補助金制度

みらいエコ住宅2026事業のリフォーム補助金ガイド|2026年6月30日受付開始・最大100万円

・ 約16分で読めます
みらいエコ住宅2026事業のリフォーム補助金ガイド|2026年6月30日受付開始・最大100万円

この記事のまとめ

- 最大100万円: リフォーム時 (新築は125万円)

- リフォームは6/30開始: 交付申請受付は2026年6月30日開始、 遅くとも2026年12月31日まで (予算上限到達で早期終了)

- 全世帯対象: リフォームは子育て世帯・若者夫婦世帯に限定されず全世帯が対象

- 必須要件: 開口部の断熱改修+躯体の断熱改修 (義務基準に相当する工事はこれに特定エコ住宅設備の設置を加えた3点)

- 予算消化(2026年): 消化が進行中のため早めの申請を推奨

「補助金が出ると聞いて見積りまで取ったのに、申請しようとしたら予算が終わっていた」——前年(2025年)の住宅省エネ事業では、リフォーム枠が早期に締め切られ、駆け込み申請が間に合わなかった事例が全国で起きました。2026年版の「みらいエコ住宅2026事業」は3月31日に新築の申請受付がスタートし、リフォームも段階的に開始されます。本記事では、リフォーム検討者の目線で「使える補助はいくらか」「いつまでに動けば間に合うか」を、国交省公式と一次報道の情報のみで整理します。

3秒でわかる結論

- 新築GX志向型住宅は 110万円/戸(寒冷地は125万円/戸)

- リフォームは 必須3工事の組み合わせで最大100万円

- 第1期申請は2026年3月31日〜、予算は 750億円

- 着工は 2025年11月28日以降の物件が対象

1. みらいエコ住宅2026事業とは?3省連携の住宅省エネ補助

みらいエコ住宅2026事業は、国土交通省・環境省・経済産業省が連携して実施する「住宅省エネ2026キャンペーン」を構成する事業のひとつです。2050年カーボンニュートラル達成に向けて、住宅の高断熱化・高効率設備化を一括で後押しすることを目的とした2026年度の事業です。なお、2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」は、リフォームの交付申請受付を2025年12月31日で終了しています。

支援対象は大きく 「新築(GX志向型/ZEH水準等)」 と 「省エネリフォーム」 の2本柱。リフォーム枠は子育て世帯・若者夫婦世帯に限定されず、全世帯が対象となるのが大きな特徴です。

対象になりうる人のチェックリスト

  • 2025年11月28日以降に基礎工事に着手する新築を予定している
  • 平成28年(2016年)12月31日以前に建てられた住宅をリフォーム予定
  • 国に登録された建材・設備を使った工事を依頼する
  • 住宅省エネ2026キャンペーンの「登録事業者」と契約する

事業全体の予算配分

2026年事業の新築事業全体予算は 約1,750億円(前年は約2,100億円)と約350億円の縮小ですが、想定戸数は約3万戸から約6万戸へと およそ2倍に拡大しています。GX志向型の補助額は1戸あたり160万円から110万円へ50万円減額された一方、リフォーム枠は前年の「子育て・若者中心」から「全世帯対象」へと利用層が広がりました(出典:住宅産業新聞 2026年4月23日報道、国交省公式資料)。

「単価は下がったが、戸数枠は広がった」——これが2026年事業の最大の特徴です。1戸あたりのインパクトは前年より小さくなりましたが、より多くの人が制度を使える設計に振り直されています。

2. 【新築】GX志向型住宅110万円の中身と要件

新築のメインは「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」。脱炭素を強く意識した最高ランクの住宅性能を満たすことが条件です。

新築の補助メニューは大きく3区分あります。GX志向型住宅は110万円/戸(寒冷地1〜4地域は125万円/戸)で、断熱等級6以上・一次エネルギー削減率35%以上・HEMS設置が要件。長期優良住宅は75万円/戸で長期優良住宅認定が必要。ZEH水準住宅は35万円/戸で断熱等級5+削減率20%以上が要件です。

GX志向型住宅は 世帯要件がありません(全世帯対象)。一方、長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯または若者夫婦世帯に限定されます。「夫婦どちらかが39歳以下」「18歳未満の子がいる」のいずれかを満たすかが分岐点です。

注意:着工日要件は厳格

補助対象となるのは 2025年11月28日以降に基礎工事に着手した住宅 です。それ以前に着工済みの物件は、性能を満たしていても申請対象になりません。契約済みの方は、施工会社に基礎着手日の証明書類があるか確認してください。

