速報ニュース
(初出: 2026/5/20)・ 約6分で読めます
スーパーガルテクト商品ページ掲載写真
写真出典:アイジー工業

アイジー工業の値上げ2026|6月出荷分から18%以上、外壁・屋根工事の確認点

価格・納期とあわせて、工事に合う補助制度を確認しましょう

住宅・工事・製品の要件や他制度との併用可否は制度ごとに異なります。
申請時期や工事前写真などの要件は制度ごとに異なります。契約前に対象製品・手続きの順序を確認してください。

お住まいの地域と工事内容から対象となる可能性のある制度を確認できます。

アイジー工業は、2026年6月1日の出荷分から、外壁材・屋根材などを18%以上値上げすると発表しました。対象はアイジーサイディング、アイジールーフ、アイジーヴァンドの全商品で、本体だけでなく付属品も含みます。

今回の基準はメーカーの出荷日です。施主の契約日や現場の工事日とは異なります。また、18%以上という改定幅は商品価格の話であり、足場や施工費を含む外装リフォーム総額の値上げ率ではありません。

この記事では、2026年5月13日の発表を9月25日に再確認し、これから外壁・屋根工事を頼む方へ、対象製品、見積書の比較方法、工法の確認点を整理します。

価格改定の対象と適用日

項目 公式発表で確認できること
発表日 2026年5月13日
適用日 2026年6月1日出荷分から
改定幅 18%以上
対象 アイジーサイディング、アイジールーフ、アイジーヴァンドの全商品
対象範囲 本体と付属品

出典:アイジー工業・価格改定のお知らせ。品番ごとの価格、販売店の見積価格、納期は個別に確認してください。

契約日ではなく、出荷日が基準

契約、メーカー出荷、現場施工を分け、価格改定の基準が出荷日であることを示す図

例えば、適用日前に施工会社と契約していても、メーカーからの出荷が6月1日以降なら、契約日だけを理由に旧価格になるとは判断できません。実際の扱いは、施工会社との契約内容や販売店の手配条件も確認する必要があります。

現在は適用日を過ぎています。新規に工事を頼むときは、現行の品番別価格で見積もることと、見積有効期限を確認することが先です。過去の期限に間に合わせるよう契約を急ぐ案内は適切ではありません。

3つの製品群は用途が違う

価格改定の対象は広いものの、すべてが同じ住宅部位に使える製品ではありません。

製品群 主な用途 戸建てリフォームでの見方
アイジーサイディング 金属製外壁材 外壁の張り替え・カバー工法などの候補。既存壁と下地の状態を確認
アイジールーフ 金属製屋根材 屋根の葺き替え・カバー工法などの候補。既存屋根の種類と状態を確認
アイジーヴァンド 鉄骨造非住宅向け外壁材 一般の戸建て用外壁材と同じ前提で比較しない

外壁:柄や色と、施工条件を一緒に見る

アイジー工業が掲載するアイジーサイディングの外壁例

写真出典:アイジー工業・商品情報。アイジーサイディングのメーカー掲載イメージです。個別品番の施工実績としては扱っていません。

外壁は面積が大きく、小さな色見本と建物全体では印象が変わります。候補の柄、張る向き、窓廻りの納まり、出隅や水切りなどの付属部材までそろえて比較します。材料本体の単価だけが安くても、形状に合う付属品や納まりの工事が増える場合があります。

既存の外壁に重ねるカバー工法は、すべての傷みを覆えば済む方法ではありません。雨漏りや下地の腐食が疑われる場合は、原因を確かめてから施工範囲を決めます。

屋根:スーパーガルテクトなどの品番を明確にする

アイジー工業が掲載するアイジールーフの屋根例

写真出典:アイジー工業・商品情報。アイジールーフのメーカー掲載イメージです。色、屋根形状、採用品番によって仕上がりは異なります。

アイジールーフにはスーパーガルテクトなどの製品があります。商品名が似ていても仕様が違うため、見積書にはシリーズ名だけでなく品番、塗装仕様、色、必要な付属部材を記載してもらいましょう。

屋根のカバー工法と葺き替えでは、既存材の撤去・処分、下地や防水層の確認範囲が変わります。見積書に同じ屋根面積が書かれていても、同じ工事とは限りません。メーカーの施工条件に合うかも含めて現地調査が必要です。

外壁は張り方向、屋根は塗装と長さで候補を絞る

外壁材と屋根材は使用部位が違うため、同じ面積単価で優劣を付けません。ここでは2026年9月25日に確認した仕様から、それぞれの用途の中で判断に役立つ差を示します。上の写真は製品群のイメージで、以下の個別仕様を写真だけで特定したものではありません。

外壁の具体例として、SP-ガルボウは、フラットな意匠のたて張り用金属サイディングです。厚さ25mm、働き幅300mm、重量17kg/3.3㎡、標準長さ4,000mm。長さ2,780〜8,000mmの受注生産もあるため、縦の継ぎ目を減らしたい壁面では長尺品が比較候補になります。一方、長い材料を運び込めるか、窓や軒まわりに収まるかは別の条件です。横張りを希望する場合や、既存材へ部分的に張り継ぐ場合には、張り方向とかん合形状が適合する別品番を選びます。

アイジーサイディングは金属板と断熱材を一体化した外壁材です。SP-ガルボウの仕様にある厚さ25mmを、そのまま断熱材だけの厚さや家全体の断熱性能として読まないでください。外壁の断熱改修が目的なら、既存壁・窓・通気層まで含む工事案で比較します。

