【神戸市】すまいの耐震化補助|上限150万円の対象と申請
30秒でわかる「神戸市すまいの耐震化促進事業」の要点
リフォーム補助金ナビDB(制度id=75)に登録されている本制度は、神戸市内の旧耐震基準住宅(1981年5月31日以前に建築確認を受けた住宅)の所有者を対象とした耐震化支援制度です。耐震診断から改修工事まで段階的に補助メニューが用意されており、改修工事の補助上限額は 150万円。受付の年度上限はDB上 2027年3月31日 で登録されていますが、年度途中で予算消化されるケースもあるため早めの動きが鉄則です。
阪神・淡路大震災から30年を経た今でも、神戸市内には旧耐震基準のまま暮らしが続いている住宅が一定数残っています。本記事では「自分の家は対象になるのか」「いくら補助されるのか」「何から始めればよいのか」を、リフォーム補助金ナビ独自のチェックリスト・試算表・フロー図で整理します。一般的な制度紹介サイトでは触れられない「申請順序を一手間違えると補助ゼロになる落とし穴」まで踏み込みます。
💡 最初に押さえる3点
1. 1981年5月31日以前に建築確認を受けた住宅が原則対象(築年数ではなく建築確認日で判定)
2. 工事の着手前に申請が必要(契約書を交わした後の申請は原則不可)
3. 耐震診断 → 改修設計 → 改修工事の 3段階で補助メニュー が用意されている
同種制度との違い — なぜ神戸市の制度を最初に検討すべきか
国の「住宅・建築物安全ストック形成事業」をベースに、自治体ごとに上乗せ補助を設けるのが全国共通の構図です。神戸市は阪神・淡路大震災の被災自治体として、全国でも比較的厚めの耐震支援メニューを継続している点が大きな特徴です。リフォーム補助金ナビでは全国の同種制度を横断的に把握しており、その視点から見たときの神戸市制度の位置づけは以下の通りです。
| 制度区分 | 全国の自治体平均 | 神戸市の傾向 |
|---|---|---|
| 耐震診断補助 | 自己負担一部あり | 自己負担を抑えた水準で実施 |
| 改修工事補助 | 上限60〜100万円が多数 | 上限150万円 |
| 改修設計補助 | 設けていない自治体も多い | 別枠で用意される傾向 |
| 受付の柔軟性 | 単年度区切り | 複数年度で枠を繰り越し |
※上記は2026年4月時点の一般的傾向を要約したもので、年度ごとに上限額・補助率・対象工事は見直されます。最終確認は必ず神戸市の公式窓口で行ってください。
対象になる人・ならない人 — 5項目チェックリスト
以下の5項目にすべて該当する場合、本制度の対象となる可能性が高い、というのがリフォーム補助金ナビ独自の事前判定フレームワークです。一次相談に行く前にここで自己チェックしておくと、相談がスムーズに進みます。
対象判定チェックリスト
- [ ] 神戸市内に自身が所有する戸建て住宅・長屋・共同住宅がある
- [ ] その住宅は 1981年5月31日以前に建築確認を受けている
- [ ] 主に居住用(自分または家族の住まい)として使っている
- [ ] 改修工事にまだ着手していない(契約も着工も完了前)
- [ ] 神戸市の市税に滞納がない、または分納等で完納の見込みである
逆に、以下に該当する場合は対象外、または別制度の検討が必要になります。
- 2000年基準(新耐震基準+現行木造規定)で建てられた住宅 → 本制度の対象外
- 投資用・賃貸専用物件 → 別途「賃貸住宅向け」の支援枠で要相談
- すでに改修工事を契約・着工している → 事前申請が原則のため対象外
- 居住用ではない別荘・倉庫等 → 制度趣旨上、対象外となる可能性が高い
築年数しか把握していない場合は、登記簿謄本・建築確認通知書・検査済証のいずれかで「建築確認日」を必ず確認してください。1981年6月以降の確認であれば、そもそも本制度ではなく省エネ改修やバリアフリー改修など別の補助金を検討するルートになります。
いくらもらえるか — ケース別試算表
「上限150万円」と聞くと一律でその金額が出るように感じますが、実際は 改修費用に対する補助率 と 建物条件・工事規模 によって支給額が決まります。下記はリフォーム補助金ナビが実務的によく目にする代表的な3ケースの試算です(あくまで概算で、実際の金額は神戸市の最新要綱で確定します)。
| ケース | 想定改修費 | 想定補助額 | 自己負担イメージ |
|---|---|---|---|
| ケースA:壁の補強+接合金物追加 | 約180万円 | 約100〜120万円 | 約60〜80万円 |
| ケースB:基礎補強含む全体改修 | 約350万円 | 上限150万円 | 約200万円 |
| ケースC:部分改修(評点を1.0未満→1.0以上に) | 約120万円 | 約80〜100万円 | 約20〜40万円 |
補助率は要綱で定められた割合(おおむね工事費の一定割合)と上限額のいずれか低い方が適用される設計が一般的です。所得制限が設けられる年度もあるため、ご自身のケースで具体的な目安を知りたい方は補助金診断で簡易シミュレーションをご利用いただくか、神戸市の窓口にご相談ください。
申請の流れ — 6ステップ構造図
事前申請が原則のため、ステップ順序を1つでも間違えると補助対象外になる点が最大の落とし穴です。下図はリフォーム補助金ナビ独自のフロー整理です。
STEP 1|事前相談
神戸市の住宅耐震化窓口または神戸すまいまちづくり公社へ相談予約。建築確認日・登記簿があるとスムーズ
STEP 2|耐震診断
登録診断士による一般診断を実施。評点1.0未満なら改修対象、1.0以上なら改修不要の判定
STEP 3|改修設計の検討
設計士・施工業者と工事内容を確定。補助対象工事の範囲を要綱と照合
