・出典

ご利用にあたっての注意

本記事は2026年4月時点で公開されている福岡市の情報、および当サイトDBに登録された一次データをもとに編集しています。補助金の要件・金額・受付期間は予告なく変更される場合があり、適用可否は申請者個別の状況により異なります。実際の申請にあたっては、必ず公式サイト・所管窓口で最新情報を確認のうえ、ご自身の判断と責任で手続きを進めてください。本記事の内容により生じたいかなる損害についても当サイトは責任を負いかねます。

━━ この記事の作成・監修 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

在籍資格者

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)住宅ローンアドバイザー宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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