屋根は次の3製品が比較対象になります。

屋根材 塗装・働き長さ 候補にする理由
スーパーガルテクト 遮熱性ポリエステル樹脂塗装、2,960mm ちぢみ塗装の質感を選びたい一般的な屋根改修
スーパーガルテクト フッ素 遮熱性フッ素樹脂塗装、2,960mm 色の変化への備えを重視して塗装仕様を比較したい場合
スーパーガルテクトC 標準品と同じ塗装仕様、1,820mm 狭い現場などで短尺材の取り回しを優先したい場合

出典:アイジー工業・屋根材3製品の比較。標準のスーパーガルテクトは最大厚さ16mm、重量5.0kg/㎡で、屋根材と断熱材を一体にした構成です。軽い材料でも、カバー工法では既存屋根に重量を加えるため、下地の健全性や屋根形状の確認を省けません。

保証も同じ言葉にそろえて読む必要があります。標準品とCは塗膜15年、フッ素は塗膜変褪色20年、赤さび20年・穴あき25年は共通して案内されています。塗膜の保証と雨漏り・施工の保証は別です。 保証登録やメーカー規定の条件があり、長い保証年数だけで点検・補修が不要とは判断しないでください。

18%以上の材料値上げと、工事総額を分けて考える

外装リフォーム費用を外壁と屋根材、足場と施工、下地と撤去に分ける図

外装リフォームには、本体・付属品のほか、足場、養生、施工、撤去処分、下地補修などの費用がかかります。商品価格の改定率を工事総額へ一律に掛けないことが大切です。

例えば、改定前の仮の見積もりが材料80万円、その他の工事120万円で合計200万円だったとします。仮に材料の見積額だけが18%増えるなら、増加は14万4,000円、合計214万4,000円です。総額が18%上がる計算ではありません。これは内訳を説明する仮例です。公式の改定幅は18%以上であり、実際の品番や販売条件にこの計算をそのまま当てはめることはできません。

見積書で分ける費用 確認すること
外壁・屋根の本体 品番、数量、単位、発注ロスを含むか
付属品 見切り、出隅、水切り、棟など、どこまで含むか
足場・養生 建物の形状、道路条件、隣家との距離による追加の有無
施工 カバー・撤去を伴う張り替え等の工法と範囲
下地・防水層の補修 調査済みの範囲と、解体後に判明した場合の扱い
撤去・処分 対象材、数量、調査や処理が必要な場合の費用

税抜と税込、材料面積と施工面積の違いもそろえます。一式表示が多い場合は、少なくとも材料と施工、追加費用の条件に分けた説明を依頼しましょう。

値上げ後、工事を急ぐか迷ったときの判断

雨漏りや剥がれがある場合は状態確認を優先

室内に雨水が入る、外壁材が浮いている、屋根材のずれがあるなどの場合は、将来の価格予測より現状の確認が先です。点検結果を写真で説明してもらい、応急処置と本工事の範囲を分けます。高所の確認は自分で登らず、調査を依頼してください。

外観の更新が中心なら、同条件の比較に時間を使う

不具合が少なく、色や雰囲気の変更が中心なら、施工方法と必要な範囲をそろえた見積もりを比較できます。値上げニュースだけを理由に即決せず、何を直す工事なのか、別の工法ではどこが変わるかを確かめましょう。

外壁と屋根をまとめる場合も、不要な工事は増やさない

同時施工によって足場などの重複を減らせる場合があります。ただし、屋根と外壁の劣化具合は同じとは限りません。別々に行う見積もりと一緒に行う見積もりを比較し、共通費がどれだけ変わるか、まだ不要な部位まで更新していないかを見ます。

よくある質問

本体だけの値上げですか?

公式発表では、本体と付属品の両方が対象です。本体単価だけで旧見積との差を計算せず、付属品の価格も含めて確認します。

カバー工法なら安くできますか?

撤去範囲を減らせる場合がありますが、既存材や下地の状態、建物の納まりによって適否が変わります。価格だけで選ばず、調査結果とメーカーの施工条件を確認してください。

今後、価格は下がりますか?

今回の公式発表から、将来の値下げ時期は分かりません。原料の変動と販売価格の変更を同じと考えず、見積もりの有効期限と現時点で必要な工事をもとに判断します。

外壁や屋根を替えれば補助金を使えますか?

外観の更新や屋根材・外壁材の交換だけで、一律に対象になるものではありません。断熱改修等の対象工事や住宅条件を満たす必要がある場合もあります。利用したい制度はリフォーム補助金ガイドで整理し、採用予定の工事が対象になるかを申請前に確認してください。補助金で必ず値上げ分を埋められると考えて予算を組まないようにしましょう。

みらいエコ住宅2026事業のリフォーム上限は、新築時期と要件化工事の基準に応じて1戸あたり40万〜100万円です。先進的窓リノベ2026事業は住宅1戸あたり100万円が上限です。

出典:住宅省エネ2026キャンペーンの補助対象と補助上限

出典

確認日:2026年9月25日。発表日は変更せず、適用日を過ぎた後の見積もり確認に合わせて説明しています。

価格・納期とあわせて、工事に合う補助制度を確認しましょう

住宅・工事・製品の要件や他制度との併用可否は制度ごとに異なります。契約前に対象製品・手続きの順序を確認してください。

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━━ この記事の監修体制 ━━

リフォーム補助金ナビ編集部

編集部の保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)宅地建物取引士

国土交通省・各自治体の公式発表に基づき、補助金情報を毎日更新しています。
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