STEP 4|交付申請(着工前)
ここで申請しないと補助は出ません。最重要ステップ。契約書を交わす前に終わらせる
STEP 5|改修工事
交付決定通知が届いてから着工。中間検査・写真記録が入る場合あり
STEP 6|実績報告・補助金受領
完了報告書・領収書・写真を提出。審査後に指定口座へ振込
特にSTEP 4は「契約書を交わす前」「工事費を1円も支払う前」に完了している必要があります。リフォーム会社から「先に工事をしてもらってから申請しましょう」と言われたら赤信号です。事業者側の理解不足で受給機会を逃すケースが全国的に報告されているため、本制度の経験が豊富な事業者を選ぶことが結果的に補助額の最大化に直結します。
他制度との併用可否
耐震改修と同時に省エネ改修・バリアフリー改修を組み合わせるケースは多く、併用可否は読者の最大関心事のひとつです。代表的な制度との組み合わせを整理します。
| 併用候補 | 併用可否の傾向 | 補足 |
|---|---|---|
| 国「子育てグリーン住宅支援事業」 | 工事区分が重複しなければ可 | 同一工事への二重補助は原則不可 |
| 兵庫県「住宅改修関連制度」 | 要事前確認 | 県・市で重複判定が入る場合あり |
| 所得税の耐震改修特別控除 | 併用可(補助金分は控除対象から除外) | 確定申告必須 |
| 固定資産税の減額措置 | 併用可 | 工事完了後3か月以内に申告 |
「補助金をもらいながら税控除も使う」設計が成立する一方、二重補助の判定で減額されるケースもあります。設計図面ベースで「どの工事に、どの補助が紐づくか」を整理しておくと、申請時のトラブルを避けられます。全国の補助金併用ルールの詳細は補助金まとめで横断的に確認できます。
よくある質問
Q1. 「築40年」と聞いていますが、対象になりますか?
築年数ではなく建築確認日で判定されます。1981年5月31日以前の確認であれば対象になり得ます。建築確認日は登記簿謄本・建築確認通知書・検査済証で確認できます。築年数しか把握していない場合は、まず書類を取り寄せるところから始めましょう。古い物件で書類が散逸している場合でも、神戸市の建築指導窓口で確認できることがあります。
Q2. 耐震診断だけ受けて、改修はやめても大丈夫ですか?
問題ありません。耐震診断の結果「評点1.0以上」と出れば、そもそも改修工事は不要というケースもあります。診断はあくまで判断材料を得るためのもので、診断後に改修義務が発生するわけではありません。「結果次第で考える」というスタンスで気軽に受けてよい制度設計になっています。
Q3. 自分で工事業者を選んでよいのですか?
原則は自由です。ただし耐震改修の実績がある事業者を選ぶことが強く推奨されます。神戸市・神戸すまいまちづくり公社が登録事業者リストを案内している場合があるため、相談時にあわせて確認しましょう。実績の少ない事業者では、要綱に沿った工法選定や書類整備が行われず、補助対象外と判定されるリスクが高まります。
Q4. 申請が混み合って締切までに間に合わないことはありますか?
あります。予算枠に達した時点で受付終了になる年度も全国的に報告されています。DB上の上限は2027年3月31日ですが、これは現時点の枠であり、年度途中で予算消化されるリスクは常にあります。工事を検討しているなら、前倒しで動くのが鉄則です。「来年でいいや」と先送りすることが、最も多い「もらえなかった」パターンです。
Q5. 相見積もりは取った方がよいですか?
はい、強く推奨します。耐震改修は工法選択の幅が広く、業者によって見積もりが100万円単位で変わることもあります。少なくとも2〜3社から相見積もりを取り、内訳の違いを比較しましょう。リフォーム補助金ナビの補助金診断でも、工事条件と補助上限を踏まえた目安レンジを確認できます。
申請を検討している方へ
旧耐震基準住宅は、地震時に一気に倒壊するリスクが新耐震基準住宅と比べて格段に高いことが、阪神・淡路大震災以降の調査で繰り返し示されてきました。本制度は、その費用面のハードルを大きく下げ、命と家族の暮らしを守るための数少ない強力な後押しです。
迷っているうちに予算枠が埋まる、申請のタイミングがずれて対象外になる、というのが最ももったいないパターンです。まずは「自分の家の建築確認日を確認する」「耐震診断を予約する」という小さな一歩から始めてみてください。
- まずは自分の家が対象か知りたい方 → 補助金診断 で簡易チェック
- 全国の補助金を横断比較したい方 → 補助金まとめ
- 神戸市公式の最新情報 → 神戸市住宅都市局・耐震化担当窓口および神戸すまいまちづくり公社
参考・出典
- 神戸市公式サイト(住宅耐震化関連ページ)
- 国土交通省「住宅・建築物安全ストック形成事業」
- リフォーム補助金ナビ独自DB(制度ID=75 / city区分・神戸市・earthquake工事区分・上限150万円)
免責事項
本記事は2026年4月時点で公開されている情報および当社DB登録情報をもとに執筆しています。補助金制度は年度・予算・自治体方針により内容が変更される場合があります。「必ず受給できる」「確実に対象になる」と断定するものではありません。要件を満たす場合に申請可能となる制度であり、最終的な可否・金額・必要書類は、必ず神戸市の公式窓口および公式サイトで最新情報をご確認のうえ、申請手続きを進めてください。
━━ この記事の作成・監修 ━━
リフォーム補助金ナビ編集部
在籍資格者
国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
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