3. 【リフォーム】3つの必須工事と補助上限額

リフォーム枠は、リフォーム検討者にとって最も活用余地が大きい部分です。「①開口部の断熱改修+②躯体の断熱改修(次世代省エネ基準に相当する工事)、またはこれに③特定エコ住宅設備の設置を加えた工事(義務基準に相当する工事)を実施し、それと組み合わせて任意工事も補助対象にできる」というのが基本構造です。

必須工事(基準に応じた組み合わせの実施が条件)

  • 開口部の断熱:内窓設置、外窓交換、ガラス交換、断熱玄関ドアなど、窓・ドアの断熱化
  • 躯体の断熱:天井断熱の吹込み、床下断熱パネル、外壁充填断熱など、壁・床・天井・屋根の断熱材施工
  • エコ住宅設備:高効率給湯器、節水トイレ、高断熱浴槽、太陽熱温水器、蓄電池など、省エネ・節水設備の導入

任意工事(必須工事と組み合わせれば対象)

  • バリアフリー改修(手すり、段差解消、廊下拡張)
  • 子育て対応改修(対面キッチン、防音対策、収納増設)
  • 防災改修(耐震、雨どい、シャッター)
  • リフォーム瑕疵保険の加入

新築時期と要件化工事の基準による補助上限額

リフォームは「住宅が新築された時期」と「実施する要件化工事の基準」によって上限額が変わるのが特徴です。

新築時期 要件化工事の基準 補助上限
~平成3年に新築 義務基準に相当する工事(①開口部の断熱改修+②躯体の断熱改修+③特定エコ住宅設備の設置) 100万円/戸
~平成3年に新築 次世代省エネ基準に相当する工事(①開口部の断熱改修+②躯体の断熱改修) 50万円/戸
平成4年~平成28年に新築 義務基準に相当する工事 80万円/戸
平成4年~平成28年に新築 次世代省エネ基準に相当する工事 40万円/戸

4. 申請スケジュールと「予算切れ」リスク

補助金で最も重要なのは「いつまでに動けば間に合うか」です。みらいエコ住宅2026事業は、新築・リフォームとも段階的なスケジュールが組まれています。

新築(GX志向型・ZEH水準等)

新築は2段階スケジュールで、第1期は2026年3月31日〜5月12日(予算200億円・全体の約26%)、第2期は5月13日〜12月31日(第1期と合算で750億円)。ZEH水準注文住宅の第2期は5月13日〜9月30日で早期に締め切られるため要注意です。GX志向型と長期優良住宅は12月末までですが、予算上限到達時点で早期終了します。

リフォーム

リフォームは 交付申請の受付が2026年6月30日開始、遅くとも2026年12月31日まで(予約は遅くとも2026年11月16日まで) が公表されているスケジュールです。予算上限に達した場合は前倒しで終了します。予約制度を使えば工事完了前に枠を確保できるため、見積り段階で施工会社と予約申請の段取りを共有しておくのが安全策です。

申請から受給までのフロー

STEP 1
登録事業者選び
STEP 2
工事内容の見積り
STEP 3
契約・着手・工事完了
STEP 4
予約 または 本申請
STEP 5
完了報告・補助金受領

申請主体は事業者

消費者は登録事業者経由で申請します(個人で直接申請はできません)。

「個人申請」は不可: 補助金の交付申請は、事務局に登録された 施工会社(登録事業者)が代行します。施主は登録事業者と契約することが必須条件で、未登録の業者と契約してしまうと、性能要件を満たしていても申請できません。

5. 子育てグリーン住宅支援事業(2025年)からの主要変更点

「去年の制度が頭に入っている」方が損をしないよう、変更点を整理します。

項目 2025年(子育てグリーン) 2026年(みらいエコ) 影響
GX志向型 補助額 160万円/戸 110万円/戸 ▲50万円
長期優良住宅 補助額 80万円/戸 75万円/戸 ▲5万円
ZEH水準住宅 補助額 60万円/戸 35万円/戸 ▲25万円
寒冷地加算 なし あり(GX+15万円) 北海道・東北で有利
想定戸数(新築) 約3万戸 約6万戸 約2倍
リフォーム対象世帯 主に子育て・若者 全世帯 利用層拡大

6. 申請の流れと事業者選びのポイント

施主側にとって、補助金活用の成否は 「登録事業者をいかに早く選ぶか」 にかかっています。

事業者選びでチェックすべき4点

事業者ヒアリングでは、以下4点を必ず確認してください。

  • みらいエコ住宅2026事業の 登録事業者か(事務局公式サイトで検索可)
  • 過去の補助金活用実績の件数と工事種別
  • 予約申請を提出してくれるか(タイミングと書類の段取り)
  • 工事完了報告までを誰が担当するか(社内に専任者がいるか)

補助対象工事の組み合わせ試算(リフォーム)

項目 工事内容 想定補助額
ケースA:シンプル断熱 内窓設置(リビング・寝室) + 高効率給湯器交換 約20〜30万円
ケースB:本格断熱改修 全窓内窓設置 + 床下断熱 + 高効率給湯器 + 節水トイレ 約60〜80万円
ケースC:フル省エネ改修 全窓+躯体断熱+給湯器+蓄電池+太陽熱温水器+バリアフリー 上限100万円

7. よくある質問(FAQ)

Q1. リフォーム枠は本当に「全世帯」対象ですか?

要件を満たす場合に申請可能です。子育て世帯や若者夫婦世帯への限定はなく、シニア世帯・単身世帯も対象に含まれます。ただし、対象住宅は原則として平成28年(2016年)12月31日以前に新築されたものに限定されます。

Q2. 必須工事を1つもやらず、バリアフリー改修だけで申請できますか?

できません。バリアフリー改修・防災改修・子育て対応改修などは「任意工事」に分類され、開口部の断熱改修と躯体の断熱改修(義務基準に相当する工事では、これに特定エコ住宅設備の設置を加えたもの)を同時に実施することが条件です。詳細はお住まいの自治体や登録事業者にご確認ください。

Q3. 他の補助金(窓リノベ等)と併用できますか?

住宅省エネ2026キャンペーンの中では「同一の工事箇所での重複申請」はできません。たとえば窓改修を「窓リノベ2026」で申請した場合、その窓は「みらいエコ住宅2026」では補助対象外となります。ただし、別箇所の工事を別事業で申請する組み合わせは可能なケースがあります。

Q4. 申請手続きは自分でやる必要がありますか?

施主が直接申請する制度ではありません。事業に登録された施工会社(登録事業者)が、施主に代わって事務局へ申請します。施主側は契約・工事費の支払い・必要書類への署名などで関与する形です。

Q5. 着工がすでに2025年11月28日より前です。何か救済策はありますか?

みらいエコ住宅2026事業の対象にはなりません。ただし、自治体独自のリフォーム補助金や、住宅省エネ2026キャンペーン内の他事業(窓リノベ・給湯省エネ等)で対象になる可能性があります。詳細はお住まいの自治体にご確認ください。

Q6. 予算が早期に終了したらどうなりますか?

予算上限に達した時点で受付終了となります。前年事業では一部枠が早期終了したため、第1期(〜2026年5月12日)または予約申請の早期確保が安全策です。完了報告ベースではなく予約申請ベースで枠が確保される設計のため、契約直後の予約手続きが鍵となります。


本記事の免責事項: 本記事は2026年4月時点で公表されている国土交通省「みらいエコ住宅2026事業」公式情報および住宅産業新聞報道に基づいています。補助額・要件・スケジュールは事業の進捗や予算消化状況により変更される可能性があります。最終的な申請可否・補助額は、事務局公式サイトおよび登録事業者を通じて必ずご確認ください。「必ず受給できる」ものではなく、要件を満たす場合に申請可能となる制度です。

参考・出典


あわせて読みたい


補助金を活用してリフォームしたい方へ

ご自宅・ご予定の工事で「みらいエコ住宅2026」を含めて何円もらえるかを3分で確認できます。

事業者選びでは「事務局の登録事業者か」「予約申請をしてくれるか」を必ず確認してください。


関連ガイド: リフォーム補助金2026年版まとめ|国4事業+自治体200制度・最大300万円もらえる選び方

━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
掲載情報に誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

補助金対応の業者から無料で一括見積もり

リフォーム業者を最大3社まで無料で一括比較できるサービス。同じ工事でも業者によって数十万円の差が出ることがあり、相見積もりで適正価格を把握できます。「安心」を重視した審査済みの加盟店のみ紹介されるので、初めての方でも比較しやすいのが特徴です。

無料で見積もりを比較する →
完全無料|最大3社を比較|しつこい営業なし

【PR】広告 | 提携先の見積もりサービスに遷移します